日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

加藤周一さんへ

2010年03月29日 11時32分43秒 | 残日録
加藤 周一(かとう しゅういち、1919年9月19日 - 2008年12月5日)は日本の評論家。医学博士。専門は内科学、血液学。上智大学教授など・・・著作多数。

「さくら横ちょう」詞:加藤周一 曲:中田喜直

春の宵 さくらが咲くと
花ばかり さくら横ちょう
想い出す 恋の昨日(きのう)
君は もうここにいないと
ああ いつも 花の女王
ほほえんだ 夢のふるさと
春の宵 さくらが咲くと
花ばかり さくら横ちょう
会い見る時は なかろう
「その後どう」「しばらくねえ」と
言ったって
はじまらないと 心得て
花でも 見よう
春の宵 さくらが咲くと
花ばかり さくら横ちょう

どんな時に恋を失ったのですか?
さくらに似ていた人だったのでしょうか?
なかなか吹っ切れないんですか?


「さくら横ちょう」とは、「さくら」と「ちょう」が、ひらかな になっていますが、思いがあるんでしょうか。

芭蕉も、ひらかなを駆使していますが、漢字とひらかなの対比で何を感じて欲しいとの表現なんでしょうか?

奥の細道ではなく「おくのほそ道」を書名としているし、自署する場合は、「はせを」と必ず「かな書き」にしていますが、同じ思いなんでしょうか?

やさしい雰囲気が、失恋あるいは、恋を断念する無念を和らげています。

「桜」は、「さくら」となって、5つボタン(我らの時代、小学校の制服にも5つボタンは桜のマークだった)の中の毅然としたものから、華やかさの中に散るという悲しみを持ったのでしょうか

「住基カード」をつくる

2010年03月23日 16時12分15秒 | 残日録
「住基カード」(住民基本台帳カード)を作った。

役所吏員による「のぞき見」、プライバシーの漏出などの悪評もある、大して役に立たないなどの理由によって、その発行枚数が、0.8%程度(全国平均)と普及には程遠い現状だ。
実際ネットで繋がっているので、自分の役所以外の全国(一部のネット離脱市町村がある)のプライバシーが、覗かれる恐れがあるのだ。

今日、実際に作ってみた。
理由は、高齢による「運転免許証」返納などに備えて「写真付きの住基カード」にした。(ほとんどの金融機関や他の申請の身分証明書になる)有効期間は10年である。生きられないだろうが、10年はいい。
ちなみに、運転免許証有効期間は、70歳なら4年。71歳以上は3年である。当たり前だが、ゴールドはない。
相変わらずの無愛想な窓口だった。当然なのだろう、専用の窓口なのに「専従者」はいないのだから。当地の54万人に近い「市」でも1800枚程度の普及なのだから・・・。ほとんど仕事はない。(普及枚数は、市議会での質問の担当者の答弁)0.33%か!

写真(35mm*45mm)と印鑑と免許書(身分証明のために運転免許書を持参)で、申請書に記入。10分程度でカードは出来上がる。読み取りは接触型なので、「書き込み及び読み取り」機にカードを挿入。暗証番号の登録(4桁)を3度押したかな?
出来上がってビニール袋に入れられて完了。

さて、e-Tax(国税)に繋げるには、カードに身分証明情報を書き込むので500円(2年間)が必要だ。3月15日の申告期間が過ぎているので、必要なら来年にすることにした。

当地では、発行代は無料だった。自治体によって、写真なしは無料が多く、写真付き(役所で写真を撮るなど)無料から500円が多い。
これも、無料では文句は言えないが・・・、他のことになるが、「国民健康保険料」といいながら、自治体によって料金に大差があるのは、納得のできることではない。「介護保険料」もだ。「国民年金」と同様に全国一率でないと国の役割が・・・納得できないよ。

それなら、問題の多い成人式に無駄なお金を掛ける前に、新成人全員に写真入りの「住基カード」を渡すようにしてください。運転免許証のない人も「身分証明書」になるし・・・少しだけでも、成人の自覚が出来るだろうに!

かくして、あまり用もないだろうが、「住基カード」を作った。運転ができなくなる日に備えて。


買い物に付き合う

2010年03月21日 19時24分18秒 | 気まま日記
今日は買い物に・・。

次の日曜日に、家内が旅行に。

ネットで見つけた郊外の施設に食事に行った。宿泊施設でもあるが、「ランチ・タイム」には、食事だけでもできるので・・・・。うれしい時間が過ごせた。

帰りには、旅行用の衣服などを買うのに付き合った。ご多分にもれず、かなりの時間を要するから、忍耐・・・我慢の極限に近づいた。その衣服にも興味が湧かないから、形や色に同意を求められても、いい加減なものである。
なんとか選ばれたものに「ごくろうさん」と言いたいよ。君も長い間付き合ってもらえない運命だろうと、ご同情申し上げます。
家内の母親が散歩に行くと時間が分からないからと腕時計をも買うのにも時間がかかったぞよ!少し白内障ぎみだし、大きい文字盤や伸びる金属バンドを勧めたのだが、結局は無駄な進言になった。いわゆる「女性らしい」時計とあいなった。(kunio_nikkiの両親は、すでに鬼籍に。家内の父親も鬼籍に。)

もう、相当疲れたので巨大スーパーに寄って、夕食やオヤツや飲み物を買って「楽食」で済ますこととなった。

春の訪れ

2010年03月20日 20時12分07秒 | 残日録
今日の「毎日新聞」夕刊「万葉のとびら」が、さわらび(早蕨)を取り上げているので・・・・。
わらびの萌え出すのは、当地では五月初旬なんですが・・・風が春になったので・・・。

【石走る 垂水の上の さわらびの 萌え出づる春に なりにけるかも】(志貴皇子 巻8-1418)
いはばしる たるみのうへの さわらびの もえいづるはるに なりにけるかも

そこで、大好きな「太田南畝(蜀山人)」の狂歌を取り上げねばなるまい。
【早蕨の にぎりこぶしを振り上げて 山の横つら春風ぞ吹く】 
写真を見てください。粋がって握りこぶしを振り上げています。ワラビが「さわらび」と言われるのは、この瞬間です。すぐに大きな葉を広げて羊歯となってしまうんですから。
ワラビが握りこぶしを振り上げた瞬間に、季節を感じ取った「春風」が、山の斜面を吹き抜けていくよ!

春の清々しさが、さわらびと春風で・・・うれしくなります。

今日は、土筆摘みに行った。
家内が、このようなレクレーションが大好きなので・・・。
家からかなり遠い自分の畑の付近まで、歩いて出かけた。土手(天川の堤)や休耕にされた畑などで探した。程なく多くの収穫があった(ビニール袋に2杯ほども)次々と見つかるのでヤメ時を失ったかも。歩いて往復40分とで合計2時間もであった。
春の陽気で一枚脱いでも汗ばんだ。しかし、春風が通り過ぎる度に、冬の終を感じた。心地良さが残った。




独裁者たる似非為政者

2010年03月19日 18時55分45秒 | 気まま日記
【 阿久根市の竹原信一市長は、16日配布した市広報誌3月号の市長コラムで、市政改革をやり抜くため「相手が裁判官であっても妥協しません」と記載した。
コラムは、竹原市長が懲戒免職にした職員男性(45)の訴訟に関し、裁判所を批判。男性の法的な復職などを認めた鹿児島地裁の判決や決定について「地裁は公務員寄りの判断をする」「同じ公務員の裁判官が自分のための仕事をした」などとしている。

阿久根市の竹原信一市長は19日も市議会への出席を拒み、本会議は18日に続き、開会20分で散会となった。議員11人が予定していた一般質問と、職員給与を平均約6%カットする条例改正案の追加提案は、26日の本会議に延期された。
19日は午前10時に開会したが、竹原市長ら執行部側は議場に現れなかった。】(南日本新聞より)

最後の審判たる「判決」を無視し、議会をも無視し、何処へ行こうとしているのだろうか?
裁判の結果を無視する市長に意見をする人もいないのだろうか。
議会も市民も無策とは・・・・・。

歴史上にもない事態だ。

しかし、選んだ市民が・・・・「あほう」なんだが・・・・。

理解できないよ!



DV被害について

2010年03月18日 19時12分17秒 | 残日録
姫路市の市内在住者に対する「ドメスティックバイオレンス」調査が・・・。

【DV被害の経験は、男性は2003年の前回調査から13・6ポイント、女性は7・3ポイント増加。「大声で怒鳴られた」(30・4%)や「長時間無視された」(25・6%)などの答えが多く、こうした精神的暴力もDVにあたる‐との認識が広がった影響とみられる。
一方、殴られたりけられたりの身体的暴力は女性の24%、男性の13・5%が経験。年代別にみると、30歳以上は全年齢層で女性の被害が多かったが、20代では男性が19・4%、女性が11・5%と逆転した。「大声で怒鳴られた」のも30歳以上では女性の被害が目立ったが、20代では男女とも約25%と同程度だった。
ただ、加害経験がある女性に理由を尋ねると、12%が「相手の危害から身を守ろうと思った」と回答。男性側にも原因があったことをうかがわせた。】

戦後(太平洋戦争:昭和20年(1945年)終戦)強くなったのは、「女」と「靴下」と笑っていたのも・・・遠い昔だ。
靴下は、厚い綿の靴下(軍足とも)だったが、学校の廊下などを歩くだけで、一週間もするまもなく敗れたのだ。もちろんスリッパなどが履かれるようになったのは30年(1955)の頃だった。ナイロン製靴下ができると、圧倒的な強さだった。それと比例して女の権利も(男女同権)実力も強くなった。
しかし、「強くなったなあ」と余裕をかましていたのだ。

それが、どうだ。今や配偶者に対する暴力さえ男が被害者なのだ。瀬戸内海の温暖な気候が柔らかな男性を育てたとも思えないのだが、・・・・女が強くなったのだ。「負けていないから」と反撃を開始したのだ。「アタリマエのことだ」
先ごろ亡くなった「藤田まこと」なら「あったり前田のクラッカー」と言っている筈だ。



なんとなく「土筆」を食べたい

2010年03月17日 20時12分56秒 | 残日録
ご無沙汰の散髪に行った。

「散髪を待つ」という行為が嫌いだ。理屈では言えない奇妙な感覚なのだが・・・。
安い散髪屋さんなのだが(2000円)、ズラリと並ぶ整髪台が気に入っている。駐車場の車の台数が多いと、喫茶店や本屋で時間をつぶしてから再訪することにしている。今日は、ホームセンターに行った。ついでに行ったのに、財布(山羊皮製で柔らかく、ブランドはイタリヤのものだが縫製は中国。4800円。百貨店で見たが15000円程度だったので)が目についた。春なので(財布が張るとの言い伝えで、財布は春に買う)買った。履物も「ハンテン」のサンダル(2800円)さえ買った。

幸い、散髪屋さんは、待つことなく椅子に案内された。ここは、カルテを残しているので、前回と同じなら黙って座っているだけでことが済む。少しのリキッドをつけてもらって、スプレーは断った。まあ気に入った出来でもあった。

帰ってから、「そうだ土筆(つくし)を取りに行こう」と思ったのだ。理屈はない。
子供の時分に30年近くも前に亡くなった母親の「土筆料理」(炒め物)は、あまり美味しくなかった(子供には、あの少しだけだが春の苦味が苦手だった)。今では思い出すだに懐かしい味に替わっている。
散歩のついでのようなブラブラ歩きでも、40分で小さなビニール袋に半分ほどにもなった。まだ薄ら寒い陽気の所為で、丸々とは太っていないものもあったが、うれしい収穫となった。

明日の食卓にはのぼることでしょう。

大学時代の友人に電話した。4月にまた山に行くようだ、3日間もだ。酒飲みの男なので、心配もしているが、不思議に元気なので・・・。自分の方が確実に先に行くようだ。
なにか節制するためのきっかけがあればいいのにと気に病んでいる。「数人だけの同窓会」には、この男の「こまめさ」を頼りにしている。

なんと怪我が・・

2010年03月08日 20時13分23秒 | 気まま日記
今日、風呂でケガを発見す。

老いたものだ。
ケガをするのは仕方がないが、右足の「ふくらはぎの上方内側」に10cm、幅2cm程度にも及ぶ内出血ができていた。
これが、打撲したとか、痛い目にあったとかの記憶がない。あわれなことよ。

おまけに、猛烈な頭痛にも陥った。脳溢血に至らねばいいのですが、なんと風邪薬でもって対処しようとする浅はかさだ。

それでも(頭痛でも)・・・、親戚にできた葬式(家族での密葬と聞いたが)に「御香料」と「盛花料」を託した。

一句
「いそぎんちゃく ゆうらゆらりの お念仏」寺田良治(1932生まれ~78歳
「別れた日 いそぎんちゃくを 見ていたの」寺田良治



木村健君おめでとう!

2010年03月07日 19時25分55秒 | 気まま日記
木村健騎手(公営 園田・姫路競馬所属)おめでとうございます。

木村騎手が、中央競馬の重賞に勝利した。6日11Rチューリップ賞(3700万円)で4角7番手から差し切った。
同君は、この12日に田上さんとの結婚を控えており、うれしい勝利となった。この日の他の騎乗でも5着以内(賞金あり)があるので、206万円の賞金と騎乗料18万円が前祝いとして・・・・。

園田・姫路競馬からは、すでに「小牧太」、「岩田康誠」、「赤木高太郎」が中央競馬で活躍している。
昨日騎乗の「木村健」や今日騎乗して勝利した「田中学」がいるから、頼もしい限りだ。ただkunio_nikkiは、入れ込む性質ゆえに、これまでも随分と彼らに投資したものだ。もう「中央競馬に来なくていいよ」と言いたいが彼らの人生を考えると「一着賞金30万円」の競馬で終わって欲しくないのも事実だ。

そうそう、赤木騎手、落馬骨折の傷もそろそろ癒えたでしょうか?元気に騎乗をされることを心待ちしていますよ。

因美線「美作深尾駅」

2010年03月05日 21時09分46秒 | 気まま日記
   
昨日の続き・・「男はつらいよ」ロケ地に行ってみた。

姫路は、朝から降り出しそうな雲り空だったが、津山の当地天気の読者クリックが「晴れ」となっていたので、行く気になった。地道ばかりでボチボチ行けば晴れ間だろうと思ったので。

それでも、遠いこと。3時間程度の道のりだった。姫路ー龍野(新宮)ー佐用ー美作ー津山と行ったので少し遠回りだったかも。
津山で腹ごしらえ。因美線の東津山駅から、高野駅ー深尾駅と行った。
もう少し「木造駅」の旅にしたかったが、疲れたので休憩ののち帰ることにした。昨夜考えた「男はつらいよ」ロケ地の勝山町(江戸の街並みがある)まで行きたかったが・・・・。

数枚の写真を撮ったが、「美作深尾駅」は、北上する線路に対して左側に駅舎があった。考えていたのは、右側駅舎だった。よって、午後の日射しは逆光になり残念なことに。
線路を横切って反対方向から駅舎も撮った。

なんだか、数枚のシーンが一日のご褒美として記憶に残った。