旅行から帰ってきた次の次の日、企画演劇集団ボクラ団議vol.17『十七人の侍』を観に行ってきました。
会場は渋谷PLEASURE PLEASUREの右側にあるCBGKシブゲキ!!で、日曜の午後にここを訪れるのはちょっと複雑な心境ではありましたが、しかしながらかなり居心地の良い客席でした。
やっぱり広くて新しい劇場はいいですね。
そういえば、劇場の花で”ととろ”さんへ、と書かれていたのがあって、きっとぽっちゃりしたトトロみたいな女性なんだろうなあと思っていたら、”とろろ”さんの間違いだということに前説で気がつくという笑。
そんな雰囲気の中で舞台は始まったのです。
今回の『十七人の侍』の設定自体は結構ありがちだと思うんです。
タイムスリップして戦国時代が舞台というのは。
しかしながら一筋縄ではいかないのが演劇集団ボクラ団議。
レオナルド・ディカプリオの『インセプション』なみに入り組んだストーリー設定になっていて、でもよくわからなかった映画の方と比べて、ちゃんとストーリーを把握できたのは今出舞さんの役のおかげなのでしょうか?
前作の『時をかける206号室』の時もそうだったけど、ボクラ団議さんの舞台って、今出さんがいなかったら果たして成り立つんだろうかというくらいの感じでさ笑。
とにかく彼女のストーリーテラーっぷりに驚嘆した2時間半でした。
でも、また普通の役をやっている彼女も、観てみたいモノですけどね。
そして、ボクラ団議さんでいうと、前回観た『時をかける206号室』の時はすぐに死んじゃった女優さんの出番がちょっと長くなっていたのがうれしかったです。
きっと劇団としても、今が一番良いときなんでしょう。
ここからさらに人気が出たりすると、独立していく人なんかも出てくるのかもしれないし。
さて、そんな『十七人の侍』でしたが、最後は旅行帰りで気分が高まっていたりしたのもあって、ホロリとしてしまう瞬間もありました。
ありがちな舞台設定でありながら、しかしながら複雑な構造をしたストーリーを展開させつつ、説明に終始するのではなく爽快なアクションあり、笑いあり、決して飽きさせずに最後にはホロリとさせるというそんな舞台。
なんていうんだろう?ボクラ団議さんの舞台は、数学的な舞台なのかも知れないですね。
次の舞台もすごく楽しみな劇団です。
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と・・・この記事をUPして、だいぶ経ってから気がつきました。
違う!!この舞台はタイムスリップなんかしていなかった!!
違います。開発者の人たちが自ら作ったゲームの世界に入り込んでしまうという設定でした。
全然違うじゃん。
舞台で異空間を演出するためにはどうすれば良いんだろうと考えていて、タイムスリップとかして過去や未来を演出するのが手っ取り早いのかなとか思ってたらすっかり間違えてしまいました。
なんてことだ。
ハッシュタグまでつけて、恥ずかしい・・・
この記事どうしたものだろう・・・
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