庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

終戦の日~角栄の言葉より

2024-08-15 09:50:38 | 日記・エッセイ・コラム

今日8月15日は、戦後79回目の終戦(敗戦)の日です。

この国の岸田政権は物価高等に苦しむ国民の声も聞かず、防衛費(軍事費)を
一方的に倍増し、米国の言いなりになって敵基地攻撃能力を持つミサイル等の
高額な兵器を米国から爆買いし、増税して軍拡を押し進めようとしている。

戦後この国が平和憲法の下で一貫して堅守してきた平和主義、専守防衛政策も
簡単に捨て去ろうとしている。

戦争の悲惨さや本当の怖さを知らない、戦後生まれの政治家ばかりになってし
まった今、再び危険な道へと進んでいるような気がしてならない。。

終戦(敗戦)の日を機会に、改めて日本の歴史を振り返って勉強してみるとと
もに、この国のあり方について本当にそれで良いのか?、今一度じっくりと考
えてみることも大切かもしれません。

以前図書館から借りて読んだ「田中角栄の言葉」の一説を再掲しておきます。

田中角栄が44歳の時、第二次池田勇人内閣で重要閣僚である大蔵大臣に就任
した際のスピーチを紹介します。 

現在の財務省である大蔵省は、官僚の中でも一番のエリートが集う組織です。

小学校卒の田中角栄がトップになったと聞き、最初は官僚たちも馬鹿にしてい
たようですが・・

就任時のこのスピーチで、角栄は大蔵省エリートたちを一気に虜にしたそうです。。

・・・・・・・・・・・・・・・
「私が田中角栄だ。小学校高等科卒業である。これから一緒に仕事をするには
互いによく知り合うことが大切だ。我と思わん者は誰でも大臣室に来てほしい。

上司の許可はいらん。出来ることはやる。出来ないことはやらない。
しかしすべての責任はこの俺が取る。以上」
・・・・・・・・・・・・・・・

最近の、責任逃れや保身にばかり走る政治家たちの言葉と違い、このスピーチは
心に響くものがありますね。

最近の新聞、TV等の大手メデイアは為政者に忖度して、国民世論を権力者側に
都合の良い方向へ世論誘導するような報道ばかり垂れ流す。

新聞、TV等の報道をあまり信用して鵜吞みにしてはいけない!。

裏金・脱税問題などで”知らぬ存ぜぬ” などと責任逃ればかり
する今の自民党の政治家に聞かせてやりたい言葉です。

田中角栄に関しては、功罪含めて色々な評価があるが・・・

改めて、田中角栄という人物のスケールの大きさを再認識した。

戦争の本当の怖さや悲惨さを知らない世代ばかりになりつつある今・・

かって田中角栄が危惧した通り、再び怖い世の中になりつつある気がする・・

この国の未来が心配です。

故・菅原文太の言葉より
「政治の役割は2つ。
 国民を飢えさせないこと、絶対に戦争をしないこと」

コメント
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