映画や舞台を観ました。

映画や舞台を観た記録です。

ソルト

2010-08-09 01:05:12 | 映画


なんか映画ってヤバい!!
どんなに仕事で疲れ切っても、ストレス溜まりまくりでも、マックでハンバーガーとシェークを流し込んで、ファンタでも買って椅子でふんぞり返っていれば、そんな自分をリセットできてしまうのだから。

いままで散々映画館で『ソルト』の予告編を観てきたけど、その先があったのがなんか良かった。
この映画の流れというか、考え方というか、私は好きです。
そういう意味では恋愛映画であり、家族愛の映画でもある。
愛は裏切らないし、正義は勝つ。
やっぱりハリウッド映画はこうでなければ。

でもアンジェリーナ・ジョリーさん、この撮影で傷だらけになったんじゃないか?
こんな映画ばっかり撮ってるからあんなにスタイルが良いんだ。

なんてこの映画を観るとアンジェリーナ・ジョリーが好きになること請け合いです。
いままではちょっとアンジェリーナ・ジョリーとジェニファー・ロペスって混同しがちだったけど、これでアンジーは覚えた。
どっちがブラッド・ピッドの奥さんなんだっけ?

みなもかたい話抜きでこの映画を楽しんでみてください。

エアベンダー

2010-08-06 14:43:21 | 映画


エアベンダーを観ました。
この映画も夜に観て、ちょうどいい時間帯にやってるのがこれしかなかったからなのですが、ほんとに気軽に楽しめれば良いなという気持ちで映画館に行きました。

こういうのはファンタジーアクション映画とでもいうのでしょうか。
設定はこれ地球なのかな?
世界が地、火、水、気の4つの国に分かれていて、それぞれ地、火、水、気を操るファイターのような戦士がいて・・・という話だ。
でもこれって昔から日本では定番分け方で、聖闘士星矢なんかはそれが星座で氷河を操るセイントなんていうキャラクターもいたし、北斗の拳ではそれこそ南斗五車星とかで風のヒューイだとか炎のシュレンとかいたし、この映画もそのまんまその要素なので、おそらく日本人だったらこのような映画を作るのは二の足を踏むのではなかろうかと思われる。

でもその拳法も北斗の拳みたいにスプラッター的なものではなくてコミカルな感じもするし、『ネバーエンディングストーリー』を観るような気持ちで臨めば楽しめます。

それにそれぞれの国の画がきれいで、火の国はカンボジアのアンコール遺跡のところで撮ったのかな?と思ったら、エンドロールで確認するとベトナムだったから当たらずも遠からずで、北の水の国の荘厳な氷の王国は、このあっつい夏に観る映画としてはぴったりのヒンヤリ感がGOODでした。
で、観終わった直後に思ったことは、あれ?この映画確か初めのところで第1部っていって始まらなかったっけ?っていうこと。
もしかして続編もあるんでしょうか?
もしあるなら火の国編は冬に公開して欲しいものです。

監督は『シックスセンス』や『ヴィレッジ』のM・ナイト・シャマラン監督でした。

28 1/2 妄想の巨人

2010-08-06 10:32:55 | 映画


さて、東京セレソンデラックスの舞台『くちづけ』を観たのが実は8月1日映画の日で、舞台の熱に当てられたようにふらふらと新宿から渋谷のユーロスペースへ。
初めて副都心線というヤツに乗りました(笑)

だから、もしかしたら観た時期が悪かったのかもしれない。
ただ、やってる回が21時過ぎからの一回だけだったし、せっかくの映画の日だったし・・・

私がこの映画を見たのは、ここでこの映画すごくおもしろかったということを書くがために観たので、正直押井監督という人のことを良く知りませんでした。
アニメとか、他の分野でとても有名な方のようで、つまり映画とか舞台にはほとんど関係のない方のようで・・・

で、自分でも考えてみました。
この映画は、普段地味に生活して地味な仕事をしている人が、自分も光の当たるところに立つことを夢見るというか、スポットライトに当たりたいという渇望がある、というか、そのワンアイデアのみで作り上げた映画です
さらにそのワンアイデアの背景を表現するために新しく何かを作るのではなくて、自らの2年前に封切られた舞台をドキュメンタリータッチで撮るという方法をとりました。
例えばこのワンアイデアで、もし映画に精通した監督が知恵を絞って作ったならば、他にもっと良い映画が出来たものなのだろうかと。
つまり撮り方に問題があったのか、そもそもこれでは無理なのか。

ちなみに私が知ってるスチールカメラマンの何人かは映画に登場してくるような人はむしろ少なくて、ほんとはヒマヤラの高地とかアマゾンの奥地で咲く希少な花の写真を撮ることに生涯をかけていて、でも仕事としてスチールの仕事もやってるんですよ、なんて人だとか、何かのコンテストというのでしょうか?そこで賞を取ることを目指しているんだけど、とりあえず仕事としてスチールを。というような尊敬できる人が多かったけどな、男も女も。
だからちょっとステレオタイプだったのかもしれないですね、この映画の主人公は。

ほんとうはもっと観てる人たちが動く鉄人というものに愛情を持って、動くということにワクワクするようにしなくちゃいけないのにそれが感じられなかったし、なんかかなりヘビースモーカーなんだなとか思ったり、舞台の鉄人28号のゲネを観た関係者が押井監督を酷評するという場面があるのですが、それがまったくシャレになってなくてほんとその通りだと観てる人も激怒しだすというか・・・

あぁ~嘘です。
きっと押井監督のファンの人だったら、こういう経緯もあるのかなと楽しめるかもしれません。
それに主演の奥田恵梨華さんがきれいに撮られているので、そこが見所です!!
仕事でイヤなことがあったときとか、そういう陰鬱とした気持ちの時に観ると良いかもしれません。

くちづけ 東京セレソンデラックス

2010-08-05 15:42:06 | 舞台


東京セレソンデラックスの舞台『くちづけ』を観てきました。
初めてセレソンの舞台を観たのが夏の3部作『夕』だったので、私にとってセレソンは夏の風物詩と言っても良いかも。
私が観たのは千秋楽だったのですがどうでしょう?このBLOGを観てくれている方、けっこう見逃した方多いのではないですか?
これがね~、なんと今までのセレソンの舞台で、1、2を争う出来でした。
すごく良かった。

宅間さんは、結婚されてもまったくパワーが落ちないのは恐れ入るけど、ただ結婚したからこういう舞台も作るようになったのかなあと思わないではありません。
すごいです。
知的障害者の人々の役柄があって、幕が開いてすぐは「なんかちょっとイヤだな」って。
それはどういうことかというと、安直な動物ものとか子供を使ったお涙頂戴物だったらイヤじゃん。
で、そういうものかと一瞬思ったのですがとんでもない、舞台として素晴らしい、おもしろいものになっていました。

なんかセレソンの舞台はボクシングの試合をしてるみたいな感じなんだ。
セレソンの舞台を観に行く男の多くは、こんどこそ泣かないようにしようというかなりの決意を持って劇場に赴く人が多いと思う。
なのでガードを高く上げて、姿勢を低くして試合に臨むんだ。
はじめから警戒しまくりで試合開始。
でもね、しばらくするとボディとかに地味なパンチが単発で当たりだして、しつこいくらいボディを攻められてガードが下がったところを見事にクリーンヒット。
もちろんすぐに立ち上がるんだけどね。
またやられちゃんだよね。
この日はいったい何回ノックアウトされただろ?
筋書きもすごいんだけど、最後の、ここで決めるっていう時の役者の腕力というか全身全霊のラッシュの凄さはこれぞセレソンの舞台というのを思い出させてくれました。

まあ、ちなみに私はそのだいぶ前の歌のところで、もう10カウントを聴いてるんだけどね。
歌もセレソンの舞台のキーワードだよな。
今回はアン・ルイスさんの曲なのですが、そういうソールフルじゃない感じでね、これがね~加藤さんの声質がね~雰囲気がね~
と、まあこれは、おそらくこのブログを観てくれている人たちは『くちづけ』を見逃してしまった人も多いと思うし、私の胸の中にしまっておくことにいたしましょう。

そんなこんなの『くちづけ』でした。
ヒロイン役は加藤貴子さんで、どんな人なのかとネットで調べてみると今田さんと東野さんとの共演がイヤでイヤでたまらなく、収録に向かう新幹線の中で吐いたとかいうエピソードがあっておもしろいなあと思った。
あと、伊藤高史さんと東風万智子さんは、昔より今のほうが全然良くて、素晴らしいと思いました。
越村さんは次の作品では観られるのでしょうか?
こんどはまたチャッキチャキの恋愛ものなんかを観れたら良いなあとも思うけど、宅間さんの視点は家族とか、そういう方へいってるんですかね。
なにはともあれまた新作に期待することにいたしましょう。

もし今度東京セレソンデラックスの舞台を観てみようと、そう思った初見の方がいるとすればひとつだけアドバイスがあります。
それは絶対に千秋楽だけは避けること。
なぜなら、もう1回観たいと思うこと請け合いだからです。
現にいまの私がそう(笑)

でもなあ、さすがに地方は無理だよ。
ねえ。