「バイを たたいてもらおうか」 ＠ 富山市新富町 『寿し晴』

　この店、以前は駅前の「シネマ美食街」にありましたね。駅前の再開発にともない、中心部寄りの繁華街のビルの２Ｆに移転しました。

　富山では超人気店で、どんなに不況でも、どんなにコロナでも、連日ほぼ満席です。それは寿司云々より、大将の気風（きっぷ）の良さ故でしょうか。

　この日も水曜ですが、小あがり席は埋まり、カウンターが２席空いているだけでした。ちょうどネタケースの真ん前です。店はコロナ対策は特にしていない様子（苦笑）

　小生　「白貝（しろがい）を刺身と、梅貝（ばいがい）お願いします」
　大将　「梅貝は、さしみ？それともたたきにする？」
　小生　「じゃ、バイタタでおねがいします」

　　って感じでスタート。

　このバイタタがこの店の名物のひとつで、バイガイの身と、ワタとわさびをたたいて和えたものです。わたのうま味と身の食感と、ワサビの爽やかな辛味が絶妙にマッチングして、酒が進む進む。

　分量的には、身を全部食べた後も、わたの部分が残りますので、それを軍艦巻きにしてくれるのです。これがまた美味い。

　隣席の “娘でも孫でもないことは一目瞭然の超ミニスカートの若い女性” を引き連れたおじいさん、「じゃこっちも、ばいをたたいてもらおうか」と大将に渋い声で言います。

　おお～いいねえ。その言い方。小生も次回は「大将　ばいをたたいてくんな」とでも言おうかしら。まあそれが様になるためには、あと２０年位年齢を重ねることが必要かな。

　いやいや年齢よりも「誰と来るか」ですね、きっと（笑）。あのおじいさんのお連れさん　もしや奥様？？（驚）。









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