三寒四温

昨日は雨の一日で、今日は少し能代にもまた雪が降り・・・
でも帰る二時頃にはだいぶ融けて・・・
ポカポカしてたかと思えば、急に冬に脅かされる・・・三寒四温・・・だね。

今朝方、私はいやぁ～な夢で3時過ぎに目が覚めて、それからまた寝た。
いやぁ～な夢とは母が亡くなった・・・つまり、こんな夢を見ること自体、何だか申し訳ない様な気にもなり、さりとて、もしや私がグースカ寝込んでいる時に母がそっと逝ってしまったら・・・というような、その時はどうしようか、何を一番先にしたらいいのか・・・とかね、右往左往している夢。

前日、苦しまずに寝ている間に逝きたいと言った母の言葉と、うんうんそうだねそうだねと受けた私の気持ちとが妙な具合で頭の中に残ったのかもしれないような気はしている。

今は笑って自分の死がどうのこうのと母とも言える。
けど、いつかこういう笑い話になるようなお喋りは出来なくなるんだろうと、母も私も分かっている。
その事だけに気を取られたら、前には進めないから、だから、気持ちの真ん中では無く、隅っこにちょこんと塀を立てて、自分のインパルスがやたらと行き来しないようにしている。
遮断している。
そこから先を考えないようにしている。
逃げまくる。
けれど、準備はしておかねばならない。
母は身の回りが片付かないと嘆くが、そりゃぁちゃんと片付けていってもらいたいが、天はそんなに都合よくは扱ってはくれまい。
自分の命を見切って、キチンと後始末をして逝く方もいるようだが、母にそれは望んではいない。
命がちゃんと使い切れたその時に静かに逝けますよう・・・
要は、私の心すべく・・・の準備が必要なのだろう。

帰り際に急に顔を曇らせて寂しくなるなぁ、難儀掛けたな～ありがとうと言う母に、また来週ねと云い捨てて玄関の鍵を閉める。
踏み出す一歩が少し重い。
一緒に暮らしてやれたらいいのだろうが、それが出来ない。
ふがいないなぁ・・・甲斐性ないなぁ・・・
いつも帰りのバスステーションまでの道のりを半分は母に心を残し、半分は我が家のあれこれが過る。
そうしてバスが動き出したらお約束のように寝る。
秋田駅に着くと、既に我が家の夕飯の支度を考えている。
自分の気持ちも三寒四温だ・・・。