
羽生市三田ヶ谷にある宝蔵寺沼ムジナモ自生地は、
昭和41年5月に国指定の天然記念物となった。
よく誤解されるのは、
ムジナモが天然記念物ではないということだ。
確かにムジナモは絶滅危惧種になっているが、
天然記念物になったのは三田ヶ谷の“自生地”である。
実はこの自生地、
指定早々に解除されそうになった。
事件は夏に起こる。
台風の襲来である。
台風は大雨を降らせ、
その影響によって自生地は増水。
“沼”と言っても新田開発による“堀上田”で、
何本もの堀が四方八方横たわっているような状態だ。
これが増水によって堀は水没。
大きな沼となる。
ムジナモは根無し草ゆえに、
水の流れができればあっという間にどこかへ行ってしまう。
自生地の水没によって、ムジナモは大量に流出。
危うく指定解除になるところだったのだ。
国指定の文化財は、羽生市ではいまのところ宝蔵寺沼だけだ。
天然記念物というだけあって、
環境の変化の影響を大きく受ける。
人の環境への配慮は、この先ますます高まっていくだろう。
ちなみに、羽生市立郷土資料館では、
展示室ロビーにムジナモを展示している。
地元の三田ヶ谷小学校の児童が作ったムジナモ紙芝居も隣に展示。
「ムジナモ」を写真で見ても、
実物を目にしたことのない人は少なくない。
滅多に咲かないムジナモの花は“まぼろし”と言われるが、
これも咲き次第館内放送をしている。
この機会にぜひムジナモを見に行こう。
ついでに国指定の宝蔵寺沼ムジナモ自生地に足を運べば、
さらに理解が深まるのと同時に、
環境の大切さを認識するだろう。
ところで、夏休みのお友だち“自由研究”は終わっただろうか。
まだの子は、ムジナモを使ってみてはいかがだろうか?

増水した宝蔵寺沼ムジナモ自生地
埼玉県羽生市三田ヶ谷

ムジナモ

普段のムジナモ自生地



羽生郷土資料館でのムジナモ展示

羽生市立図書館・郷土資料館
http://www.lib.city.hanyu.saitama.jp/
昭和41年5月に国指定の天然記念物となった。
よく誤解されるのは、
ムジナモが天然記念物ではないということだ。
確かにムジナモは絶滅危惧種になっているが、
天然記念物になったのは三田ヶ谷の“自生地”である。
実はこの自生地、
指定早々に解除されそうになった。
事件は夏に起こる。
台風の襲来である。
台風は大雨を降らせ、
その影響によって自生地は増水。
“沼”と言っても新田開発による“堀上田”で、
何本もの堀が四方八方横たわっているような状態だ。
これが増水によって堀は水没。
大きな沼となる。
ムジナモは根無し草ゆえに、
水の流れができればあっという間にどこかへ行ってしまう。
自生地の水没によって、ムジナモは大量に流出。
危うく指定解除になるところだったのだ。
国指定の文化財は、羽生市ではいまのところ宝蔵寺沼だけだ。
天然記念物というだけあって、
環境の変化の影響を大きく受ける。
人の環境への配慮は、この先ますます高まっていくだろう。
ちなみに、羽生市立郷土資料館では、
展示室ロビーにムジナモを展示している。
地元の三田ヶ谷小学校の児童が作ったムジナモ紙芝居も隣に展示。
「ムジナモ」を写真で見ても、
実物を目にしたことのない人は少なくない。
滅多に咲かないムジナモの花は“まぼろし”と言われるが、
これも咲き次第館内放送をしている。
この機会にぜひムジナモを見に行こう。
ついでに国指定の宝蔵寺沼ムジナモ自生地に足を運べば、
さらに理解が深まるのと同時に、
環境の大切さを認識するだろう。
ところで、夏休みのお友だち“自由研究”は終わっただろうか。
まだの子は、ムジナモを使ってみてはいかがだろうか?

増水した宝蔵寺沼ムジナモ自生地
埼玉県羽生市三田ヶ谷

ムジナモ

普段のムジナモ自生地



羽生郷土資料館でのムジナモ展示

羽生市立図書館・郷土資料館
http://www.lib.city.hanyu.saitama.jp/
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