花*小紋日記

出張着付師kyoさんの奮闘記

辻ヶ花***

2010-02-02 10:11:25 | 着物
昨日の雪すごかったですね
今朝は地面が凍っていて、滑らないかとヒヤヒヤしました

さてさてお着物話・・・
先週国民が注目した海老蔵さんと小林真央さんの婚約会見を見られた方も多いかと思います
もちろん、注目は真央さんの美しいお着物姿

辻ヶ花の大振袖

解説によると、真央さんのご出身の新潟県の小千谷市で誂えたとのお話。
小千谷市といえば、高級紬の産地ですね

辻ヶ花とは
「室町時代から桃山時代にかけて現れた絞り染めの技法。 最盛期に当たる桃山~江戸時代初期にかけては、複雑な縫い締め絞り・竹皮絞りなどの高度な技法が使用され、多色染め分けによる高度な染物を創り出し、摺箔等の技法と共に安土桃山時代の豪華絢爛たる文化を演出した。当時は染物と言えば辻ヶ花を指すほどに一般的であったと言われる。
しかし、江戸中期に糊で防染する友禅の技法が出現・発展すると、自由度・手間の両面で劣る辻ヶ花は、急速に廃れ消滅した。
技法が急速度で廃れたことと、名の由来が定説を持たないことから、幻の染物と呼ばれる事も多い。」(ウィキペディア引用)

手間のかかる辻ヶ花は高級な訳ですね

お写真のお客様はご結婚に向けて両家顔合わせのお食事会に行かれるお嬢様
真央さんに負けず劣らず、キラキラされていました
ご結婚に関する行事の時のお支度は、成人式とは違って少し控えめに仕上げます。
「品のある素敵なお嬢様」という印象を考えながらお支度させて頂きました
幸せオーラのおすそ分け頂きこちらまでホカホカです



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2 コメント

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Unknown (みやび)
2010-02-03 00:36:25
うんうん。
真央さんの辻が花はきれいだった。
かなりのお値段とみました。

辻が花は 1980年代に久保田一竹が再現し、着物のファッションショーを開きまして、よみがえってきました。
ショーでは、着物の着方も奇抜で、真珠の大玉のネックレスに、ハイヒール。
襟を大きく抜いてみたり、足をだしてみたり・・・。
そんな着方を黒柳てつ子さんが真似て、反響を呼びました。

運良く一竹のファッションショーを見られた私は大興奮で、会場から出てきたところでインタビューを受けてしまった。ちょっと恥ずかしい過去。
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みやびさん (kyo)
2010-02-03 13:18:50
みやびさん、すごいです
そんなラッキーなショーが見れたなんて、素敵過ぎます
インタビューだって全然恥ずかしくないですよ~
そうそう、辻が花って復活したんですよねー。今リサイクルで出回っている辻が花は、その頃以降の物なんでしょうね
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