日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

上村占魚

2010年01月30日 20時31分59秒 | 気まま日記
上村占魚(1920~1996)俳人

【毎日新聞30日夕刊:近事片々 <すぐそこに 来てゐる春や 春を待つ>上村占魚(かみむらせんぎょ)を取り上げている。
なぜか、面白いのだが、他の句を並べていくと、占魚の独特の感性が・・・・。

「我が家の 今日の出来事 金魚の死」(上村占魚:霜積より)
「あぢさゐの 雨に女を たづねけり」

実におもしろい。深い!

これが武士道だ

2010年01月29日 17時01分41秒 | 残日録
【毎日新聞:メキシコ市支局】南米ペルーのベラスケス首相は28日、豪雨のため世界遺産マチュピチュ遺跡周辺に取り残された観光客ら975人を新たにヘリコプターで救出したと語った。AP通信が伝えた。残っているのは約600人としている。日本の外務省によると、日本人観光客77人のうち同日夜までに計72人が救出された。残る5人は残留を希望したという。けが人などはいない。

 ペルー当局は29日までに全員の救出を目指しているが、寸断された鉄道などの復旧には数週間かかる見通し。現地では、救出のためのヘリコプターの順番待ちで特に中高年の観光客は疲弊した様子。一方で、若い観光客が遺跡近くの川辺で、現地住民と一緒に砂袋に土や石を詰めて、今後の雨に備える姿も見られた。】

取り残された日本人77人には、高齢者が多いのだろうなあ!77人のうち72人が既に救出されたのだから・・・。
現地の人に混じって土嚢を積む人の中にはいるのかなあ!
一人でもいてくれたら、うれしい!のですが・・・・・。


日本相撲協会殿

2010年01月26日 17時57分30秒 | 残日録
大相撲の横綱「あさしょうりゅう」が・・・・。

横綱審議委員を退かれる「内舘牧子」さんが、幾度も嘆いていたのに・・・。

「日下開山」たる横綱が、5度目の「厳重注意」を受けた。未だ反省の態度なし。
何度も同じ処分をする「相撲協会」に失望した。刑法なら、繰り返される行為は、重く罰せられるのだが。(道路交通法でも)

そこで、もう一方の横綱「白鵬」が、尊敬する双葉山がよく引用した「未だ木鶏たり得ず」(荘子)を、言っていたので、おおいに感心したのだが・・。
おおよそ、「日下開山」なら、相撲道を究めたと同時に人格者へと成長しなければ意味がない。

根本は、相撲協会の甘い体質にある。「強ければ許される」とした体質は、捨て去る必要がある。時に「無気力相撲」でも許される範囲の形というものがある。勝ったあとの立ち居振る舞いに尊敬の念が湧かない。形、立ち居振る舞い・・・人格者に与えられる称号「日下開山」なのだ。

横綱、大関に対しても、大鉈を古い「若い、溌剌とした相撲」から再出発しなければ、相撲の未来は、危うい。
九州場所でも空席が多かった。相撲協会が、もう一方の横綱不在なら、観客が減る(収入が減る)との考えなら、未来は危うい。


寒い一日に!

2010年01月21日 20時32分19秒 | 気まま日記
朝方の暖かさが、午後には北風ピイプウとなった。

真冬の気候に逆戻りした。ネットで岡山、兵庫、京都などの「お祭り」、「行事」を検索したが、冬季のそれは少ない。

今日は、家内の自動車「キューブ」が、壊れたので修理の必要があったのだ。運転席側のオートドアが動かなくなった。ディーラーに引き取ってもらって「モーター」の取替えで36800円程度だった。ハンドルをクルクル廻して開けられないから、不便この上ない。
ドアごとに同じような設備となっているのだろうが、駐車代金などの支払いに困るのだ。


近頃、kunio_nikkiに触発されたか、故障が相次ぐこととなった。テレビ(突然大音量や画面が暗く)、パソコン(リカバリーしても、ウィンドウズが動かない)、プリンター(プリントのインク汚れがヘッドクリーニングしても改善されない)、掃除機(音が大きいし、ホースなどの痛み)など、不運が重なったものだ。

2~3日の陽気で溶け出した雪も、今日の寒波でまた雪が・・・・。

「いざ行かむ 雪見に転ぶ ところまで」(芭蕉) と考えているが・・・。



日向ぼこ

2010年01月20日 12時26分42秒 | 気まま日記
行方克巳: 昭和19年、千葉県八街に生れる。昭和38年、千葉高等学校卒業。慶応義塾大学文学部入学。慶大俳句に所属、爾来、清崎敏郎に師事。昭和48年、慶応義塾中等部に勤務。平成8年、西村和子と「知音」創刊。句集に『知音』(昭和62年刊、第11回俳人協会新人賞)など。

(句集:阿修羅より)
仔馬すぐもどるつながれたるごとく
引つかけし捧ごと放り蝌蚪の紐
海かけて飛んできちきちばつたかな
しぐるると麒麟は首をもてあまし
一樹よりわが寒林ははじまれり
波の音踏めば踏まるる凉夜かな
阿修羅像わが汗の手は何なさむ
冷麦や十年は舌滅ばずあれ
日向ぼこより父帰らず母帰らず
われは人に汝はなまこに生まれたる
朝な朝な生活の雪を踏み固め
氷海をいま火の海と思ひけり

毎日新聞(2010/01/20)<季節だより<坪内 稔典(註:俳人・佛教大学教授である。京都教育大学名誉教授。愛媛県西宇和郡伊方町出身) が取り上げている。
鯛焼きは一寸泳がせてから食べる

作者の句は平易なのか深いのかkunio_nikkiには解らない。
しかし、日常が、悲しみが、淡々と読み込まれているから共感も多い。同世代の共感だが・・・。

姫路城に行く

2010年01月19日 17時39分57秒 | 気まま日記
冬の半ばの束の間の陽気に誘われて姫路城へ。

12時少し前に動物園側の駐車場に着いた。
定点撮影地点に三脚を据えて南南東からの写真を撮った。どんよりとした地表に対して上空は青かったので、雲のないショットが撮れた。それでも、数ショットを撮るのに40分もかかった。
入城してからは、一通り回ったが、もう一つシャッターを押える意欲が湧かなかった。
帰りのも(13時)定点でレンズを交換しながら数枚撮った。

早めに帰ってホームページに貼り付けた。「定点撮影壁紙」にしたから、カレンダーを作る手間が省けて良かった。というのも、近頃とみに「生きる」ということにも労力がいることになったので、助かるよ!



国会が今日始まったが、「政治と金」は古くて新しい「頭痛の種」だ。あの士農工商という身分制度があった時代でも田沼さんなど「水清くして魚住まず」と濁っていた。
小沢某など、政党がなくなったのに、その政党助成金なども闇に葬ったのだから悪質だ。罪にならないとしても、スッキリしないよ。庶民には考えられない単位のお金なんだから・・・。政治屋に潔白を求めるなんて、ないものねだりだったのだ。

庶民が熱狂した「小泉某」も庶民を置き去りにしたし、庶民が変わって欲しかった「鳩山・小沢」も、同じなんでしょうネ!

人生には何勝何敗が適当?

2010年01月15日 19時23分24秒 | 気まま日記
1勝9敗ならいいんですがネエ!

なんと言うことなないリタイヤの人生にとっても泣き笑いはある。
悲しいこと、辛いことが続いても、なにか些細なことの喜びがあればいいんですが。
人生なんてそんなものです。

小さな喜びを見出したときに、「悲しみ苦しみ」が癒される。忘れられる。人間は不思議なものです。1勝9敗なら、100回の、100日のうちに10回も喜びがあるのだ。

100回も(100日も)悪い考えが駆け巡っても、1つの「うれしさ」がすべてを埋め合わせてくれるのだ。1勝99敗でも人生を謳歌できる。

さて、何に喜びを見出せばいいんでしょうか?



朝来市に行く

2010年01月14日 16時23分16秒 | 気まま日記
今日、朝来市に行った。

「故郷の景色」に会いに!「生命(いのち)生まれる処」を見に。

平日ゆえに道路(播但自動車道)は空いていた。ただ、片側1車線の対面交通区間に入ると、荷物を多く積んだ車もあり、連なった状態になってしまうのは致し方ないでしょう。

まず、和田山JCTから、「藤和(ふじわ)」へ行く。途中の峠を越えたあたりから道路にも凍結が見られるし、坂道ゆえに慎重に車を進める必要がある。途中は1車線しかない部分もあり対向車があればと、「スピードは控えめに」
地番を調べた時点でもう少し小さい集落と考えていたが、狭い道沿いに多くの家があつまっていたのには驚いた。この地区は多くの雪で覆われていたが、例年よりは少ない感じだ。道路沿いの、道幅を示す測量ポールも伸ばされていなかったから。
山間部ゆえに竹田小学校の「藤和分校」(4年生までの学校)があるが・・・。
目的の「いのち生まれる処」(kunio_nikkiのイメージ)ではなかった。
数枚の写真を撮ったが、もう帰ることにした。

途中の「播但自動車道」が高く聳えている部分は、古代の水道橋を思わせる興味の湧く構造であった。(写真)
帰りに、大好きな「兵共(つわものども)」の歴史を刻んでいる「竹田城祉」(別名:虎臥城)に登った。山上の石垣群は、思った以上に広大であったので感激し、何枚もの写真を撮った。
当初、もう一つの「朝日分校」付近を訪ねる計画であったのに・・・。止めにした。


明日にも行く

2010年01月13日 19時19分23秒 | 残日録
「美しい日本、生命生まれるところ」の下見に、明日出かける。

どうしても写したかった、素朴な人々の暮らしと密接に繋がっている「過疎」又は「限界集落」をネットで探したので下見に行く。出来れば一人でも新一年生がいてくれたらいいのに!分校も訪ねたい。「村の一年」は撮り終えたいものだが・・・。
3ヶ所を予定。雪の加減があるので、明日はどうかな?


少し胸に違和感があり、不快感が拭えない。吹っ切るように本屋に行った。
山本周五郎の「青嵐(あおあらし)」(短編集)と「DIME」を買った。カメラの雑誌も少し立ち読み。周辺機器を買いたいものがあるので・・・。

荒れる成人式に

2010年01月10日 17時20分19秒 | 気まま日記
若者は、成人式に何を求めているのでしょう。

成人式は、1月15日に行われていたのだが、祭日を日曜日にくっつける変な法律で月曜日になってしまった。
各地の成人式が良い意味でなくニュースになるようになったのは、いつの頃からだったのでしょうか。

しかし、成人式の日にちについては、各自治体に任されている。
よって、1月、3月、5月、8月など様々になった。概ね雪深い所や、お盆の帰省に合わせる所などだ。

◇新潟県だけをとっても以下のようになる。

【1月】

 新潟市、五泉市

【3月】

 新発田市、燕市、三条市、田上町

【4月】

 長岡市(栃尾)、上越市

【5月】

 新潟市(豊栄地区・秋葉区・南区)、長岡市(長岡・小国・越路)、柏崎市、小千谷市、加茂市、十日町市、見附市、阿賀野市、魚沼市、南魚沼市、糸魚川市

【8月】

 長岡市(山古志・寺泊・中之島・三島・与板・和島)、村上市、妙高市、佐渡市、胎内市、聖籠町、阿賀町、出雲崎町、川口町、湯沢町、津南町、弥彦村、刈羽村、関川村

しかして、その運営は容易でないようだ。夏の成人式は、晴れ着ではないにしても、余りにも肌の露出の多いものなどの欠点もある。
親にとっては、高価な晴れ着(そう何回も着ない)を一式揃える負担は大きい。

若者自身が、成人式の式典運営に参加する方式で成功した例もある。
何か社会人としての自覚を促す方法はないのでしょうか。「選挙人登録カード」とかの配布・・・新成人自身で考えて欲しい。
武士の成人式(元服)は、11歳前後~15、6歳で行われたが家族単位のもので、男女とも髪型を変えたり見た目を変えた。そして一番の変化は、幼名が元服名になって世間にも披露されたのだ。守り刀なども与えられた。これでは、本人も自覚するよ。


明日のニュースが「うれしい成人式」であって欲しいものです。