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『103歳になってわかったこと』は 実は昔からわかっていたんでしょう


 今日からいよいよ7月ですねえ。今年の夏も熱いかなあ~。昔は真夏だって最高気温32度くらいにしかならなかったように思います。いまは37度なんてのもフツーですね。これも地球温暖化の結果でしょうか。100年前はどうだったんでしょうかねえ。街もいまよりずっと水と緑にあふれ、その分気温が高くなりすぎることを防いでいたんじゃないでしょうか

 さて、生来の天の邪鬼である僕は、いわゆる「ベストセラー」の本は読まないです。テレビのワイドショーで話題になっている(話題になるように仕掛けている)本なんか、意地でも読まないって考えで半世紀以上生きてきました。冬幻社の本なんて その代表格ですねえ。

 この篠田桃紅の『103歳になってわかったこと』もそんな本の一つでした。でしたが、ひょんなことから読むことになりましたが、いや~ 面白かったですねえ。

「100歳はこの世の治外法権」
「甲骨文字の『人』は、一人で立っている。2本の線が支えあわなくてはならない『人』とは違い、相手への過度な依存はしない」
「歳を取るということは クリエイトするということ」
「年寄りは昔の話ばかりすると言われるけど、他に話題がないからではなく、視点が高くなるから、過去のことがよく見えるようになるため」

・・・万事この調子で、簡潔な無駄のない文章に 輝く真理がちりばめられていました。それにしても、言っている内容は「103歳になってわかった」んじゃなくて、こういう生き方を貫いてき人は 「昔からわかっていた」んだと思います。はい。それができるから 生涯、美術家なんだと思います

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