「レヴェナント（蘇りし者）」

小降りな雨だと直ぐに上がるかなぁ～と思っていたら、いいや・・・降るねぇ・・
今朝も雨だ。
これで少し桜の開花が遅くなるのかもしれないね。
肌寒さは変わらないから、やっぱりストーブも必要だし・・・
中々直ぐに季節が切り替わるという訳にはいかないもんだね～（笑）

「レヴェナント（蘇りし者）」マイケル・バンク著
究極のサバイバルを生き抜いた男の話し・・・先頃アメリカのアカデミー主演男優賞を貰ったデカプリオさんが主演した映画の原作。
何だか読んでしまいましたな・・・
いやはや・・・あまりに凄過ぎて・・・ただただ・・唖然としましたなぁ・・・
実話を元にしている物語ですから、リアルな面もただならぬ・・・
映画を見に行く事が出来ないので、ならば・・・という訳で読んでみた（笑）

しかし・・・1800年代のアメリカはまだまだ未開の地が多く、インディアンと白人の闘争は凄まじかったのだねぇ・・・
あの美しい羽飾りの付いた毛皮や帽子の裏にも・・・辛辣な歴史があったのね。

人は復讐心だけでこんなにも生きられるものなのか・・・という、現代に暮らすワタシ、ストーブもあり寝床もあり食べるものに事欠かない・・・そういう時代に生きてるワタシには想像も出来ない話ですね・・・
ある意味、異世界の一つだね。
デカプリオさんもいつにないくらいの思い入れで挑んだとは聞いているが・・・
映画だからどんな場面でも魅せる場面を作ることは出来るんだろうけど・・・
まぁ、想像するだに・・・ただただため息の世界でしたね・・・その生き抜く為の工夫と知恵が凄いね・・・視覚的な映画で見たらさぞ迫力が凄いだろう・・・

人の世の歴史の中にはこういう想像も出来ないような一端が隠されていたんだね・・・そういう過去の陰部のような歴史の過ぎ去ったある意味、キレイな処でワタシはヌクヌク生きてる・・・そんなギャップも凄いけどさ。
まぁ、ワタシには逆立ちしてもそんな暮らしも生命力も無いから、生き抜く事も出来ないだろうことは明らかだけどさ。(^^ゞ

久々にハードボイルドな小説を読んでしまったなぁ～・・・
といって、ワタシののほほん生活が変わる訳でもないけど（笑）
その迫力にちょっと鬱っぽい気分は消えた気がする（笑）