REYの世迷言

日々の日記風ブログ

スクリーンから暑さが伝わるような映画 三本

2015-08-05 | Weblog
別に三本でなくてもいいんだけど、三大なんとかとか、3って区切りがいいんだよね。

☆七年目の浮気  大好きな監督 ビリーワイルダーの作品。
地下鉄の換気孔からの風でマリリンモンローのスカートがめくれ上がるというあれです。

この映画、タイトルは七年目の浮気っていうんだけど、私が副題をつけるとしたら
『妄想男の熱帯夜』。
真夏のバカンスで妻子が避暑に行ってる間の出来事で、全体に暑い夏の夜の空気感。
モンローの借りている(また借り)部屋にはエアコンがなく、主人公の妄想男(トム イーウィル)の部屋にはエアコンがあるので、涼みにきたがるんです。
それを、妄想しちゃって。
お熱いのがお好きのときもそうだけど、マリリンは天然なのだ。
相手がくどいていても、どうやったら涼しいかななんてことだけ考えてる。
そのちぐはぐ具合がワイルダー作品のおもしろいところかなあ。

妄想具合は植物男子ベランダーにも通じるところ。


☆『戦場にかける橋』戦争映画はあんまりみないのですが、これは午前十時の映画祭でみました。
日本軍の捕虜収容所の話で、所長(早川雪州)が罰としてイギリス軍の捕虜の大佐が鳥小屋みたいなところに
閉じ込められるシーン。
すごく暑そうだった。
湿度も多そうな感じ。

       

この映画は猿の惑星を書いた人と同じ脚本(原作になってる説もある)家なんですが、日本人のことが大嫌いで
猿の惑星の猿は日本人のことだったとか。
おもしろい映画だったんだけど、そのことを知ってから猿の惑星に対する感じがかわりました。

写真は戦場にかける橋のDVDの宣伝。


☆『12人の怒れる男』
12人の陪審員の審議。
最初は有罪だったのが、徐々に無罪に傾いていく様子が、謎解きのようで面白かった映画です。
たぶん暑い部屋なんだろう。扇風機と審議の様子でよけい暑く感じられました。

三谷幸喜さんもこの映画が大好きで『12人の優しい日本人』という映画を作ってますが(脚本。監督は違います)、
やっぱり本家本元にはかないませんでした。

この3本は暑さを抜きにしても、本当におもしろい3本です。
もっとあるかもしれないけど、とりあえず。。。。