倉野立人のブログです。

日々の活動を みなさんにお伝えしています。

〈 豪雪の影響・教訓 〉

2014-02-19 | インポート
2 /18 Tue. [クラちゃんの起床時刻 5:30 AM]
週末の列島を襲った ときならぬ 「ゲリラ豪雪」 から日にちが経過し、除雪作業に併せて、孤立集落の対応や交通障害への対応など、遅々としながらも社会生活の復旧に向けて間断なく作業が進められています。
と同時に、時間経過と共に、今回の〝雪害〟の被害状況が伝えられるようになってきました。
転倒や除雪時の事故などの人的被害をはじめ、ここに至って、いわゆる二次的被害が散見されています。
交通マヒに伴う物流の遅れは深刻のようで、週末に集荷された荷物が未だ配達に至らないため、その後に出された荷物は、配送センターにさらに留め置かれてしまうこととなり、物流の渋滞に拍車がかかってしまうことになります。

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訊けば、一般家庭はもとより、食堂などの食のサービス業関係者についても、調理場に 肝心の食材が届かず 営業に差支(さしつか)えが生じているところもあるそうです。
また、日頃 豪雪に縁遠い地方にドッカリ積もった〝湿雪〟は、農業用ビニールハウスを押しつぶし、大きな被害をもたらしました。

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今後、さらに被害拡大が予想されるでしょうが・・・冬季の温野菜を守るビニールハウスの倒壊は、農家にとってあまりに痛いものとなってしまいました。
・・・。
今回の〝ゲリラ豪雪〟は、私たちに 改めてさまざまな課題を投げかけるに至っています。
降雪の際の初動対応、除雪体制、避難路(二次交通路)の確保、社会的弱者対策 等々・・・関係当局と改めての検証すべきと考えています。
とりわけ 今回のように短時間で集中的な降雪があった場合〝排雪〟が間に合わないことが、道路の交通障害の温床になったようです。
実は私の集落でも、除雪の際の排雪のもっていき場が無かったことから、地元区長さんに頼まれ、私の後援会事務所の駐車スペースを排雪場に提供させていただいたのですが、このように、除雪は、掻(か)いた雪を片付けて 初めて作業完了といえることから、除雪=排雪 の重要性と 同時に その即応の難しさを実感しました。
また、業者の重機による幹線道路の除雪の一方、宅前や、隣家に通じる通路や近隣の歩道については、行政対応待ちでは間に合わねい面もあり、そこには 周辺住民の協力が不可欠ではないか、とも思ったところです。
雪国においては、除雪の 「住民ルール」 があり、近隣住民が 自分の分担スペースを除雪し、その〝作業の連担〟によって 地区内での最低限の歩経路が確保できるようになっているそうです。
当然、高齢者や障がい者宅前の除雪は、周辺住民がフォローするそうです。
それらを踏まえ 私たちの住む地域においても〝イザというとき〟に備え、住民相互による除雪の 「助け合い体制」 について考えるべき とも思うところです。
除雪 といえば、長野市の進める 「都市内分権」 の原点は、浅川地区の除雪体制づくりであることは有名な話しです。しかして、除雪=助け合いの精神 の訴求が求められているのかもしれません。
また、この日 一部の市職員の方々と意見を交わす機会がありました。
くだんの職員諸氏は、地域社会が多様化する中、また 昨年 新市長を迎えた体制下にあって、自分の抱える事業の進捗に取組みながら、市民ニーズに如何(いか)に応えるかを念頭に、ときに市長の意向を受け、ときに議会の質問に身をさらされながら 試行錯誤していることを話してくれました。
そのうえで、自分たちも強い自覚をもちながら、地に足を着けて 引き続き職責を果たしていきたい とのことでした。
一方、新市長に対しても 非常に冷静な目で見ており、行動力のある新たな市長の意向を感じ取りながらその施策の具現化に向けて努力していきたい旨も述べておられました。
行政職員には 行政職員の立場での自覚と責任感があり、そのうえで、いくばくかのジレンマも抱えながら日常業務にあたっておられます。
ただ、その自覚や責任感には 個々の 「温度差」 あるところですが、 せめて(この日 話したような)心ある職員においては、新市長の下で新年度を迎えんとしている今~これから、市民益向上に向け、不断の努力を重ねてくれることを期待するばかりです。
私たち議会人も、ときに職員と切磋琢磨するが如く 立場は違えど、市民益向上を期して活動を重ねていきたい、と思いをいたしたところです。
 
コメント
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