幸せの泣き

その小包み便は散歩に出掛けようとした時に届いた。
あ～～～～っ！
開けながらワクワクドキドキしてくるが、もう～、なんてありがたいと感謝がこみ上げてくる。
今年も送ってくれたんだと思うと、その気持ちが嬉しくて泣けそうになる。

イカナゴは夕飯のお供に。
小分けして、冷凍したり、近場のお世話になってる叔母に、そして母への土産に。
三種のジャムの内の一つはヨーグルトに混ぜて。
ケーキやクッキー、チョコ・・・もう盛り沢山のうま味ばかり・・・
　　　
感激してしまうんであります。
介護もしてるかたわら、こんなに沢山のものを作って送ってくれる。
きっと離れた息子さん達にもこうして手作りをたっぷり送ってやるんだろうなぁ・・・

今のところ、我が家では子供らが共に暮らしてるから、離れた我が子に細やかな親としての心尽くしを届ける機会は無い。
だから、自分が若かった頃、東京で一人暮らしをはじめた時、ある日届いた母からのチッキ便に泣いた記憶を辿るしか、彼女の親心を実感出来ないのが残念だけど。
フイにこうして沢山の心尽くしを贈られると、ホントに本当に感謝で目頭が熱くなる。

折しも3年目の3.11の日だ・・・
ニュースや特集、夜にはドラマも見た・・・気持ちのどこかで見たくないなぁ、泣けてしまうしなぁ・・・ワタシャ大人だし、当事者じゃないし、彼らより先に簡単に直ぐには泣いちゃいけないんじゃないか？・・・自分が恵まれ過ぎてるし・・・などと、屁理屈を並べても意味は無いけど・・・
けど、四の五の理屈をこねながら、もう泣いてるし（苦笑）
気持ちの中というは理不尽に揺れ動くものだね(~_~;)

亡くなった親友が昔言ってた。
泣ける行為は幸せだからだ・・と。

そうです、私は幸せだっつう事です。その幸せを噛みしめながら、今朝になった。

今日は85歳の誕生日の母の元に出掛ける。
イカナゴとクッキーを持って行く。