日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

中学のクラス会への誘い(いざない)!

2009年01月31日 16時08分19秒 | 残日録
今日、18:00~中学のクラス会の打ち合わせ(数人での)に出席を申し渡された。

3年ほど前にこのクラス会に出席したことがある。50数年ぶりでは、なんと顔や名前さえ確認できない(この人誰あれ状態)だったし、高齢だが元気一杯の先生だけが、思い出の範疇にいた。うれしかった。そして、煌びやかに着飾った女性陣にも驚いた。普段着での出席は、kunio_nikkiだけであったのだ。「もう、着飾るのはいいでしょうと言いたいものだが・・・」
この齢(よわい)にもなると、この手のお誘いが多いのは、名刺が(社会的な地位が)通用しない年齢になって、懐かしむ心が蘇ったのかな。

この春、「願わくば 花の下(もと)にて、春死なむ・・・」(西行法師)の心境で、学友に「往復はがき」を2月中旬にも送る。
桜とは姫路城の桜だ。
大学は、飲み会的なものなので遠慮している。

高校の学年会は、近隣のハイキングなど、うれしいお誘いでもあるが・・・。衰えが、体を後押ししてくれなくなった・・・。

表題の打ち合われ会には、「お手伝いができるのなら」の心境で出かける。(往復はがき作成なら、電話帳確認ソフトでいくらかでも対応できるかな)

国の責任!

2009年01月30日 15時49分58秒 | 残日録
【群馬県:大沢正明知事は二十九日、自民党県議団との予算折衝で、医療費無料化助成に給付要件を設けない方針を明らかにした。給付要件を設けずに中学卒業までの医療費を無料化するのは全国初という。】

本来国民の健康に関しては、国が責任を持つべきである。
国民保険が、地方に委ねられている以上保険料が各自治体によって格差が生じているのは当たり前だ。これでは、国民保険とは言えない。

次々と弱者(障害者や母子家庭)に対する補助や給付が打ち切られてきた。戦争を知る世代であっても同様だ。(後期高齢者に対する扱い)
今、地方が非正規失職に対しても積極的に対応している。次々と繰り出される地方の政策は、国をあてにしていないように見える。これなら地方に権限をもっと与えて国の権限は制限した方がよっぽどましのようだ。その方が戦争からも遠ざかる。
税金はほとんどを地方税にした方が「いい使い方」をする知事が、市町村長がいる。(バカも一部いるが・・・)

武器を持たない国が滅びたかというとそうでもない。圧倒的な武力を持つイスラエルでも、他国を滅ぼしているわけではない。

定額給付金

2009年01月29日 19時16分43秒 | 残日録
定額給付金論議がやかましい。

2兆円を12000円~20000円(若年者と高齢者)給付して、2兆円に達するらしい。

しかし、その後に待っているのが増税では、余りにも非情だ。増税をなだめる飴玉にしても、なんと苦いものでしょう。消費税1%が2兆円~2兆5000億円ですから、10%(5%の増税)なら、「給付金反対」の地方議会の議決も分かる。
まして、消費税という怪物が、小さくなるなることはありえない。肥大することが間違いないことだから悲しい。そして、我々貧乏人にとって、「逆累進課税」である点が最も悲しい現実だ。
グローバリゼーションの下に、企業の減税や高額所得者が減税され、広く浅くの消費税が浸透してしまった。不足する税源は、必ず補てんする必要から、一番安易な消費税に転化されるでしょう。赤字予算を生み続けている国家予算は、政治家の責任だ。早く、無駄遣いを止めて健全な会計に戻す努力が・・・。そのために「給付金なんてやめて~!」と叫びたくなった。これから日本を生きる若い人たちのために!(高齢者より)

♪ぼ、ぼ、ぼくらは少年探偵団♪

2009年01月28日 19時53分34秒 | 残日録
【1987年5月に、朝日新聞阪神支局に何者かが押し入り、散弾銃を乱射して記者1人が死亡した「警察庁指定116号事件」(時効)の実行犯を名乗る男が、29日に発売される週刊新潮に、実名で犯行を告白する手記を寄せていることが分かった。
 記事によると、男は都内の元右翼団体構成員で、誰もが知る“公的な組織に属する人物”から「朝日を狙ってくれ」と金で依頼された。】

これは、重大な事態だ。公的な機関が関わっていたとなると、老いたる「少年探偵団」であっても、このまま「そうですか」と見過ごすことは出来ない。

その団体が、正義を具現すべき団体でないことだけを祈らずにはいられない!

若い芽「山林芳則」投手!

2009年01月27日 10時04分04秒 | 応援します!この人生!
【米大リーグのブレーブスは26日、兵庫・日生学園三高の山林芳則投手(18)とマイナー契約を結んだと発表した。
 山林は身長186センチ、体重85キロの右腕。甲子園出場経験はないが、ブレーブスの大屋博行国際スカウトは獲得理由について「粗削りだが、球に勢いがある。一番いいのは腕の振りが速いこと」と説明した。】

平成20年の高校野球を多く見てきた。

日生学園の力は、例年に比べて優れているとの認識はなかったが・・・。

西姫路大会においては、1回戦は、県立姫路飾西に4:3で勝利。2回戦は、県立網干に3:0で勝利。しかし、3回戦で東洋大に2:3で敗れた。敗者復活戦では、網干高校との再戦となったが、3:5で敗れた。
なんと、10校のうち3校が進める広き門「県大会」にさえ進出出来なかったのだが・・。

少ない観客の中にスカウトの目があったのだろうか。張り巡らされた情報による推薦があったのだろうか。

いずれにしても、解らないものだ。山林君の素材としての資質を高く評価したものでしょう。大きく羽ばたいて欲しいものです。地域も学校もその後の活躍でもって大いに誇りとしたいから、じっと見守るのが最善だが・・・。

このニュースで、努力に拍車が掛かればいいのですが・・・、日本ハムの中田君のニュースは、努力不足を伝えるものが多いので、心配もある。

日本プロ野球に多くいるスカウトを見返してやってくれ!

奨学金の返済

2009年01月26日 14時13分33秒 | 残日録
【景気後退で就職・雇用情勢が悪化するなか、奨学金を返済できない若者らの立場をアピールする街頭活動が25日、京都市中京区などの繁華街で行われた。学生たちがプラカードを掲げて行進し、「滞納者の『ブラックリスト化』反対」「学費を無料に」と訴えた。】

苦学生(昔、そう言ったが・・・、貧乏人の大学生)は、書生(昔は、金持ちが、苦学生を住み込みで援助した)になったり、仕事(朝夕だけの)をしながら、学校に通ったものだ。あるいは、仕事で学費を貯めてから、入学した。

今の学生は、恵まれている。奨学金制度が充実している。それを、理屈をつけて返さないとは・・・。君たちに続く勉強しようとする若者は、奨学金がなくなるという事態を想像しないのか。大企業に勤めたり、学校の先生になったりしても、返済しない輩がいるとは・・・・。
今の世の中で、普通に大学生活を送っているという程度の「生活レベル」は、果たして諸君の親の生活よりも贅沢だったりするから驚きだ。親を騙して、金を無心しているのだろう。親は、一所懸命それを支えようとしている。逆に健気なものだ。
三畳一間で、風呂、便所共同という学生は一人もいない。また、求めてもいけないのかも知れないが。気構えだけは持ってくれ!

大学だけが勉強の場ではない。

「借りたお金は、返す」常識を知れ!奨学金を「なかったことにしてくれ」とは、「徳政令」を要求するような行為だ。学生一揆だ。
まず、お金を返してくれ!奨学金に頼って卒業できたのなら、余分に寄付する心構えだけでも持ってくれ!(600億円も積もって、毎年30億円程度増えている)
少ない額でも返す(4年借りて、20年で返すのだから小額なのに)ことだ。

小説3

2009年01月22日 18時21分01秒 | 小説
「それより、約束が昨日の今日なのに、弁当までつくって来てくれた気まぐれなお姫様に感謝します」
「秀太くんが、あんまり元気が無さそうなことを、剛志君が言うものだから,張り倒して発破をかけてやろうと、張り切って出かけて来たのに。気力がないのはいろいろな事が起こって、鬱になっているのよ。生き甲斐を早く見つけてね」
「おにぎりには、だしまき、麦茶が似合うよ。うまい、うまい」
「秀太、寝ぼけたことを言ってないで、人生経験の豊富な美穂さんに「挫折よりの脱出」の方法を教えてもらえよ」
「失礼なことを言わないでよ。頼りない男どもの相談相手になっている内に、姉御みたいに見られたらしいけど、それ以上のことは何も無い。恋の相手もいなかったし…」
「今は、店にくるお客さんの中に、素敵な人がいて、映画とかドライブに誘ってもらっても、何故かお客さんというか、お得意さんにしか見えないのよ」
「失礼しました。そういう意味ではなく、世間知らずの秀太と比べてしまいました」
「秀太は、夕食は自分で作っているから、味にはうるさいんだろう」
「毎日の事になると、邪魔くさくて適当に誤魔化しているよ。このピーマンの炒め物は美味しいよ」
「お醤油だけで炒めたのよ。油は少なめにして、卵を絡めるの」  
「それにしても、美穂は、料理をいつ覚えたんだ。秀太にも一度作ってやってよ」
「剛志君は知っているでしょう。カウンターの中で調理をお願いしているみっちゃんが作っているのを見て、時々手伝うようになってから覚えたのよ」   
「今日の帰りに秀太君の家に寄って、今日採れたアサリを使って、なにか料理を作りましょうか」
「それはうれしいな、秀太。亜季さんも七時には店を閉めるから、電話しておくよ。四人で美穂の料理を頂こうよ」
「亜季も喜ぶと思うが、美穂さんは、お店はどうするんだ」
「純」に時々行っている剛志に比べて、美穂に「さん付け」しか出来ないのは、よそよそしい気もしたが、本当はもっと距離のある気がしていた。
「金曜日と、土曜日はお客さんも多いが、日曜日はだめなので、わたしは「お休み」になっているの」
「ハマグリは、すましがいいが、アサリは、味噌汁でないとうまくないよ」
「おい、おい、秀太。細かい注文をつけるなよ」 
 秀太は、美穂に甘えているなと感じたが、それは、家族に対する甘えのように安心感を伴ったものであったので、驚いた。

バラク・フセイン・オバマ

2009年01月21日 15時04分39秒 | 気まま日記
オバマ新大統領の演説は・・・・。

当たり前と言えば当たり前なのだが・・・。
あんなに「CHANGE」を連発していたが、リンカーンの使った聖書に手を置いたり、大恐慌時代のルーズベルトや若き大統領のケネデイなどの演説を巧みに利用して、困難な時代だと演出していた。
やはり、アメリカの原点に帰るべきとの考えなのでしょう。「変革」は、掛け声だけで充分なのでしょう。変革は、原点回帰とも言える演出手法だったのか。ガッカリとの声がハネムーン(大統領のハネムーンとして、大目にみてやるぞとする期間100日)を過ぎると噴出しないかな。

世界的不況(恐慌といっていいかも)や絶望的な環境破壊などをアメリカは容認してきた。京都議定書さえ守ろうとしない。巨大なマネーゲームの暴走も許した。
オバマも、強いアメリカを取り戻そうと、日本に理不尽な要求を突きつけてくるでしょう。麻生君では、持ちこたえられないかも。

我が日本も褒められたものではない。利己主義の企業が蔓延して、巨大な内部留保も目隠しで、弱者切捨てが定着したようだ。

こうなったら、不人気の麻生某首相は、じゃんじゃんお札を刷って大インフレを演出しよう。お金の値打ちをゼロにすれば、国や地方自治体やローンに苦しむ庶民だって救われる。貧乏人も金持ちも平等になる。だって金の値打ちがなくなるんですから。麻生は英雄にだってなれる。
それとも、「徳政令」や「棄捐令(きえんれい)」で借金棒引きでもやってみるか?

そして、そこから日本を再生しよう!


姫路城

2009年01月20日 20時36分41秒 | 気まま日記
姫路城を撮りに行った。

壁紙カレンダー用に。しかし、どんよりの曇り空は、※年末には見えなくなるので、輝くような白壁は撮りたいのに・・・。止む無く天守閣とか50枚ほど撮ったが、気に入らん。時間がきたので(20日になった)加工して張り付けた。(左下リンク:姫路城の秘密Ⅱ)

来月は、いいものを期待して下さい!

※姫路城の平成大修理で、6年もの間、大屋根でお隠れになる。化粧直しされた姿を見ることは出来ないように思う。(病気がちだし、平均寿命を越えるから)

小説 2

2009年01月19日 15時00分36秒 | 小説
国道二百五十号線はゴールデンウイークでかなり渋滞していた。
「ゴクン」と車の止まるショックを感じて目をあけると、ほぼ満車の駐車場であった。なにか口寂しいので、たばこでもと、ポケットを探ると一万円札が二枚でてきた。いつも同じ服を着ているので、妹が忍ばせてくれたようだ。たばこは、なかった。ごそごそしている、落ち着かないそぶりを見て、剛志が、たばこを差し出してくれた。ひとくち大きく吸い込んだとき、たばこの煙と潮の香りが入り込んで、すこし眠気は去った。
 休憩所からの眺めは、遠浅の海が随分潮が退いて、砂浜が見えているところや、浅い水溜りは、家族ずれや職場のグループらしい人たちで、混み合っているように見えた。
 海に入ってみると、外から見えたのと違い、自分のテリトリーに他人がづかづかと踏み込んでくるような、不快感が起きるような小さな空間ではなかった。 
 熊手とか、小さなバケツ等は、剛志が用意していた。美穂も帽子や長袖の服装など潮干狩りにふさわしい格好をしている。それに比べて秀太は、履物まで用意していなかったので、運動靴を脱ごうとして、「貝殻で足を切るといけないから」と美穂からゴム草履を渡された。
 服装はそのまま海に入るしかないので、少しだけ「情けないなあー」との感情が浮かんだが、投げやりな気分がそれを押し流してくれた。
 一時間程海にいると、昼近くになったので、海岸の松林の木陰で「お昼にする」ことになった。濡れたズボンは気になったが、寝転んでみると、浜風の松籟の下、木漏れ日が顔のあたりでちらちらして、まどろんでくる心地よさに秀太は、例えようのない満足感を覚えた。
「秀太くん、海にいてしゃがんだり中腰だったりで、すこし疲れたでしょう。お弁当を広げたのでこちらに来て食べなさいよ」
「秀太のことを、亜季さんが俺に相談するもんだから、複雑な気持ちなんだろう」
「剛志が、亜季の話し相手になってくれることは、両親もいないし、兄貴も頼りないから、感謝しているよ」
 亜季と剛志のことは、仲良くしてほしいという感情と、兄妹の中に踏み込んでほしくないという複雑な感情があったが、言葉になってみると、思っていることは言えてなかった。
 しかし、追加する言葉は、見つからなかった。