森林公園から和光市に移動して、理化学研究所を訪問しました。初めての訪問ですが、大学とはかなり異なった独特な雰囲気が漂うところですね。
こちらでは鋳造のシミュレーションについて研究者の方のお話をうかがいました。現行の湯流れや凝固のシミュレーションはまだまだ未完成なものであって、近似値に基づいたものに過ぎないということを知りました。近似値にならざるを得ない最大の理由は、溶融金属の動きについて計測ができないという点であり、また固相、液相、気相が混じり合い、しかも時間が経ることによってこれらが刻々と変化していくという複雑性にあること、さらに溶融金属の粘性が水とほとんど同じであることも解析を難しくしていること、などを教えていただきました。鋳造の現場ではまだまだ長年の経験や勘に頼る部分が多いと聞かされていましたが、やはりそうなんですね。
何しろ文系人間なので、お話の内容をどの程度理解できたものか怪しいですが、大変勉強になりました。これだけ未解明の領域があり、しかも産業界でのニーズもありそうな分野であるのに、どうして日本には金属の研究者が少ないのかな、と思いました。
こちらでは鋳造のシミュレーションについて研究者の方のお話をうかがいました。現行の湯流れや凝固のシミュレーションはまだまだ未完成なものであって、近似値に基づいたものに過ぎないということを知りました。近似値にならざるを得ない最大の理由は、溶融金属の動きについて計測ができないという点であり、また固相、液相、気相が混じり合い、しかも時間が経ることによってこれらが刻々と変化していくという複雑性にあること、さらに溶融金属の粘性が水とほとんど同じであることも解析を難しくしていること、などを教えていただきました。鋳造の現場ではまだまだ長年の経験や勘に頼る部分が多いと聞かされていましたが、やはりそうなんですね。
何しろ文系人間なので、お話の内容をどの程度理解できたものか怪しいですが、大変勉強になりました。これだけ未解明の領域があり、しかも産業界でのニーズもありそうな分野であるのに、どうして日本には金属の研究者が少ないのかな、と思いました。