マエストロの音楽日記

♪指揮者 Hisaatsu Kondo が日々の音楽活動を徒然と書き綴ります♪

大阪行ってきました

2005年10月26日 01時17分51秒 | 音楽
一昨日、大阪で行われた全国大会一般の部を聞いて来た。本来ならば演奏して来た、と報告したいところなのだが悔しさをぐっとこらえ、各バンドの熱演を慎んで拝聴させていただいた。
さすが全国、どのバンドもいろいろな思いで演奏されているのだろうなと感じさせられるような熱演が繰り広げられていた。中でも私の印象に残ったのは、オーソドックスなクラシックを演奏してくれた祇園ウインドアンサンブルと東京正人吹奏楽団、見事なアンサンブル力とテクニックを披露してくれたアンサンブルリベルテ、素晴らしい歌心と安定した見事な演奏を聞かせてくれた土気シビックだ。中でも土気の演奏は流石の一言に尽きる、王者の風格さえ感じさせる素晴らしい演奏であった。あの演奏が今回評価につながらなかったのは大きな疑問である。また、演奏によるインパクトとは何だろうか?ということも考えさせられた。付け加えると、ここ数年、邦人作品を取り上げるバンドが急増したことは良いことではあるが、ややおかしな方向に行っているように思えてならない。

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時期はずれ、夏まつり!

2005年10月19日 23時54分47秒 | 音楽
この夏にはじめて、八戸の三社大祭を偶然にも見ることが出来た。あの山車のきらびやかさとデカさには感動もの。しかもそれが各町内手作りで十何体もある。ちょうど時期を同じくして青森市ではねぶた祭が行われている。ねぶた祭は運悪く、まだ一度も見るチャンスに恵まれないが、青森市郊外にあるねぶた会館には、本物のねぶたが何体も陳列されており、こちらも形の素晴らしさやスケールの大きさに鳥肌がたってしまった。その他にも、弘前のねぷたや五所川原のたちねぶた、また冬の八戸のえんぶりなど青森県は素晴らしいお祭りばかり。
今回の八戸三社大祭は、昔からの友人そしてライバルである有名な楊鴻泰さんと見ることができたことも、忘れがたい思いでとなった。来年こそは、ねぶたが見たい!!
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熱心な皆さんに感謝!

2005年10月10日 01時47分10秒 | 音楽
4ヶ月のご無沙汰の間にいろいろなことがあったが、8月のお盆のころ、毎年恒例のつの笛集団サマーキャンプが開催された。今年でもう7回目を数え受講生も50名以上で、ホルンのキャンプとしては世界有数の規模を誇るものである。当然メンバーである私も主催者側として毎年出席しているが、昨年まではアンサンブルの指導と指揮法講座が担当であった。今年から新しい企画で、吹奏楽指導者コースなるものを新設され、ホルンのキャンプに果たして受講者が来るものだろうか?と思いきや、4名の皆さんが応募してくださり、私と二泊三日の間、多くの話をさせていただいた。指導の実技は物理的に無理なので指揮法のレッスンのみであったが、それ以外は各受講生からの質問攻めで音楽界のこぼれ話から身の上話まで、私の知識を全てお話させていただいたような講座であった。受講生のうち2名の方が現在吹奏楽を指導する立場にいる方で、あと2名は皆様主婦でお子さんがホルンのキャンプに参加するので、ご自身は音楽のいろいろな話を聞きたいということで講座を受講されたようであった。しかし、皆さんの熱心さには圧倒され、あっという間の二泊三日のキャンプだった。そして受講生の皆さんに感謝!
来年もこの講座は開設されることになっているので、指揮法、吹奏楽の指導、その他音楽談義に興味のある方は是非参加してみてはいかがでしょうか。


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大変ご無沙汰してしまいました!

2005年10月06日 00時31分15秒 | 音楽
皆さん、お久しぶりです。4ヶ月ぶりのブログ更新です。多くの方々から「まだ書かないのか!」とか「もうやめちゃったのか!」というお叱りの言葉にもめげず、ついつい今日までサボリにさぼってしまいました。書くことがなっかったわけじゃないのですが・・・・・。
この4ヶ月いろいろ出来事があった。中でも一番印象に強くショッキングな出来事は、何と言ってもアルフレッド・リード氏がお亡くなりになったこと。遅ればせながら、心からご冥福をお祈り致します。
リードさんとはかつて二度ほどご一緒させていただき、大変温厚なお人柄と氏の母上がオーストリアの方とかでリードさんご自身もドイツ語も話され、片言のドイツ語で話を交わしたことが印象に残っている。その話の中で、私がこんな質問をした。「リードさんの作品のなかの楽譜上のメトロノーム表示がかなり遅いものがありますが、あなたの演奏を聴くとそこまで遅くないようですがどうなのでしょうか?」とかなりシビアな質問に対して、「作曲したときのテンポは作った時のであって、演奏で必ずしもその通りでなくてはならない、ということはない。演奏者の自由で構いません」と答えていただいたことが記憶にのこっている。
世の中にたくさんある作品というのは、作曲された時は作曲家の様々な思いで書かれているが、ひとたび作曲家の手を離れてしまえば演奏者の自由、作曲家の意思を考えながら演奏者の考えを盛り込んでいくことが本当の意味でその作品を理解することだと思う。

今日からこのブログも再スタート!頑張ります。写真は島根県の出雲に講習会でお邪魔した時のもの。出雲の皆さん、その節は大変お世話になりました。
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