映画や舞台を観ました。

映画や舞台を観た記録です。

アメリカン・ハッスル

2014-02-18 22:48:15 | 舞台



『アメリカン・ハッスル』を観て、帰ってきて飲みながらの更新。
ちょっと失敗したなあと思うのが、この映画、アカデミー賞の候補っていわれてたじゃん。
だから結構構えて観てしまったなと。

本来ならバカバカしい笑える映画だったんじゃないかなと。

う~む、でもなんでこの映画がアカデミー候補なんだろ?
確かにおっぱいとおしりは魅力的だったけどさ。ヒュー・ジャクソンざまぁみろって感じなのかな?

私はどちらかというと『キャプテン・フィリップス』かな。
でも『アメリカン・ハッスル』も最後まで展開が読めなくてドキドキでしたよ。

トリック ラストステージ

2014-02-11 16:39:24 | 映画


TRICKの完結編がいよいよ封切りになりましたね。
去年の暮れから正月にかけて、深夜に再放送されていたり、ガッツリとTRICK漬けになったなかで、映画館で観ること3回。

堤監督によると大人の事情なのでしようがないとのことだけど、そうするとやっぱり仲間由紀恵さんなのかなあとも思うけど、もちろん彼女には幸せになって欲しいと思いますが、何事もなかったかのようにまた2年後、しれっと最新作が公開されたなら、みなは暖かく彼女を迎え入れることでしょう。

でも今回、仲間さんすごいノリノリだったよなあ。
もうダメなのかと、少し思ったりしてたけど、全然そんなことなかった。

あっ、それでスクリーンで何回か観た中で、前の列に座ってた高校生くらいの女の子二人組がいたんだけど、帰り際に「結局生きてたのか?」とか、いろいろと首を傾げながら二人で話してるんですよ。
もうね、話しかけて、そこはこうなんだとか説明したくてしたくて笑。
そうだよね、若い子たちなんかTRICK初めてだけど話題だから観てみようなんていう子もいるかもしれないからね。

だから今日はネタバレも恐れず、この場で言わせてもらうことにしよう!!

特に最後の場面、上田教授が霊能力者を待っていたら、最後に山田がやってきて封筒のマジックをやりだすじゃないですか、あれね、第1話で上田教授と山田が、初めて会ったときのマジックと一緒だったんだよね。
第1話でも上田教授が本物の霊能力者をテレビの番組で募集してて、劇場をクビになったマジシャン山田がたまたまそれを観てて賞金狙いで挑戦するんだ。
だから、昔の映像とシンクロしてるんだよね。

それから細かいことを言えば、はじめの方の脱出マジックのドッキリで、山田が仲間由紀恵さん似のマジシャンって紹介されると、観客から「ヤンクミ?」とか言う声が上がるじゃないですか。
そして最後の場面で、死んだはずの山田が時間ギリギリで上田教授の前に現れるんだけど、そのときの髪型、あれは仲間由紀恵さんのブレイク作品である『貞子』なんだよね。
それからそれから、脱出マジックの観客に引退した石原刑事がいたの気づいたし。

振り返ってみれば、当時振り返ればテレ東といわれて、視聴率万年4位に甘んじていたテレ朝は、この番組のヒットをきっかけにだんだんと上昇し始めたんだよな。

あ~あ、このまま終わっちゃうのはもったいないですね。
まだやってるうちに、あと一回くらい観ておこうかな。

藤田嗣治展

2014-02-10 16:12:43 | 展覧会
大阪のオリックス劇場でミュージカル『愛の唄を歌おう』を観た次の日は、京都に向かう予定でしたが、ホテルのすぐ近くで『藤田嗣治展』をやってるようだったので寄ってみました。

場所は難波のホテルモントレ グラスミア22Fの山王美術館というところです。
ちょっと小さめの美術館だったので、そんなにメジャーではないのかな。

ホテルの結婚式などを行うチャペルに併設された美術館でした。




私が藤田嗣治さんの作品をはじめて観たのが箱根のポーラ美術館で、ルノアールとかモネのぼんやりした作風の絵の中で、とても個性的で印象に残ったんだ。
それ以来藤田さんの絵があるというと、寄ってみたくなるのです。

山王美術館は実際に行ってみるとほんとに小規模で、美術館というよりもホテルのホールの1室を絵画の展示スペースにしていると言った雰囲気だったのですが、中の人たちの接客が本当に素晴らしくて手厚くもてなされてしまいました笑。
展示室にいらっしゃる方も、一つ質問をしたら藤田嗣治のことをたくさん教えてくださって。

藤田嗣治(レオナール・フジタ)は、1900年頃フランスのパリに留学していました。
当時のパリはスペインからピカソ、イタリアからモディリアーニ、ロシアからシャガールなど、世界中から芸術家が集まってきていて、そのなかで藤田嗣治は、どのように自分のオリジナリティを出していくのか、苦悩していたんだって。

そして、山王美術館には、まだ油絵の絵の具を買うお金もなかった時代の藤田嗣治の水彩画が何点かあって、そのなかの『目隠し鬼ごっこ』という作品はとても良かったです。

私が行ったのは藤田嗣治展の最終日だったのだけど、藤田嗣治の作品は山王美術館の所蔵品で、年2回くらいコレクション展として展示されるそうです。
入館料は大人1000円で学生500円、なんば駅からすぐのところにあるので近隣にお住まいの方は、いつかこの展示が行われているのを見つけたら、行ってみてくださいな。


P.S.そして大阪では、地下鉄の通路でこんなポスターを発見!!




『ターナー展』のポスターでした。
これ、実は去年の暮れに東京上野でも行われていて、このブログに書きそびれてしまったけど私も行ってきました。
そして去年日本で観た絵画展のなかで一番素晴らしかった。
『レオナルド・ダ・ヴィンチ展』や『ミケランジェロ展』と比べたら、絵画の展示数が圧倒的に違う。
レオナルドやミケランジェロは絵画が少なすぎてスカスカだったからさ。

映画もそうなんだけど、見ただけでその時の自分をリセットできるっていうか、そういう1枚ってあるよね。
もしね、時間に追われる毎日の中で自分を見失いそうになったら、3時間だけ時間をもらって神戸に行ってください。
仕事が早く終わって友達と「なにしようか?」っていう時があったら、神戸市立博物館まで足を伸ばしたらいい。

そしてね、ターナーの『月光、ミルバンクよりの眺めた習作』の前に立ってみてください。

あなたのなかで、何かが変わると思うから。

アルゴリズム、虎よ!

2014-02-05 23:35:48 | 舞台
大阪から帰ってきて、早速舞台を観に行ってきました。

大阪はかなり暖かくて、コートもいらないくらいだったのですが、やっぱり関東は寒いねぇ。
西日暮里駅を降りて、北風に立ち向かいながら戸野廣浩司記念劇場に向かいます。






劇場に着いたのは10分前で、その時点で座席はほとんどぎゅうぎゅう詰めに埋まってましたね。
年明けに、私はたまたま寝ながらANNを聴いていて、そこでこれに出演する藤江れいなさんが「今なら券がまだ少しあります」って言ってて、もそもそベッドから起きだして眠い目をこすりながら取ったんだったかな。

だからお勧めしたいのだけど、チケットもうないと思う笑。

それでね、舞台のサイトの説明で

「とある組織を舞台に、一人の娘によって暗号を解く鍵・アルゴリズムが変わってしまい、
 話がおかしな方向に進んでいってしまうコメディ。」

って書いてあって、安堂ロイドみたいなすごいSFチックなものを想像するじゃん。
でも、それは全然違って群馬の山の中の話でしたよ笑。

ある種密室ミステリー的でもあり、ちょっとおかしな兄弟と、すごく胡散臭い業界人みたいな3人の計5人だけで繰り広げられる物語。

ほんとにムゴイいじめの話だけだと、日テレのドラマみたいに引いてしまうけど、この舞台はそうではないし、重厚なストーリーの中にも、常に楽天的な雰囲気が漂っているというかさ。

そして主役のれいなさんはというと、初めてあんなに近くで観たけれど、すごっく色白で、すっごく色白だから血の赤がすごく似合うんだなあ、これが。
それに、トランスの表情といい、ちょっとヤバかった。

すっごくセクシーでしたとさ笑。
いや、セクシーな役柄ではないんですけどね。
そこはかと・・・というか笑。

早く次の舞台が観たいものです。