日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

老人は嘘をつくでしょうか?

2006年10月31日 18時46分06秒 | 残日録
齢(よわい)を重ねますと、日記も「残日録」となってしまいました。夜中にも、胸の痛み(狭心症?)に耐えかねて、高価な薬の世話になる日々を送っていますと、ブログにも「嘘」を書かないで置こうと思うんですが、怖いの(狂信的な宗教団体や身近な暴力的な相手や権力者)を相手にしますと、ついつい嘘を書いているかも・・・。

大好きな「蒲生氏郷(がもううじさと)」も、思っていることを隠さず言っていたようです。その時代の老人(余命少なく怖いものが少ない)が言っているんですから・・。
加賀、前田利家の家臣、村井勘十郎の覚書「利家夜話」や、京都の医師の江村専斎が残した「老人夜話」にも、氏郷の豪快な考えが書きとめられています。
「もし、太閤の後に誰が天下をとるか。それは、大納言どの(前田利家)だろう。家康は、天下を取るべき人物ではない。あの男には、人に過分に与える器量がない。それにくらべ又衛門(利家)どのは、人に加増を分に過ぎて与えられる切れ者。天下を取るのは、この人だ」また、「利家が取らないなら、天下は俺が取る」とも・・。家康の小心者だったことが、徳川300年の礎を築いた。参勤交代や江戸での華美な生活や領地替え、江戸城の普請や日光の造営などで大名を疲弊させ、戦闘能力を失わせたんですから。
この放言の直後(1595)、秀吉の無謀なる「朝鮮出兵」のために、肥前の名護屋に結集していた主なる大名の中で、その器量に恐れをなした誰かに毒殺されたようです。
辞世の句が「限りあれば 吹かねど花は 散るものを 心短き 春の山風」で、散らされる無念から、犯人探しは当時から盛んに論じられたようです。秀行(氏郷の一子)が、3回忌の供養に絵師に画像を写させ、京に送り、玄圃霊三和尚に賛を求めたが、長い賛詞のなかに1行、「談笑中に毒を盛られた」と書いている。
さて、誰が毒を盛ったか?古くから、本当に疑り深い気質の「秀吉」説や、石田三成、家康、正宗などの説の他に、直江兼続説もあります。

松井秀喜もただの人?

2006年10月30日 20時20分38秒 | 松井秀喜
ヤンキースの松井秀喜外野手が、骨折した左手首のリハビリ中に千羽鶴や手紙をもらった、ニューヨーク近郊の日本人学校へのお礼への今オフ4校目となるニューヨーク郊外にある日本人学校を訪問した。事前に告知はなく、生徒には「不審者についての情報が警察からありましたので、講堂に集まって下さい」とのアナウンス。500人の生徒が集まると、そこには松井がいるというサプライズに子供たちも大喜びだった。
松井秀喜外野手はよく知っていても、しかし、子供達の質問は、松井選手もタジタジだったようです。愛らしい子供の前では、ただの人となるようです。
「松井さんは何人、子供がいるんですか?」
質問した小学校低学年の女子の顔は真剣そのものだったが、花の独身ライフを知っている児童や生徒からは一斉に笑い声が起きた。でも、このゴツイお兄さんに子供がいないはずはない、と思っていた児童も多数いた様子。ゴジラは「ごめんなさい。僕、まだ結婚もしていないんで、子供もいないんです…」と謝るしかなかった。
ひと息つく間もなく、今度は小学校低学年の男子から「まだ野球やんの?」とタメ口で質問された。これには「はい。来年もやらさせていただきます」と回答。今年、左手首を骨折して約4カ月も戦線離脱した事実の重さを思い知らされた。
「けがは痛かったですか」との質問に松井は「すごく痛かった。泣きそうでした」。野球部の男子生徒には「打つ時も守る時も、最後までしっかりボールを見ることが大切」とアドバイスした。
松井は今後、ニューヨーク近郊の日本人学校2~3校を訪問する。

日本中央競馬会殿

2006年10月29日 21時11分09秒 | 気まま日記
あんなに愛していた「ディープインパクト」は、凱旋門賞での気管支拡張剤(ヨーロッパでは、レースのほぼ1ヶ月前に投与をやめる。2週間で検査に現れない。アメリカでも、禁止薬物ランクの5段階の3番目)の投与で、失格となり後味の悪さを残しました。池江泰郎(やすお)調教師1941/03/01(栗東所属)は、名伯楽ですから中央競馬会も一目置いているのでしょうか?息子の池江泰寿(やすとし)調教師1969/01/13(栗東所属)が、2年前に起こした薬物疑惑のときにも、所属長(栗東トレーニングセンター長)の戒告に留めましたね。すぐに、警察に告発して調べてもらうのが筋ではないでしょうか?なにせ、国の法律の抜け道(賭博法から例外として認める法律で)運営し、庶民がなけなしの金を賭けているんですから、最高の公平性を求められているはずです。
中央競馬会は、法律に違反しても、サークル内(調教師も騎手も血縁関係が多すぎます。これでは、公平性がうたがわれます。池江親子も一心同体のような活動状況)のこととして処分することは許される範囲を超えています。「真実は明白ですから(潔白ですから)コメントはしません」との、泰郎調教師の言葉はむなしいです。潔白を声高に主張するなら、経過(いきさつ)を明確に発表して下さい。
競馬の公平性が疑われているんですから(無改造の自動車レースにこっそりターボ付エンジンを持ち込んだ)、競馬会は、的確に判断して欲しかったです。一番悪いのは取り締まりのできる、告発のできる「中央競馬会」の判断の甘さです。
よって、各スポーツ紙も競馬新聞も「ひそひそ話」をするだけで、閉鎖社会を泳ぐ術(すべ)と心得ているのでしょうか。気概をもって知ることの全てを記事にして下さい。
愛する競馬、ロマンと言う名の隠れ蓑に隠れて、大枚を賭けてきましたが、しばらくサヨナラします。大掃除が終わったら、また・・・・?

スーパーサブの勲章

2006年10月28日 20時24分24秒 | MLB
松井秀喜外野手がヤンキースに入団して4年、ア・リーグ地区優勝を毎年果たしながら、最も望むもの(チャンピオンリング)に手が届かない。
日本人選手として、二人目の(もちろん2個目)チャンピオンリングをスーパーサブの「田口壮外野手」(カージナルス、今期年俸1億円)が、手にした。
選ばれた者だけが戦うポストシーズンの舞台で、いつのまにか田口選手は主役を上回る喝さいを浴びるようになっていった。初戦を落とした後のナ・リーグ優勝決定戦第2戦でメッツの守護神、ワグナー投手から放った決勝ソロは「世界一」への流れをつくる一撃になった。この夜も二回に先制点につながる犠打を決め、逆転された後の四回には、再逆転のおぜん立てをする中前打を放った。
「自分でもいい仕事をしたと思う」と振り返る田口選手。厳しかったマイナー暮らしも「いろいろな経験をさせてもらって、自分は幸せ」と自信のこもる口調で話した。
これで、井口資仁内野手(ホワイトソックス来期残留決定、年俸240万ドルから325万ドルへ(3億8700万円))に次いで2人目のチャンピオンリングが手に入る。いぶし銀の脇役として黙々とチームを支えてきた努力に、「最高のご褒美」(恵美子さん)が授けられた。

郵政民営化、反対議員の皆様へ

2006年10月27日 19時01分07秒 | 残日録
郵政民営化は、結局弱者切捨ての部分を持っているにも関わらず、「改革に賛成するか?」と論議のすり替えがあって、衆議院議員選挙で、賛成が大勝しました。
むしろ立派だったのは、いわゆる刺客候補達で、意見がぶれていません。(大した玉はいませんが・・)当時、反対を声高に表明しておきながら、今になって復党を願うなんて(賛成に衣替えするなんて!)信念が、議員バッヂ1つに揺すぶられて情けないです。「郵政民営化に反対でも復党を認めるのか?」と切り返す気概はないんですか。情けない。

女児は誘ったのか?誘われたのか?

2006年10月26日 20時45分26秒 | 気まま日記
長野県小諸市の小学6年生(12)のメル友との逃避行は、「誘われたのか?誘ったのか?」。逮捕された「青木宏憲(31)無職」は、女児を神奈川県箱根町の別荘に招いたことからも分かるように、金持ちの道楽息子でしょう。先に監禁致死や致傷事件を起こした男も、お見合いパーティで知り合った女性を、父親の経営する巨大なアパートに監禁していた無職の道楽息子だった。・・・
6年生の女児も利用していたのが(小学生から高校生くらいの女の子がメル友や出会いを求めるポータルサイトが)「ふみコミュ」[fumi23]だ。このサイトの「メル友ひろば」をクリックしてみましょう。今時の女児の心が少し解るかも。月間5億のアクセスがある人気サイトに成長している。(携帯サイトは3000万ほどのアクセス)そして、青木は、同年齢の女の子と偽ってメールを送ったようです。出会って、なぜ車に乗ったか、四日も同道したのか、女児の心の中は分かりませんが、・・・・複雑です。
携帯やパソコンは、今時持っているのが当たり前ですから、特に女の子を持つ親は、「うちの子に限って」と信用するのはいかがなものでしょう。履歴チェックやメールのチェックをこっそりしましょう。事件が起こって初めて自分の子供の心が解るなんて・・・・。

グラドルから歌姫へ!

2006年10月24日 09時07分38秒 | 芸能
ビクターエンターテーメントが画策する戦略は成功したようだ。
「リア・ディゾン(20)」の売り出し方法は、あらゆるメディア(テレビ、雑誌、写真集、ネットなど)を利用して、ネットのアクセス数も50万件/日に迫ろうとしている。(ホームページ+ブログ+ビクターのリア・ディゾンページの合計で)
どこにでもいるアメリカの混血娘を引っ張り出すのに成功した。それが、混血が優性遺伝する典型のように、ボディラインや顔形も日本人好みに思える。父親は、フランス人の父とアメリカ人の母のハーフ。母親は、中国人の父とフィリピン人の母のハーフ。なんと、4ヶ国のクオーターという人種の坩堝です(言語は英語だけ)。どの人種ということなく突然変異のように美形が生まれたようです。
リア・ディゾンホームページ  リア・ディゾンブログ 

日本の桜!

2006年10月21日 19時39分30秒 | 気まま日記
日本の桜と言えば「染井吉野」が有名になり過ぎました。古来歌に詠まれた桜は、「山桜」でした。武士は、普段、山の中にひっそりとしていても、なにごとかあったときに(季節が来た時に)一斉に花開く潔さ(いさぎよさ)を、武士道に準えて(なぞらえて)愛していました。
また、「願わくば 花の下(もと)にて春死なむ・・・・」は、もちろん「やまざくら」でした。各地の古代桜(主に一本桜)は山桜が多いです。
旧街道のところどころに散らばる「四季咲き桜」も愛され続けています。観光地図の詳細図に書き込まれているのを発見したときはうれしいです。

【福山市神辺町上竹田の竹田川沿いで、春と秋に開花のピークを迎える「ジュウガツザクラ」が花を咲かせている。さわやかな秋風に舞う淡いピンクの花びらが、土手を散歩する住民らを楽しませる。
「ジュウガツザクラ」は9月ごろに開花。冬の間も少しずつ花を咲かせ続け、10月と4月ごろに見ごろとなる。1つの花は直径4センチほどで、八重咲き。1本の木に、つぼみと隆盛の花などが混在する。】(写真)


日本人は心配だが・・

2006年10月20日 19時32分16秒 | 残日録
日本人は、集団的に物事を決着するのが大好きなので心配も多い。
先の大戦でも、今の北朝鮮のように、特高警察による言論統制は、あらゆる場所に目を光らせていた。そして、「鬼畜米英」とか「撃ちてし止まん」、「一億火の玉」など、今の北朝鮮(2千万火の玉なんて言っている)とそっくりだった。集団からはみ出すことを嫌う日本人の気性が戦争への道を突き進んだのだ。

「郵政民営化」でも、それが正義だと吹き込まれ、選挙ではなにがなんだか分からないうちに、怒涛のごとく成立してしまった。それが、じわじわと弱い部分にボディーブローのように効いてきた。過疎地や小さな島で、郵便局が無集配局へと変わっていく。福祉もそうですが、効率化とは結局弱いもの虐めなんでしょう。

しかし、まだまだ見捨てたものじゃ~ない日本人という、うれしいことがあった。組織犯罪防止の目的で制定を急いでいる「共謀罪(犯罪の話をしただけで成立)」について、ネット上で、やり合っているのは、うれしい。
うっかり、飲み屋で冗談も言えない物騒な世の中になるんではとの心配もある。条約批准を急ぐアメリカの策謀は、自国では、州法の壁でブロックされているらしい。

ネット上の論争とは、 「外務省」 と「法務省」 対 「日弁連」である。各ホームページで展開している論争はうれしい限りです。
言論が封じられる貧しい世の中に逆戻りして欲しくないですよ。核武装論議が防衛論の鎧の下に隠れて暴走しないかと心配です。これだけ各国が反対している北朝鮮の核実験でも分かるはずです。日本がもし・・・・では、アジア諸国の猛反対で世界からも総スカン必至です。政府首脳の発言が、大きく取り上げられなかったのは幸いでした。

海を見に行く

2006年10月19日 19時56分36秒 | 残日録
「小赤壁」を見に行った。10月半ばだというのに夏日(25℃以上)という汗ばむような陽気に誘われて海を見に行った。小赤壁を望む小さな魚港の岸壁に腰掛けて、少しの間まどろむことができました。遠くに小赤壁を写生している一人の姿が見受けられたが、ほんの少しだけだが優雅な気分を共有したような不思議な気分を味わえた。
海面を群泳する本当に小さいイワシの大群は、生気溢れる活発さで、少しの音にも敏感に反応して、海面から深みに潜り込む本能は感動を伴ったものとなった。自然の息吹は存在そのものが感動なんですね。

それにしても、世の中騒がしい。「北朝鮮の2回目以降の核実験問題」や「ディープインパクトから薬物検出(イプラトロピウム=気管支拡張薬)」や「松井秀喜選手の学校訪問(骨折時に千羽鶴を送られた)」や「ポスティングシステムやFAによるMLB挑戦者達(松坂、井川、岩村、・・・黒田、)のデーター」などを書こうと思っていたのに、・・・気分転換が必要だったのかも知れない。