なんか知らず知らずのうちに９月になってしまって、今年もあっという間に夏は過ぎてしまったなって。
夏の前には、今年はこれもしようあれもしようって思いを巡らせてはみるものの、夏の足取りはあまりにも早いので一瞬のうちに目の前を通り過ぎてしまいます。
だからせめて最後に、もう一度だけ夏の気分を味わいたいなということで、借りぐらしのアリエッティを観に行きました。
実はアリエッティは８月の中頃に観て、そしてまた今回と２度目です。
みなは夏というとどんなイメージがある？
太陽がじりじりと照りつけて萌えるような草木の緑とそれを濡らす朝露や夕立、そして蝉の音がジンジンと鳴り響くのなかで、なにか自分だけがぽつんとそこに存在しているかのような、そんな静寂。
そんな夏のもの悲しさがぎゅっと詰まった映画です。
夏が終わり自分の居場所に戻る前に、まだもう少しだけこの映画で夏を満喫してみてはいかがですか。
それに夏の初めにこの映画を観た人は、夏の終わりに今一度観てみると、また違った気持ちになれるかもしれないよ。
そんなこんなの『借りぐらしのアリエッティ』でした。
