kyon's日誌

つれづれに・・・

お登紀さん

2003年04月03日 | 日記
え”っ・・・何々?CAFEは只今混み入って・・・って・・・おぃおぃ・・6時半だというのに・・・ひゃぁ・・・妙な時間にお散歩が増えたんだぁ・・・(苦笑)
さて・・・入れた私は気を取り直して・・・っと。。。(笑)

昨夜はお友達とのチャットをパスして・・つい、買ってきたばかりの本を読むのに夢中になってしまった。。(笑)

好きな歌手に加藤登紀子さんがいる。。
デビュー曲の「赤いフーセン」の頃から、その歌声に注目しつつ・・・ん~~・・彼女は年を重ねて、益々ステキな女性になって来たよなぁ・・と感心しながら見てきたものだから、その本を手に取ってしまった(笑)。。

そのお登紀さん・・・あえてそう呼ばせてもらおう・・去年ご夫君を亡くされた。その夫殿への愛情を一杯に綴った本を出された。
「青い月のバラード」という、歌のアルバムの題名と一緒である。

旦那様は学生運動の闘士として名を馳せ、その後獄中結婚をし、やがて農業への新しい提案を実践しながら暮らしておられたとしか、知らなかったが・・・
お登紀さんという強い意思を持った女性との関わりで、二人の人生の歩み方や夫婦としての有りようを共に作り上げてきた同志として辿るレクイエム・・かな。。
しかし、本の最初には「35年の夢、娘たちに贈る」と書かれている。。
娘たちへ残しておきたい、知られざる父と母の思いや、急逝され、追いかけ続けた夫への溢れる思い、或いは残された自分を癒す作業の一つとして書かれたのやもしれない。。

男は何時だって夢と理想を追いかけて、女はそれに振り回され続ける・・そうではなく、女も女としての人生を選択して自分の人生を作り上げてもいいはずなのだ・・と。けれどもそんな夫をずっと追いかけ続けて来た半生をゆっくりとした語り口で綴っている。
どこかしら似たような感じを、一寸、柳美里さんの「命」などでも感じた。。
柳さんはリアルタイムで若い勢いをそのまま綴り、お登紀さんは淡々と静かに綴る。。
そして、「妻を殺したのは私かもしれない」という男性の書かれた本にも感じた。。

失って初めて分る、大切な存在に対しての自分の心のありよう・・・。。

お登紀さんのある歌のフレーズに・・・
”ああ、人は昔々、鳥だったかもしれないね、こんなにもこんなにも空が恋しい・・”

というのがあった。
私はこの歌がとても好きで・・・けれど、あの頃のお登紀さんの人生に思いを馳せると・・・ん~~少しセンチメンタルな気分になる・・。。(~_~;)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 長女 | トップ | ひとり言 »

コメントを投稿