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スポーツ祭東京2013 カヌー・スラローム(10/6撮影)

2013-10-09 19:30:20 | スポーツ祭東京2013
 こんにちわ、くまドンです。

 今回は、カヌー・スラローム競技の撮影です。場所は奥多摩の御岳渓谷(みたけけいこく)です。
 JR御嶽駅(みたけえき)のすぐ前を流れる多摩川(たまがわ)にカヌー競技の会場があります。
 この駅は、武蔵御嶽神社や御岳山、高水三山などへの入口としても有名なので、
 当日は、登山・ハイキング客も多く下車していました。
 天気は、午前中は曇りでしたが、雨も降らず、午後からは太陽が顔を見せるような天気となりました。

 結構、高さのある深い渓流です。歩いて下りていくと、カヌー・スラロームの会場がありました。

 「くまどん」が、この御嶽渓谷に来たのも10年ぶりぐらいかもしれません。観戦の人も一杯来ています。
 放送席からの説明によると、朝の到着時に1000人、午後は2000人もの観客がいたそうです。

 上流に見えるアーチ型の橋の少し向こう側がスタートラインです。
 渓流では、デモンストレーションが始まっていました。デモンストレーションの時は、競技前に演技者がカヌー・スラローム競技の説明をするため、途中で休憩をはさみながら、演技者がゆっくりコースを下っていきます。

 デモンストレーションが終わると、本番の競技と同じように一気にコースを下るフォアランになります。
 さて、競技開始ですが、「くまドン」もカヌー競技の撮影も初めて、撮影枚数も多すぎて、写真の整理が追いつきませんので、上流の方から適当に並べています。
 高知

 今回撮影したのは、「カヌー・スラーロームのカヤックシングル15ゲート」です。
 (国体では別に25ゲートの種目もありました)
 競技の説明板を見ると、スタートからゴールまでの400m間の渓流に15のゲートが設置されていて、そのゲートを指定された方向に必ず通過しなければなりません。
 緑のゲート(ダウンゲート)は、川の流れの上流から下流に向かって通過します。

 赤のゲート(アップゲート)は、逆に下流から上流に向かって通らなければなりません。
 北海道

 ゲートに触れずに通過(セーフ、ペナルティ0点)すれば問題ありませんが、人体・カヌー・パドルのいずれかでもゲートに接触すると、ペナルティ2点、ゲートを通過できなかった場合は、ペナルティ50点が加算されます。
 新潟

 スタートからゴールまでのタイムにペナルティが加算されて、各人の得点が決まります。
 例えば、タイムが1分31秒50で、ゲートに接触が2カ所、ゲート不通過が1カ所とすると、
 (タイム:1秒1点で91.50点)+(ゲート接触2点×2カ所=4点)+(ゲート不通過50点×1カ所=50点)
  =91.50+4+50=145.50点となります。(点数が少ない程、順位が高いです。)
 神奈川

 スタートからゴールまで、どのようなコース・方法で各ゲートを通過していくかは、各選手の考え・イメージにより決まるそうで、かなりの経験と知恵でルートを決め、それを実行する技術・正確性・体力が要求される競技だそうです。
 地元の東京代表・女子の竹下選手です。

 各選手の競技は2回行われ、2回のうち良い方(早い方)が、その選手のタイムとなります。
 国体のカヌー・スラロームには、ゲートが無く、スタートからゴールまでのタイムを競うワイルドウォータという種目もあります。(距離が400mと1500mの2種目ありました)
 こちらは、競技開始前のフォアランの選手です。ベテランの中に若手の人もフォアランに参加していました。

 見ての通り、急流の岩の間を動き回るのですから、色々な技術・経験・体力が必要な為、選手の育成に年数がかかるそうです。国体の選手が若手から30歳過ぎのベテランまで出場している競技も珍しいです。
 佐賀

 カヤックの形が水の抵抗を小さくする菱形(ひしがた)をしているとは言え、よく急流の中で、アップゲートを逆流したり、川を横切ったり、時には停止できるものだと驚きます。
 岩手

 当日は、2000人もの観戦者が訪れたので、観戦席(満席)だけでなく、川岸での観戦も許可されました。
 (ただし、競技の判定の為、ゲートを吊ってあるワイヤーロープには触れない位置で観戦することが条件です。)
 愛知

 水の中には岩が潜んでいます。たまに、カヤックが水中の岩に当り、「ゴッ!」というすごい音が聞こえます。
 急流でカヤックのスピードも早くなりますから、時々、この音を聞くと、ぞっとします。
 今回のカヌー・スラロームの出場選手は、男子25名・女子20名です。各都道府県から選ばれた代表が、さらに地域予選を勝ち抜いてきた選手ばかりですから、優れた選手ばかりです。
 鳥取

 地元の東京・男子の安藤選手です。
 コース最難関の11番ゲートを見事にクリアです。

 山口 続く、難関12番ゲートを後ろ向きに通過

 前日の雨の影響で、川の水量が多く、各選手も、この場所でのカヤックの制御には苦労していました。
 (もっとも、前日のカヤック・シングル25ゲートは一日中雨で、さらに悪条件だったらしいですが)
 富山

 カヤックのスピードが、かなり早いので、撮影時の設定は、野外撮影にも関わらず、シャッター速度が1/400秒より早くなるように、ISO感度をISO400~800に設定。「くまドン」は、のんびりしているので、シャッタータイミングには自信がありませんので、連写機能オンで撮影しました。(連写をすると、撮影後にカメラが10秒ほどデータ処理の時間が必要になり、撮影不可になる短所がありますので、一長一短ですが・・・・)
 福島

 撮影は調子良く進み、電池の3本しっかり充電してきたので余裕があるのですが、午後の後半でトラブルです。
 カメラの液晶ディスプレイに「メモリカードのメモリ残量がなくなりました」の表示・・・・・・・?
 連写機能(5枚連写)で撮影していましたので、撮影枚数は2000枚を軽く超えていました。国体競技の撮影では、トリミングの可能性を考慮して、撮影1枚当りのデータサイズを18MB設定(最大)にしていました。実データサイズが1枚あたり7~8MBありますので、16GBのメモリカードが満タンになっても当り前ですね・・・・・・・・(汗)
 最後のアップゲートを通過する千葉代表

 とりあえず、競技の合間に5枚連写のうち、不要と思われる写真を削除して、メモリカードの記憶領域を作るという操作を繰り返して、最後まで撮影を続けました。
 (急いでいる時に削除の操作を間違えると、メモリ全消去になり、危険ですので、不用意に真似しないでください。)
 ゴールする熊本代表

 競技終了後にレジェンドカップと言うイベントをやってました。他のイベントもありましたので、次回のブログもカヌー・スラロームの競技です。(弓道のブログがうまくまとめられず、カヌーが先になりました。)

 最後に少し横道にそれますが、今回のカヌー競技を見て思いましたことを少し話してみます。
 オリンピックのカヌー・スラローム会場として、江戸川区の葛西臨海公園に人工渓流を作る計画になっていますが、これだけの渓流が東京にあるのに建設費24億円(訂正しました)と、施設の維持費に都民の税金を使う必要があるのか?という疑問が湧きました。(昭和30年代・40年代の高度成長期に建てた学校などの公共施設が耐久年数を超えて建て替えが必要になっている時代に、都の財政の使い道が違うのでは?)
 また、逆に、美しい渓流の岩にワイヤロープを留めるアンカーが打ちこまれているのを見ると、自然の風景写真が好きな「くまドン」にとって、オリンピックなどの競技を名目に、日本の美しい渓流を、いたずらに壊さないでほしいという思いもあり、複雑な心境です。(大きな観覧席を作れば、川沿いの木も切られて、渓流美が壊されてしまいますしね)


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