日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

あのトヨタが・・・!

2009年01月14日 12時24分03秒 | 気まま日記
あのトヨタが、ついに・・・・。

【9日に開いた部長会の総会で決定した。トヨタには部長級に相当する基幹職1級と2級、理事が計約2200人いるが、それぞれが「強制ではなく、あくまで自主的」にトヨタ車を購入するという。車種や価格などの制限は設けない。】

この事態は、先年にサンヨー電器が4ヶ月に渡って行った「自社製品の購入お願い(実質は命令)」に似ているが、会社のお願いでなく、幹部社員の提案となっている。サンヨーは、大して効果がなかったのか、パナソニックの軍門に下った。

このような発想は、ず~と昔からあった。戦後になっても、街頭で会社が倒産あるいは倒産しそうだとして、万年筆や衣料品(当時は貴重品で高かったが、詐欺的商法)を、売っていた。
それは、会社というものが、あるいは公的会社だって、全社員一丸であって、「○○一家」という思いがあったのだ。
国鉄一家=日本国有鉄道(現JR各社)や電電一家=日本電信電話公社(現NTTなど)つぎつぎ、そういう名称がうまれた。愛社精神が満ち溢れていた。

それが今やどうだろう。あなた方(経営者)が押し進めた社員の差別化は、多様な社員を作り出して、その購買力さえ奪ったのだ。社員はいい。期間従業員や下請けや派遣労働者は低賃金で、自分の作ったものを買えない事態だ。幹部候補社員(新入)だって、運転免許を持たない社員を採用しているのだから、「なにおか言わんや」。

それを、幹部社員が具現しようとしても、日本の社会が購買力のない構造になったのだ。年末のテント村や公園などで生活する人の数は、戦後(昭和20年)の様相だ。


地デジ政策さえ、そのテレビの普及率は26~30%と言われている。11年に実施できる事態ではない。地デジとアナログの併用は、莫大な損失でもあるし・・・。