ライラと仲間たち

いろいろな生き物と暮らす楽しくて大騒ぎな日記です。

オオコノハズクの死

2018-07-20 | 野生動物救護
オオコノハズクの《ラブ》が、昨夜、虹の橋を渡りました。

一昨日までは、元気に餌を食べ、水浴びしていたのですが、
昨夜は、止まり木に止まらず、下に降りたまま毛を膨らませており
嫌な予感はしてました。
我が家へ来て、11年6か月、推定年齢12~13歳
片翼骨折で飛行困難ながら、毎日マウス1匹を、ペロッと平らげていた《ラブ》
そろそろ休む時が来たんですね。

我が家に来たばかりの頃。
私の腕に乗っています。






《ラブ》は、私に沢山の事を教えてくれました。
当時、野生動物救護のボランティアになり、右も左も分からない私に
何故、担当獣医が《ラブ》を預けてくれたのかは、未だに不思議なんだけど、
そのことで、猛禽類の扱い方を覚え、骨折した鳥の扱い方を覚え、
ツミ、アオバズクなど、後に続く子達をリハビリし、野生に戻して来ました。
そして、野鳥だけでなく、野生動物のこと、生き物のこと、命のことを
考え、向き合うことを教えてくれました。





片翼だったら野生では、とっくに淘汰されてしまった命、かと言って、
ケージの中での一生が《ラブ》にとって、良かったのかどうかは私には判らない。
今頃は、大空を、思い切り飛んでるかな?
枝に止まって、自然の風を感じてるかな?
明日の朝、山へ行き、土に戻します。
《ラブ》、本当に、ありがとう。
コメント
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