マエストロの音楽日記

♪指揮者 Hisaatsu Kondo が日々の音楽活動を徒然と書き綴ります♪

課題曲クリニック

2005年03月28日 01時33分56秒 | 音楽
 昨日、課題曲クリニックをやってきた。和歌山県のある高校の演奏会の一部のプログラムとして行ったものだが、今年の課題曲4曲のそれぞれの特徴が良く分かったような気がする。今の時期、各バンドは選曲に頭を痛めていることだろう。自由曲とのマッチングはほとんど関係ないと思うが、バンドのキャラクターを考え選曲すべきであろう。今回4曲をやってみて感じたことだが、どの曲を選んでもあまり差がないようで、与えられた素材を使って最終的にどのように料理するかにかかっている。課題曲と言えど一つの作品なので、演奏者の個性や表現のためのアイデアをふんだんに使って、素晴らしい演奏を目指していただきたい。私のまわりでは4の課題曲の人気が今ひとつのようだが、あのようにシンプルなマーチは演奏者のアイデアをたくさん盛り込める余地も多いので、なかなか面白いように思える。

 
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感動の名曲

2005年03月06日 02時04分17秒 | 音楽
 久々に感動的な名曲に出会った!A.リードの新曲で「アーデンの森のロザリンド」という作品。4分半あまりの小品だが、何とも美しく切なく物悲しいメロディーに引き込まれてしまう。作曲された経緯などの情報は全くないが、アメリカが誇る吹奏楽界の巨匠、A.リード氏の音楽観と暖かい人柄が全てこの音楽に集約されているような作品に思える。
 私自身、今までに感銘を受けた作品は数多くあるが、そのほとんどがクラシックの作品で吹奏楽のオリジナルではごくまれである。正直なところ残念であるが、オリジナル作品はやや音楽的な深さに欠けてしまうものが多く、後世に残っている大作曲家の作品に比べるとかなり聞き劣りがしてしまう。しかしこの作品、うわべだけのインパクトや色彩感の派手さのみで表現の追求をするのではなく、音楽の持つ素朴さ、純粋さを深い内面から湧き出る音楽として見事に表現されている。クラシックの名曲にも勝るとも劣らない魅力があり、今後是非レパートリーの一つにしたい作品である。

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