倉野立人のブログです。

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〈川村麒山(きざん)先生の魅力を一同に 「麒山展」が催される〉

2010-03-13 | インポート

3/12 Fri.  [ クラちゃんの起床時刻 6:05 AM ]

 

 

◇ 「篠ノ井まちおこし」の願いを込めて「麒山展」が開会しました。

 

 

3/12(金)~14(日)、長野市篠ノ井公民館2階ホールで、当地に縁(ゆかり)の深い書の大家「川村麒山」先生の書を一同に集めた展示会「麒山展」が開会しました。

 

 

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川村麒山先生に係わる地域での活動については、これまでも何度か触れさせていただいています。

 

 

かつての「中心市街地」として発展するも、時代の趨勢(すうせい)と共に、まちの活力が低下してしまった篠ノ井地域を、住民の手で何とかしよう!と立ち上がった「まちおこしクラブ篠ノ井」の皆さんが、その半生を篠ノ井で過ごし、多くの書を残した「川村麒山」先生の足跡に着目し、その功績・遺作を〝媒体〟として「書のまち篠ノ井」をテーマに、まちおこしに取り組んでいるものです。

 

 

その取り組みには、麒山先生の生誕の地である静岡県袋井市との交流が大きなきかけになったのでした。

 

 

昨年11月、まちおこしクラブ篠ノ井の皆さんが〝麒山関連〟で袋井市を訪問した際、市を挙げて川村麒山先生の功績を活性化の〝原動力〟にしている様子を目(ま)の当たりにし、それを大きな刺激として、篠ノ井においても川村麒山先生の功績を活かさない手はない!ということで、市長に直談判して行政を動かしたのです。 

 

 

その結果、来る平成23年には「イヤーキャンペーン」としての「篠ノ井イヤー」の〝オファー〟を受け、官民を挙げて篠ノ井活性化に取り組むこととなったのでした。

 

 

「イヤーキャンペーン」には市民による自主的な取り組みが不可欠なため「まちおこしクラブ篠ノ井」のような市民団体の活動に期待が寄せられます。

 

 

今回の「麒山展」についても、やや大げさに言えば〝イヤーキャンペーンの前哨戦〟と位置づけられることから、主催者の「まちおこしクラブ篠ノ井」皆さんも、張り切って初日を迎えました。 

 

 

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私は所用で開会式には間に合いませんでしたが、伺えば鷲沢市長も出席され、篠ノ井まちおしの「新たな船出」を共に喜び合われたとのことです。

 

 

会場では、書の愛好家や、用事で公民館を訪れた市民の皆さんが足を止め、数々の大作を見入っています。 

 

 

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中には、熱心にメモを執られる方もいらっしゃいます。

 

 

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会の主宰者で、篠ノ井まちおこしにひとかたならぬ熱意をお持ちの、宮崎一(はじめ)会長が、市民活動公益センターの長田サンや、長野市出身で秋田大学で郷土史を学ばれる学生サンの〝取材〟を受け、熱心な解説に務めておられました。

 

 

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しばらくすると、階段の方からニギヤカな声が聞こえてきます。

 

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地域の小学校のクラスが、社会見学に訪れたのでした。

 

先生から字の読み方や、書に込められた意味などを教えてもらい「ふ~ん」と目を輝かせて観覧していました。 

 

 

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川村麒山先生は、5才のとき、既に筆を持ち「神童」と言われたそうですが、この子どもたちも、この頃から麒山先生に書に触れ、豊かな感性を育んでくれることを願うところです。

 

 

今日は時間で失礼することから、宮崎会長や、(財)麒山館々長の川村龍州さんを初め、居合わせた関係者の皆さんと写真に収まり、展覧会の盛会と、今後のまちおこし活動の活性化を祈念したところです。

 

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