先日ご紹介した、かつて向田邦子さんがお住まいになっていた豪華マンションの正面前の通りを骨董通りの方に少し歩くと、
骨董通りの一本手前の小路と交差する角に、若い女性の間で人気のアニエスベー(agnes b)の店があり、
その斜め向かいに、Cafe Madu(カフェ・マディ)、という南仏風の喫茶店がある。
この喫茶店の向かい(アニエスベーの店の横)には、東京都の名木にも指定されている、大きな桜の木があり、桜の季節には、その一本の老木が、大変な量の花を咲かせる。
そして、その桜の老木に敬意を表するように凹形に建ったビルの壁面は、黒いガラスでできていて、花を咲かせた老木を妖しく映し出すのだが、
その路に面して全面開放された、このCafe Maduからは、その眺めが心行くまで堪能できるのだ。
(京都でいえば、本ブログでも以前紹介した、高瀬川沿いのカフェ、Merry Islandなどと雰囲気が似ているだろうか)
まもなく、桜の季節。
青山の桜の名所、というと、青山霊園が有名だが、
私には、アニエスベー(agnes b)の横、Cafe Maduの向かいに立つ、この一本の老木の咲かせる桜が、この界隈では一番好きだ。
先日、家内とこの店に行き、本を読んだり、話をしたりで、結構、長時間(2時間弱)いたのですが、回りの人(お客さん)の顔ぶれもその間ほとんど変化がなかった(ほかのお客も長居している)ので少し笑ってしまいました。居心地のいい店、ということでしょうか。お越しの際、お寄りになられたかもしれませんが、喫茶コーナーの横に、雑貨を扱うコーナーもあり、こちらも人気ですよ !