クニの部屋 -北武蔵の風土記-

郷土作家の歴史ハックツ部屋。

熊谷に“獅子”や“神”が現れた?

2014年12月05日 | 民俗の部屋
熊谷会館は、県立熊谷女子高校の近くにある。
11月29日(日)の午後、
“郷土芸能”が公開された。

題して「第4回 埼玉県民俗芸能公開事業 未来に伝えよう、ふるさとの芸能」。
埼玉県教育委員会の主催である。

出演したのは、
内ヶ島万作踊り保存会(深谷市)、
台町獅子舞保存会(本庄市)、
駒衣伊勢音頭保存会(美里町)、
別府小学校東別府祭ばやし保存会(熊谷市)、
金鑽神楽永田組(深谷市)の面々。

特別出演の東別府祭ばやし保存会以外は、
県指定もしくは市指定無形民俗文化財となっている。
郷土芸能を一般公開することで、
その文化を守り、未来に伝えることを趣旨としているという。

地域で培ってきた伝統芸能と、愛され続けてきた芸が詰まっている。
おそらく、原型は他地域から入ってきたのだろう。
それを、長い年月をかけて独自の色を出している。
その地域の風土、あるいは人の好みなどが影響して、
アレンジされてきたのかもしれない。

開演前は生憎の雨だったが、
全ての演目が終了した頃には太陽が顔を出していた。
獅子が恵みの雨を降らしたのかもしれないという司会者の言葉も頷ける。

ちなみに、数年前に仕事でお世話になった人ともバッタリ顔を合わせた。
人づてや論文でその活躍を知っていたが、
お元気そうで何より。
それもまた、獅子か神か芸能がもたらしたサプライズだったのかもしれない。


埼玉県熊谷市


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