大人になっても 人はブランコに乗りたがる・・・

子供の時は、もちろんみんなブランコに乗って遊んだよね。
　
　大人になって、公園でジャングルジムに登る人はあんまりいないよね。だって　いい年したおじさんが　一人でジャングルジムに登ってると、どうみたって「変なおじさん」だよね。警察から「そこで何してるんですか」と職務質問され、「なんにもしていません」と正直に答えようものなら、ますます怪しまれるね。

　それに比べ、ブランコって思わず乗りたくなるよね。しかも、大人がブランコに乗るって行為は、市民権を得てると思う。テレビのドラマでも　夜の公園のブランコにに　主人公たちが乗って、思わず本音をポロリと漏らす・・っていうシーンがありがちだよね。

　たぶん、ブランコに乗ると、素直になれるんだろうね。足が地面から離れ、全身が空中を　ゆ～ら～り　ゆ～ら～りと　漂っているわけで、それがどこかしら「頼るものは自分自身しかない」っていう心境と　ダブルんだろうね。自分自身に正直になれる。なんかそんな気がするね。

　だから、決意を定めると、主人公は　勢いよくパッと　ブランコから飛び降りるんだね。
　現実も、そのようにスカッといきたいもんです。


　↓ジャングルジムには登らないようにねっ
　


あさみちゆき　夕焼けブランコ