学問の神様というと、どうしても菅原道真公をお祭りした天満宮のイメージが強いが、実は、京都には、天満宮以外にも、学問の神様はいろいろある。
その1つが、伏見にある、東丸神社(「あずままろじんじゃ」と読む)。
祭神は、江戸時代の国学者の荷田春満(かだのあずままろ)。
以前、本ブログでも紹介した、「図解雑学・神道」、という本によると、
荷田春満は、国学の四大人(よんうし)と呼ばれる、国学ビッグ・フォーの一人で(後の三人は、賀茂真淵、本居宣長、平田篤胤)、国学の基礎を築いた人らしい。
その国学が、後に、復古神道を生み出し、水戸光圀の水戸学とならんで、明治維新のイデオロギー的な原動力となったのだという。
この東丸神社、伏見稲荷大社の境内と地続きとなっていて、
お正月など、受験生の親御さんたちだろう、「頭脳明晰御守」や、「学業成就御守」などを求める、長い長い行列ができる。
伏見稲荷大社で、商売繁盛と家内安全をお願いした後は、是非立ち寄りたい、人気スポットだ。