9/25 Thu. [クラちゃんの起床時刻 4:45 AM]
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この日の未明、名古屋駅周辺で 時間30mmのまとまった雨が降り、都市のハブ駅である名古屋市の地下鉄に大量の雨水が流入し、地下鉄駅そのものが冠水してしまう被害が発生、多くの通勤・通学客に影響が出たことが報じられました。
後に この浸水被害の主原因は、この雨に加えて、隣接するビル工事の排水漏れが拍車をかけ、周辺の雨水を地下鉄駅に流し込むことになったことが判明し、半分 天災・半分 人災のような結末となったところです。
ただ ひとつ言えることは 「水は 必ず低い方へ流れる・溜まる」 ということでしょう。
これは 至極単純な自然の摂理ですが、であるからこそ、現代の都市構造においては、降った雨の量だけ 浸水被害につながるという〝都市の脆弱(ぜいじゃく)さ〟を表しているとも申せます。
今回 被害にあった地下鉄駅は、海抜からマイナス何メートルの構造であり、多量の水が発生すれば、駅構内へ水が流れ込むのは必然です。
また、屋外に目をやれば、道路や鉄道を交差させるための 「アンダーパス」 が 同様に低い位置にあり、ゲリラ豪雨などの際には、
まず最初に冠水被害が発生するところです。(写真は資料)
地表はほとんどアスファルトに覆われた中〝正直な性格〟の持ち主の水を どう排していくか、は 現代の都市設計に欠かせない要件となっています。
長野市においても 「北八幡川」 など、雨水被害の常連箇所もあることから、これからの台風シーズンを控え、予断を許さないところです。
昨今、さまざまなタイプの自然災害が発生していますが 「水」 に対する備えについても、意識を高めるべきと。都会の水害が示唆をくれた感 でした。
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