屋台で考える ＠ おでんが高級料理になってどうする！

　実は私、自他共に認めるおでん好きでして、雪のしんしんと積もる冬に　アツアツのおでんがおいしいのは当然にしても　夏でもよくおでん屋にゆきます。

　金沢にも老舗おでん屋がたくさんあり、いずこも美味なること間違いないのですが、唯一の不満は「庶民価格」ではないことですね。もはや高級料理に近くなってます。

　観光客が『るるぶ』片手に、由緒正しい老舗店を訪ね、お会計の時にびっくりすることも少なくありません。

　おでんは　もちろん酒肴ではあるけど、ご飯のおかず、惣菜でもあるはず。または、おやつ代わりというべきか。事実、おそ松くんのチビ太は、いつもおでんの串を持ってるよね。そんなおでんが　高くていいはずはないです。

　先日、出張先のとある地方都市で、飲み会の後、ふらふら街を歩いていると、おでんの屋台が！！（冒頭の写真）。物腰柔らかいご夫婦で切り盛りされている様子。

　たらふく飲んだ後だったので、酒は頼まず、〆のラーメン代わりに　おでんを頂きました。

　こんにゃく、大根、春菊、タマネギ（めずらしいタネですよね）を　頂きました。４品で４８０円なり！。もう国宝級の安さですねえ。でも味は、金沢の老舗店に勝るとも劣らぬ　おいしさでしたよ。不覚にも店名を見るのを忘れてしまいました（残念）

　老舗店で、カニやバイ貝など、高級食材が高いのはやむを得ないとしても、普通のタネまでも、それ相応の値段なのは、店の賃借料や維持管理費、従業員の人件費のせいかな。

　まあ、居酒屋全国チェーン店の「安かろう　不味かろう」では困りますが、個人経営の店で、そんなに不味いものが出るわけもありませんし、後は、価格が庶民価格であれば言うことなしですね。


　↓左がタマネギ　右が春菊です