花*小紋日記

出張着付師kyoさんの奮闘記

ひとつ、ひとつ・・・

2014-01-08 12:29:24 | 仕事
今週末はいよいよ成人式
今年は天気が良さそうで良かったです昨年は大雪で大変な状況でした

今週は仕事始めのお客様のお支度が続いています。
仕事始めのお客様は仕上げ時間が早い為、ここ数日4:30起床
前日は9時半には寝ていましたが、早く寝るとお肌の調子がすこぶるいいんです
やはり22:00-2:00までのゴールデンタイムに寝る事は大事ですね~

さて、2日ほど前、就寝前に目に入ったNHKの「プロフェッショナル」という番組。寝るつもりが、あまりの素晴らしい仕事ぶりに釘付けになってしまいました

今回の出演者は「義肢装具士の林伸太郎さん」http://www.nhk.or.jp/professional/2014/0106/index.html

義肢装具士とは産まれつきや病気や事故などで失った体の一部を器具や機器を装着して機能の代用させるお仕事です。
林さんは元の形態を復元するために装着、使用する人工の手や指を製作していました

これがまた、何ともリアルに出来ていて装着していてもとても自然。
本来、既製品や別人の手をモデルにした義肢が主流だったのを、「より自然に近づけたい」という林さんの情熱でスタートされたとの事でした。

本人の手に限りなく近づけるため、もう一方の手を型取りして微妙に反転させたり、肌の赤みを調整したり、接着面を透明にすることでつながり部分がとても自然だったり・・・・
そのこだわり貫いた仕事ぶりがすごい~

魂のこもった義肢を受け取ったお客様が涙を流して喜んでいた姿が印象的でした
お客様が「嬉しくて泣いてくれる仕事」。なんて素晴らしいのでしょう
林さんのお客様を思う気持ちがその仕上がりから伝わるのだと思います

番組の中で印象的だったのが

「ひとつ、ひとつ・・・」という林さんの言葉でした。

日々ほんの少しでもできることを増やしていく。仕事である以上、ひとつのことにかけられる時間や労力はある意味、限られている。その中でひとつだけ、と心に決め頑張ること。「マラソンで、1ミリでも1センチでも1歩を前に出せば、最終的にはずいぶん距離が違うところまで行ける」という言葉。


そして最後に「プロフェッショナルとは??」の質問に対してこう答えていました

「今日の自分を乗り越えていく人がプロフェッショナル」

さすが、技術を極めた人の言葉は重みがありますね
自分の技術で人を喜ばす事のできる職人ってかっこいいです~

着付け師も職人の分類。「ひとつ、ひとつ」技術を積み重ねて、お客様に喜んでもらえる仕事ができるように頑張りたいですね

本日のお写真は成人式の撮影のお客様。
この後、スタジオで袴チェンジされました~
笑顔がとてもチャーミンングで青い振袖がとてもお似合いでした
成人式当日は着られるないとのお話でお似合いなだけにもったいないです~
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