日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

奨学金の返済

2009年01月26日 14時13分33秒 | 残日録
【景気後退で就職・雇用情勢が悪化するなか、奨学金を返済できない若者らの立場をアピールする街頭活動が25日、京都市中京区などの繁華街で行われた。学生たちがプラカードを掲げて行進し、「滞納者の『ブラックリスト化』反対」「学費を無料に」と訴えた。】

苦学生(昔、そう言ったが・・・、貧乏人の大学生)は、書生(昔は、金持ちが、苦学生を住み込みで援助した)になったり、仕事(朝夕だけの)をしながら、学校に通ったものだ。あるいは、仕事で学費を貯めてから、入学した。

今の学生は、恵まれている。奨学金制度が充実している。それを、理屈をつけて返さないとは・・・。君たちに続く勉強しようとする若者は、奨学金がなくなるという事態を想像しないのか。大企業に勤めたり、学校の先生になったりしても、返済しない輩がいるとは・・・・。
今の世の中で、普通に大学生活を送っているという程度の「生活レベル」は、果たして諸君の親の生活よりも贅沢だったりするから驚きだ。親を騙して、金を無心しているのだろう。親は、一所懸命それを支えようとしている。逆に健気なものだ。
三畳一間で、風呂、便所共同という学生は一人もいない。また、求めてもいけないのかも知れないが。気構えだけは持ってくれ!

大学だけが勉強の場ではない。

「借りたお金は、返す」常識を知れ!奨学金を「なかったことにしてくれ」とは、「徳政令」を要求するような行為だ。学生一揆だ。
まず、お金を返してくれ!奨学金に頼って卒業できたのなら、余分に寄付する心構えだけでも持ってくれ!(600億円も積もって、毎年30億円程度増えている)
少ない額でも返す(4年借りて、20年で返すのだから小額なのに)ことだ。