花*小紋日記

出張着付師kyoさんの奮闘記

主流と傍流。

2013-07-24 17:45:14 | 着付け技術
ちびっこの学校も今日で1学期が終了~
巷は先週終業式だったのに、うちの地域はなぜか今日が終業式
地域によって違うんですね~

今年は役員を引き受けたので、学期末はベルマーク集計やら給食着点検やらでちょくちょく学校に通ってます
フリーで働いているから調整ができるけれど、フルタイムで働いているママ達は大変だろうな~とつくづく思います
でも・・・役員のお仕事って意外と楽しい
働いていなかったらもっと参加しちゃっているかも

さて、7月は着付けのオフシーズン
時間に余裕があるので、先日流派の違う着付け教室に参加してきました~

基本的な話になりますが、着付けって学校や先生によって全然違うんですよ
いわゆる流派ですね。
その着付け教室でも「そんな所に????」というような場所にタックを取っていたり、帯の手先が逆向きだったり・・・・

書店に置いてある着付け本なんか比べると、その違いがとてもよくわかります
でも、正解、不正解は無いんですね。
綺麗で着崩れず苦しくなければOKって私は考えています。

ただ、着付けの中でも主流があるのは確かです。
そして、どんなに綺麗でも主流から離れた着付けをしていると、少々問題が発生します

私が一番最初に着付けを習ったのは昔芸能界でバリバリお仕事をしていた個人の先生。
とても綺麗で楽な着付けをされる先生でした
ただ、使用する小物の数が通常より少なく、着付け方も少し変わった部分がありました。

その着付けしか知らない私が、このお仕事を始めたばかりの時に行った成人式での事
他の着付け師さんが私の着付けを不思議そうな顔で見ていたのでした
「不思議な着付け方ね???」

最初に合流した時から挨拶もしてくれず、感じの悪いオーラがビンビンだったのですがキタキタキタ~
仕上がりは悪くなかった(と思う・・・)のでその後、何か言われる事はありませんでしたが・・・

それ以外でも、少し着付けを知っているお客様から
「そこで紐は使わないのね」と、何となく心配そうな視線を感じたり

そんな経験から、やはり「主流」を知ることが大事だと感じ、別の着付け教室に通い出したのでした
(最初の先生が引退してしまったのもありますが・・・)

今ではすっかり主流の着付けが定着した(と思う・・・)ので、どこに行っても視線が気になる事が無くなりました
私自身は傍流でも全然かまわないと思うのですが、変わった着付けで「お客様を不安にさせる」という点ではやはりダメだと感じます

主流の着付けを理解した上で、場面場面で必要に応じて傍流の着付けを取り入れるのが最善なのかもしれません。
今回、講習会に参加してとても勉強になりました
やはり、勉強し続ける事って大事なんですね
コメント
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