埼玉県立歴史と民俗の博物館は、大宮公園内にある。
平成30年9月2日(日)まで開催されているのは、
企画展「古文書 大公開!―みる・よむ・しらべる埼玉―」。
そのタイトルの通り、古文書が一堂に会している。
展示資料点数はおよそ200点。
県史や市町村史等で目にしたことはあっても、
実物は見たことのなかったものが展示されていた。
歴史を叙述する根拠となっている史料群だ。
歴史を伝える語り部と言っていい。
パソコンやスマホなどの普及によって、
電子で情報を発信・受け取ることが多い。
Windows95が発売された1995年を一つの転機とすると、
20年以上はデジタル化の波の中を生きてきたわけだが、
僕はやはり紙に文字を書く行為が好きだ。
紙にはぬくもりを感じる。
文字を書いた人の熱気や生命の息吹も。
紙媒体が好きな人は少なくないから、
消えると言われた書籍もなくならないのだろう。
古文書は現代でいう公文書のようなもの。
通知文、依頼文、案内、辞令、進達文、副申、報告書など、
言い方は違えども本質的なものは変わっていないと思う。
公文書を読み解くことで、当時の時代が見えてくる。
公文書は必要とされて作成されるものだから、
時代の証言者と言っても言い過ぎではない。
いま国や地方公共団体が作成している公文書も、
100年も経てば歴史的資料になるだろう。
ところで、企画展の導入部に視聴覚映像が流れている。
企画展に関連する映像がDVDで再生されているのだ。
2つのタイトルの内の1つ、「県史を物語る宝庫 ―県立文書館―」を観ていたら、
思わず目を丸くした。
文書館主催の古文書講習会の参加者に、
羽生城研究者の冨田勝治先生が映っているではないか。
この映像は1985年に作成されたもの。
ということは、先生が70代半ばの姿ということになる。
当時僕は先生を知らないから懐かしさを覚えることはないが、
「時代」のようなものを感じる。
先生と出会うのは、それからおよそ20年後のことだから。
DVDの中には知っている顔もあった。
若い。
当時の文書館の職員は、制服着用みたいな決まりごとがあったらしい。
みんな白衣を着ていた。
そんなレトロとも言える映像も観られる企画展「古文書 大公開!―みる・よむ・しらべる埼玉―」は、
9月2日まで開催している。
自由研究の材料として使用するにはいささか難しいだろうか。
この夏、古文書を通して憧れの歴史的人物に会えるかもしれない。
平成30年9月2日(日)まで開催されているのは、
企画展「古文書 大公開!―みる・よむ・しらべる埼玉―」。
そのタイトルの通り、古文書が一堂に会している。
展示資料点数はおよそ200点。
県史や市町村史等で目にしたことはあっても、
実物は見たことのなかったものが展示されていた。
歴史を叙述する根拠となっている史料群だ。
歴史を伝える語り部と言っていい。
パソコンやスマホなどの普及によって、
電子で情報を発信・受け取ることが多い。
Windows95が発売された1995年を一つの転機とすると、
20年以上はデジタル化の波の中を生きてきたわけだが、
僕はやはり紙に文字を書く行為が好きだ。
紙にはぬくもりを感じる。
文字を書いた人の熱気や生命の息吹も。
紙媒体が好きな人は少なくないから、
消えると言われた書籍もなくならないのだろう。
古文書は現代でいう公文書のようなもの。
通知文、依頼文、案内、辞令、進達文、副申、報告書など、
言い方は違えども本質的なものは変わっていないと思う。
公文書を読み解くことで、当時の時代が見えてくる。
公文書は必要とされて作成されるものだから、
時代の証言者と言っても言い過ぎではない。
いま国や地方公共団体が作成している公文書も、
100年も経てば歴史的資料になるだろう。
ところで、企画展の導入部に視聴覚映像が流れている。
企画展に関連する映像がDVDで再生されているのだ。
2つのタイトルの内の1つ、「県史を物語る宝庫 ―県立文書館―」を観ていたら、
思わず目を丸くした。
文書館主催の古文書講習会の参加者に、
羽生城研究者の冨田勝治先生が映っているではないか。
この映像は1985年に作成されたもの。
ということは、先生が70代半ばの姿ということになる。
当時僕は先生を知らないから懐かしさを覚えることはないが、
「時代」のようなものを感じる。
先生と出会うのは、それからおよそ20年後のことだから。
DVDの中には知っている顔もあった。
若い。
当時の文書館の職員は、制服着用みたいな決まりごとがあったらしい。
みんな白衣を着ていた。
そんなレトロとも言える映像も観られる企画展「古文書 大公開!―みる・よむ・しらべる埼玉―」は、
9月2日まで開催している。
自由研究の材料として使用するにはいささか難しいだろうか。
この夏、古文書を通して憧れの歴史的人物に会えるかもしれない。