花*小紋日記

出張着付師kyoさんの奮闘記

自分の力量に涙 (T_T)

2009-03-07 20:25:37 | 仕事
今日は朝から、卒業式のお母様の出張着付けのお仕事
風邪は強かったものの、でお着物には良いお日柄でした
お客様はとってもcool!!なお母様。粋なお着物が素敵

そして・・・今日は自分の力量の無さを思い知らされました
出張着付けのお仕事を初めて丸3年。
この3年間、とにかく技術向上に励んで来ましたそして環境にもお客様にも恵まれて充実したお仕事をさせて頂いてきました

でも、でも、でも・・・
まだまだ自分の技術に満足できていないんです。何か足りない(多分、前世は職人)
そんな中、mixiで着付師募集の記事を発見
たくさんの募集広告がありますが、今回はなぜか目にとまったので、すぐに参加申し込みをして、午後に話を聞きに行ってきました

その会社は、着物の雑誌やカタログのスチール、映画やテレビ等をてがけるプロの世界
役員の方の話は、今までの経緯から苦労話、現在の着付け業まで本当に参考になるお話ばかり。プロ意識がヒシヒシと伝わってきました

座談会終了後に、技術チェックがあり、合格すれば即採用

そして、いざ試験・・・・・

やってしまいました

超緊張で、頭真っ白、手は動かず、肌着を着せる前に補正をしてしまったり、帯枕からガーゼが外れてしまったり、帯の柄どまりが後ろに来てしまったり・・・
日頃あり得ない事をしでかしまくり
自分の日頃の力を全く出せなかった

スーパーがつくほどのあがり症。
長年やってきたピアノの世界を離れたのも、人前で弾くのが苦手な故。
これって、音楽の世界では致命的
しばらく「実技試験」の世界から離れていましたが、まさかまた経験する事になるとは・・・・


結果はもちろん不合格


でも、それを言い訳にしたくない(してるか・・・)
多分、本番に力が出せないのも実力。私の力量が足りないと言うこと
プロの世界は一発勝負
その場で力がでなかったら、なんの意味もない世界。

久しぶりに自分の力の無さに落ち込みました
基本的に反省はするものの、落ち込む事の少ないポジティブなタイプ。
こんなに打ちひしがれてボロボロな気持ちになるのは何年ぶりだろうか。

といっても、落ち込んでも仕方が無い
まだ、プロとしての実力が無い現実を受け止めて、次へステップする為に頑張るのみ

そこでは学校も運営していて、入ろうか迷っていたところ・・・
旦那さんが
「HPをスタートして初年度の今年、さらに新しい分野に進むのは時期尚早では」

その通り
ちょっと焦りすぎだったかも・・・
今は地に足をつけて、HPのお客様や七五三のお客様に最高のサービスを提供する事に集中する時期なのかもしれません

最高の技術を学びたい思いは捨て切れませんが、スタートはいつでも切れるので焦らない焦らない。(自分に言い聞かせ

そんなこんなで悶々と自問自答を繰り返していた中、今日のお客様から「着崩れも無く、楽で素敵な1日を過ごせました。娘やお友達からも大好評でした」とのメールを頂きました

嬉しい
気持ちがすーっと軽くなりました
これが、今私がすべき事。お客様に喜んでもらう事。

すごーく落ち込んだ日。そしてすごーく考えさせられた日。そしてちょっぴり成長出来た日。

まだまだ頑張るぞ~





コメント
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