


最愛の母を亡くし、夫を裏切って放蕩を繰り返して離婚、絶望のどん底にいる女性(シェリル)が、
自分を見つめ直すためにパシフィック・クレスト・トレイルというアメリカ西海岸の自然歩道を
1600キロ歩き続けた自叙伝の映画化。
苦難の連続の旅と、これまでの人生の回顧録が行き来しますが、それは孤独な旅の中で、
交錯しているシェリルの心の中そのものです。
過酷な旅の中の一つ一つの出会いに重みがあります。
いい出会いばかりではありません

けれど、色々な人たち、出来事、苦難、風景、動物、自然との出会いによって、本当の自分を
少しずつ取り戻していきます。
悲しい過去、自分自身の弱さ、周囲の人たちの愛、などなど、気づき、認め、受け入れる覚悟が
できていったのかもしれません。
お母さん、見たことあると思ったら、ジュラシックパークのエリーでした
