監督：ジム・ジャームッシュ
出演：ビル・マーレイ、ジェフリー・ライト、シャロン・ストーン、ジェシカ・ラング他
ある日突然ある中年男の元に19歳の息子がいるという手紙が届く。隣の親切＆おせっかいな住人に言われるがままに息子とその母親を探しに旅にでる。ビル・マーレイが哀愁たっぷりにでも時としてコミカルに演じる。なんとも言えない間の取り方がすごくいい。
主人公の中年男が旅を終えて戻ってきたときにふと出会った旅の途中だという少年に言ったアドバイス。
「過去はもう終わってしまった。
未来はまだどうなるかわからない。
大切なのは現在だ。」
この主人公が言うから余計に矛盾に聞こえるような、でも変に説得力があるような。
そしてあんなによくFredperryのジャージ上下が似合う外人おやじは数少ないに違いない。
結局何も解決しないままストーリーは終わる。きっと、わからないままのほうがいいこともあるのかな、全部割り切れるほどシンプルじゃないこともあるのかな、って思った自分が少し大人に思えた。