くろたり庵/Kurotari's blog~since 2009

総務系サラリーマンの世に出ない言葉

「仰げば尊し」再び

2010-03-05 23:30:22 | つれづれなるまま

一昨日に続いて「仰げば尊し」をもう少し。
ジェイド・イン(歌手)の「仰げば尊し」が、澄んだ声でとても良いです。
Yuo Tube で聴くことができるので、興味があったら行ってみてください。

      「仰げば尊し(Jade Yin)」

「仰げば尊し」の歌い方には二通りありました。
昭和の時代に学生時代を過ごした人ならば、覚えている人も多いと思います。

ひとつは、一番から三番まで卒業生が歌う歌い方。
もうひとつは、一番は卒業生が歌い、二番は在校生が歌う。
そして最後に三番を卒業生と在校生が一緒に合唱する、という歌い方です。

このふたつの歌い方によって、二番の解釈が微妙に違ってきます。
前者は卒業生が「友だちに感謝し、互いに励ましあう」歌詞になり、
後者の場合は、後輩が「先輩に感謝し、先輩を激励する」内容となります。

そうやって、改めて聴くと、この歌の完成度の高さに感心します。
ジェイド・インの歌う「仰げば尊し」では、一人の歌手が後者の歌い方で、
三番を見事にハモっています。

ちなみに、「歌詞なんかもう忘れたよ」という人のために、一応載せておきます。

    仰げば尊し

  1.仰げば尊し 我が師の恩
    教えの庭にも はや幾年(いくとせ)
    思えばいと疾し(とし) この年月(としつき)
    今こそ別れめ いざさらば

  2.互いに睦(むつみ)し 日頃の恩
    別るるのちにも やよ忘るな
    身をたて名をあげ やよ励めよ
    今こそ別れめ いざさらば

  3.朝夕馴(な)れにし 学びの窓
    蛍のともしび、積む白雪(しらゆき)
    忘るる間ぞ無き この年月(としつき)
    今こそ別れめ いざさらば