金沢に暮らし始めて40数年.。この街で「見たものは、見た」。最近は「軒端に冬の山晴れて見ゆ」って心境に。
金沢暮らしの日々 ~努力は時々 報われる~
池田町界隈~美味な酒肴と天ぷらで心地よい夜 @ 『小泉』
天ぷらの小泉さんに初入店しました。店は片町の繁華街から移転して3ケ月、池田町の住宅街の普通の古い民家を素敵に改修しています。僕らは19時の予約で、5分前に到着。店に入ると 黒服のホテルマンみないた接客係の男性が「大変申し訳ありません。開店時のお客様のお食事がまだ続いておりますので、しばらくの間、こちらでお待ちください」とのこと。いいですよ。いいですよ。待ちますよ~。案内されたのは6人がけのテーブルの個室です。落ちついた設えですねえ。ここで食事もできるのかな。待合室にしておくのはもったいない素敵なお部屋です。
15分ほど待って ようやくカウンターに案内されました。一番奥の2席です。右手に8人掛けのカウンターと厨房があります。白木の香りも清々しいですね。窓の外は趣味のいい坪庭です。先客は2人×3組。恰幅がいいけど優しい表情が印象的な店主は、その名も小泉清二郎さんです。割烹着にネクタイ姿も凛々しい若い女性の料理人さんもおられました。
この店の料理は「天ぷらコース」と「刺身や酒肴もプラスのコース」の2種です。今回は 後者を予約しました。先付は「ずいきと蒸しアワビ」です。髪の毛のように細い刻み海苔がかかっています。蒸しアワビは、独特の臭いが気になりましたが味はおいしいです。酒は竹葉の大吟醸からスタート。真鍮製(ですよね)の「銚子」で供されます。刺身はめじまぐろと白身魚(名を失念。。)のアラの炙りです。更にすっぽん鍋の椀です。人生初体験のすっぽんの味は・・・予想していた「濃いめの味」ではなく、意外とアッサリ薄味でしたが、正直言って、僕の残りの人生で「すっぽん屋に自ら行くことはないなあ」です。その他にも3種ほどの酒肴を頂きました。
後半はお待たせの天ぷらです。魚も野菜もさっぱりとした味で いくらでもお腹に入りますねえ。やはり天ぷら店は天ぷらが一番です。〆は天茶漬けを頂き、デザートはライチと佐藤錦です。僕らの天ぷらが始まる頃には、先客の3組はみな帰られ、その後は新たな客は来ず貸し切り状態に。なので店主さんと少しお話しさせていただきました。
大阪出身で料理人の修行は大阪でして、毎年金沢に来てる間に、金沢の味と人に惚れて、金沢で天ぷら店を開かれたそうです。ちなみに「待合室」となっていた冒頭の6人用の個室は、店が落ち着いたら客室として利用するかもしれないけど、今は移転直後の3人体制なので、今のところその予定はない模様。確かに、天ぷら店は目の前で揚げるを見れて、心地よい音を聞けるカウンターの勝る席はなしですよね。
店主は新しい酒を注文するたびに、その酒の瓶を目の前に持ってきてくれ、酒の氏素性を丁寧に説明してくださいます。あっ 店にはワインクーラーもありましたよ。ワインと天ぷらも意外と相性いいかもしれません。この日は「天ぷらと酒肴コース」×2、日本酒1合×4種 で〆て25,800円でした。ごちそうさまでした。
明日の日曜日 ブログお休みします
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