映画や舞台を観ました。

映画や舞台を観た記録です。

エクソダス 神と王

2015-02-14 22:02:55 | 映画



久しぶりにスクリーンで映画を見てきました。

この映画、エジプト王の歴史物だから観たかったんだ。
以前、欧米でかなり人気になったクリスチャン・ジャックというフランス人が書いた『太陽の王ラムセス』を読んで以来、ずっとエジプトの歴史には興味があったからね。
なにしろ、まさにその小説に出てくるラムセスとモーゼの話だったからさ。

久々のスクリーンだったし、3Dにしたし、大画面の日劇だったからかなり期待していたのですが、内容のあまりのお粗末さに逆にビックリという結果に。

私もこの時代に詳しいわけではないのですが、このラムセス王の時代にエジプト王朝はとても栄えて、素晴らしい王という評価なはずなのに、ユダヤ教のモーゼを神格化するために、ラムセスがとんでもない暴君に描かれていて、途中からダメだこりゃ〜という感じ。

でも、まだやっぱりわからないことだらけだ。
エジプトで使役に従事させられていたヘブライ人が、エジプトを脱出して目指したのはカナンの国というところなのだけど、カナンというのは現在のパレスチナのことだそうです。
でもなんでカイロの東北にあるパレスチナに行くのに、わざわざ南下して、紅海を渡ってシナイ半島に出てからパレスチナを目指すのか謎だし、だって日本でいうと、東京から仙台に行くのに、いったん久里浜まで行って東京湾を渡って木更津に行ってから北上して仙台に行くみたいな不自然さだしさ。
そもそもヘブライ人のために、ユダヤ教の神様がエジプト人を殺戮しまくるんだけど、実際こういう映画をキリスト教の人が観て、どういう気持ちになるんだろうというのがほんとに不思議なところだ。

一神教というのはわからないものだなあ。
だって、ノアの箱舟だってノアの家族以外皆殺しにしちゃうんでしょう。

まあ、そんなこんなで残念な映画だったわけですが、せっかくなので映画館にはもっと頻繁に行って、たくさんの面白い映画と出会いたいと思う今日この頃。
私はこれから、他の人はどう思ったのかも気になるところなので、この映画のレビューとかを観に行こうと思っております。

それではまた。