映画や舞台を観ました。

映画や舞台を観た記録です。

のぼうの城

2012-12-12 10:41:36 | 映画



映画を観る場合って、映画館に行ってから、もしくはWEBでスケジュールを見てからどれを観るのか決める場合もあるけど、この映画は観たいと思って観に行った映画でした。
といっても何か前情報があったわけではなくて、本が話題になったときに時代物だからと敬遠したので、映画になったら観ようと思ってたんだ。

観終わって一番初めに思ったことは、あと10日遅く観たかったなって。
いや、もう壮大な時代物で、こういうのって年末に観たくなるから、今年最後の映画をこの映画にすれば良かったなって思ったくらいよかった。

特に山口さんが良かった!!
ああいうキャラクターは、ゲーリー・オールドマンとか、リーアム・ニーソンには出来ないよ。
スクリーンに映るたびに笑いそうになった。
それにね、でくのぼうで頼りない城主な野村萬斎さんの、声の通ること通ること笑。
市村正親さんも、『テルマエロマエ』の皇帝ハドリアヌス役も存在感があったけど、豊臣秀吉も迫力ありすぎ。
みんながやりたい放題やってるって感じが満載だった。

やっぱり映画で一番大切なことって客を味方に出来るかどうかなのかもしれない。
客が登場人物を好きになってくれたり、共感してくれればその映画はほぼ成功したと言っても過言ではないかも。

悪の教典は最後まで主役がなぜ殺人をするのかわからなかった。快楽殺人者ではないようだったし、だから最後までなんであんなに若い高校生が簡単に殺されていくのか、その意味づけがわからなくて、ただの殺人ショーになってしまってた。

そういう悪の教典のような映画もあれば、のぼうの城のような映画もあると言うことですな。

それにね、全てがハッピーエンドになるわけではなくて、ちくりと刺すような痛みも残るエンディング。
まだ観ていない人は、ぜひ今年最後の映画にこれを選んで新年を迎えて下さい。
最高の映画でした。

007 SKYFALL

2012-12-05 10:15:27 | 映画



ちなみに初めてアデルの曲聴きました笑

ベトナム旅行の機内で『リンカーン/秘密の書』と『トータルリコール』を観ていまいちで、帰ってきて『悪の教典』を観たけどこれも駄目で、少し映画から遠ざかっていました。
そんな中で観たのが伝統の007!!

オープニングのイスタンブルのグランドバザールの場面から釘付けになった。
グランドバザールの屋根の上のバイクチェイスから列車の上のもみ合いを経て、なんと007が撃たれて絶命してしまい、そしてアデルの曲のオープニングへと。

やっぱりいいっすねぇ~これが映画だよ。

だがしかし、007は一命を取り留めてトルコの地方の村で美女と酒の日々を送り、舞台は英国へと戻って行き交うジャガーやレンジローバー。
やはり映画に車は重要だね。
そこでTOYOTAとかBMWでは駄目だよ。

蛇足ですが、村上春樹氏がノーベル文学賞受賞にならないのはそれが原因のような気もしますけどね。
でもノーベル賞じゃないからといって、何が変わるというわけではないですけど。

それにネタバレになるから書けないけど、私はパターンが好きです。
初めからばれちゃうとつまんないけど、「あっ、今回はこのパターンなのかっ!!」ってわかる瞬間。

久々に映画を堪能できたので良かったです。
最後のミス・マネーペニーの腹筋もわかるくらいのタイトドレスも良かった~

絶対におすすめです。
忙しい年末だけど『007 SKYFALL』で2時間だけ、違う世界へと旅立つなんていうのも良いものですよ。