老後は京都で !

京都の町中(堺町六角)と東京(青山)を気ままに行き来する二地域居住を実践中。 

ここは上海か! 京都の町中には中国語が溢れ、、、、

2020年01月26日 | 京都と外国人、外国語

以前、京都に来た欧米人が

中国人観光客のあまりの多さに

上海にでも来たみたい、、、、という感想を洩らした

という記事を読んだことがある。

それを読んだときは、京都に住む者として、

これは少し言い過ぎ(盛り過ぎ)、、、、

と思ったものだったが、

春節のこの時期、京都の町中は、さすがに

中国語で溢れてかえっている。

蛸薬師通のような裏通り(観光道路でない路)を歩いていても

すれ違う人のほとんどは中国語を話しているのだから、

これは相当のもの、、、、

冒頭の写真は、今日の錦市場の高倉出口付近の様子。

下は、京都のオーバーツーリズム問題を扱った

「パンクする京都」。

パンクする京都 オーバーツーリズムと戦う観光都市 (星海社新書)
中井 治郎
講談社

以下は、その内容紹介。

「 オーバーツーリズム最前線、京都 !  

日本の古都、京都。

この人口150万の小さな街に、

世界中から毎年5000万人以上の観光客が押し寄せている。

こうした訪日外国人観光客の急増は利益をもたらす一方、

観光客とのトラブル―舞妓パパラッチ・景観破壊・民泊問題―

などの観光公害《オーバーツーリズム》として、いま大きく注目されています。

東京オリンピック・パラリンピックを控えた東京も決して他人事ではないこの大問題について、

本書では、オーバーツーリズムの最前線で戦う京都住民たちの現地レポートや

関係者インタビューを通して「持続可能な観光」の在り方を考えてゆきます !

*本書目次

はじめに 京都市内地図

第1章 京都がパンクする!?

“世紀の愚策”と呼ばれた京都改造計画

花街に押し寄せる「舞妓パパラッチ」

「日常」に侵入する観光客

「インスタ映え」で地価高騰?

「お宿バブル」が街を塗り替える

民泊がもたらした「お宿カオス」

世界はそれを「オーバーツーリズム」と呼びはじめた

インタビュー(1)オーバーツーリズムと戦う京都の和尚さん 「信仰と観光をごっちゃにしたらあかん!」

第2章 日本社会に蔓延する「観光客ぎらい」

観光は「おいしくない」

京都から押し出される日本人

インバウンド市場の主役は中国人

日本社会の「観光客ぎらい」

インタビュー(2)舞妓パパラッチに脅かされる祇園ブランド 「観光されたくない」街のSOS

インタビュー(3)京都市、かく戦えり! オーバーツーリズム最前線からの報告

第3章 「京都らしさ」の正体 ~観光のまなざしと

「古都」化する京都

京都ブランドは「観光ありき」ではなく「文化ありき」

京都観光史~京都はいつから「古都」なのか?

京都タワーと京都駅ビルがもたらした景観論争

「そうだ 京都、行こう。」時代の京都リピーターたち

インタビュー(4)これぞクールジャパン最前線!! 刀で「日本」を伝える京都のサムライ塾

インタビュー(5)狭い、不便が逆に良い!? 超人気町家旅館のおもてなし 日本の“日常”をプロデュース

第4章 京都は誰のものか?

我々は観光客に何を奪われるのか

テーマパーク化する京都

おわりに

参考文献

著者について

中井 治郎

社会学者。1977年、大阪府生まれ。龍谷大学社会学部卒業、同大学院博士課程修了。

京都界隈で延長に延長を重ねた学生時代を過ごし、

就職氷河期やリーマンショックを受け流してきた人生再設計第一世代の社会学者。

現在は京都の三条通で暮らしながら非常勤講師として母校の龍谷大学などで教鞭を執っている。

専攻は観光社会学。

京都府美山町や世界遺産・熊野古道をフィールドに、

文化遺産の観光資源化と山伏についての研究を行う。

本書が初の単著となる。

趣味は日曜大工と逃避としての海外旅行。東南アジアの格安航空券チェックが日課  」

京都移住について考える・「老後は京都で」~トップページに戻る

( インスタグラム版「老後は京都で」は → コチラ )

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 新型肺炎の拡大(その2) | トップ | 京都って、なんてラブリーな... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ひーちゃん)
2020-10-22 05:21:45
あっ!それ私も思いましたよ!
小柄な私の頭上に、中国語が飛びかっていましたもの 苦笑
あと、ゴロゴロ引いているのが、カカトに命中すると、、、涙が出る思い。
当然、謝ってくれる訳でもなく、おしゃべりに夢中!!
あの群衆は勘弁してよ!です。
返信する
Unknown (京カフェ)
2020-10-22 10:12:18
ひーちゃん様

今の京都は本当に静かですよ。
コロナ禍で急に
外国人観光客が街から消えて
商売人の方にとっては
悪い夢でも見ているようなものでしょうが、、、
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

京都と外国人、外国語」カテゴリの最新記事