ワシはある意味健康オタクなんで、特に今後発生する確率が高いであろう
生活習慣病についてはけっこう気を使って生活しています。
知っている方もいると思いますが、ワシの食事量はフードファイター程では
ないにしても、一回の摂取量は大盛りを通り越し、爆盛り級くらい食べます。
だから20代後半からは胃の噴門が耐えられなくなって逆流性食道炎による
慢性的な胸焼けが続いています。
これはそのままにしておくと噴門を通過した強烈な胃酸が食道を攻撃し、
食道の粘膜が徐々にバレット化して食道癌発生の一要因になる訳です。
最初は太田胃散やサクロン(胃粘膜保護剤)で治まっていたものが、
徐々に効果が薄くなってきてガスター(H2ブロッカー)に変更し、
そのガスターも最終的にはまったく効果が見られなくなり、最後に行きつくのが
パリエットやネキシウムのようなプロトンポンプ阻害薬です。
これは強力な制酸効果があるので、消化器内科医とよく相談し、
食道がバレット化する前に処方してもらいましょう。
生活改善が人付き合いにより難しいのはわかりますが、逆流性食道炎を
放置するといずれ間違いなく命取りになりますよ。
まぁ~ちょっと話が反れましたが、実は健康診断の便潜血検査に一年おきに
陽性反応が出ます。2回法のうちの1回に反応がある訳です。
別に不摂生をしている訳ではないし、便通も至って正常なんだから、
あえて検査をする必要はないと思っていても、何回か陽性というのも
気持ちのいいものではなく、ましてや血液検査に数値を外れた異常値が出て、
しかも3週間程度の軟便~下痢が続き、左下腹部に違和感があるとくりゃ~
そりゃ検査せい!という事にもなるでしょう。
自分的には国家試験と親父の入院と職場の問題などが重複した事により
自律神経のバランス不良が原因の過敏性腸症候群だと信じたいのですが、
いかんせん国家試験が間近に迫る中、検査結果が大腸ポリープもしくは
大腸癌なんて診断が出た日にゃ試験どころの騒ぎではないので、
ひたすら試験が終わるまでは検査を我慢していた訳です。
で、先日やっと大腸内視鏡検査を受けてきたんですが、検査結果は至って正常。
悪い所は何一つない健康な腸なんで、3~5年は検査をしなくてもいいと
Drからお墨付をもらいました。
大腸癌は40才を過ぎた辺りから急激に増加し、60台でピークを迎えるのですが、
40才台で大腸癌が増えると言う事は、言うなれば30才台後半には
既に大腸ポリープが出来ていると言う計算になります。
大腸ポリープに関しては癌ではないので発見されてもなんら臆することは
ないですが、大半はこのポリープが数年かけて癌化することが知られています。
ですから、いきなり大腸に癌が発生するというのは
数的にはそんなに無いのでしょう。
大腸内視鏡検査は、胸部や頭部の病変をしらべるX線検査や
糖尿をしらべる血液検査のように、来院して手軽に受けられる
検査ではない事(前準備が非常に面倒くさい)と、医師にお尻を見られるのが
恥ずかしいという理由で、少しくらい調子が悪くても病院にはかからず、
我慢して我慢していよいよどうしようもなくなって検査を実施したら、
ステージ3以上に癌が進行していて、既に手の施しようがないという事態が
多々あるのです。
そのおかげて女性に関しては癌の死亡第1位にまでなっています。
要するに女性からもっとも嫌がられる検査の第1位ということなんですね。
でも、こんなことで助かる命が助からなくなるなんて・・
ましてや子育て中の若いお母さんがこんな事態になるのは悲しすぎます。
実は今回のワシの症状を考察すると、
まずは①数年前から左下腹部に圧迫様の違和感が発生し、これについては
CTで異常が無い事を確認しているが、小さなポリープや粘膜に発生した
癌を調べることは難しいということ、
②便潜血に陽性反応が出たものの、これは下痢により直腸もしくは肛門に目に
見えない裂創が発生し、それによる出血が要因になっている可能性があること、
③3週間以上継続する下痢については、時折正常に戻ったと思ったら
便が異様に細く、その後またすぐ下痢に戻って3日おきに排便されるなどの
症状も、過度なストレスが原因で普通に起こり得るということ、
以上のような一連の症状は、実は大腸癌患者には普通にみられる所見なのです。
何が言いたいのかと言えば、大腸内視鏡検査を受けなければ大腸癌なのか、
大腸ポリープなのか、クローン病や潰瘍性大腸炎のような指定難病なのか、
心因反応によるものなのかの確定診断がほぼ出来ないと言う事なんですよ。
よほどの事がない限りは30才台で内視鏡を受けろとは言わないですが、
40才を過ぎたら一度は内視鏡検査を実施して、腸内環境に異常がないかどうか
だけでも調べてもらうのは非常に重要だと思う訳です。
今は女性スタッフのみで対応してくれる消化器内科が増えているし、
検査着もほとんど肌を露出することがないため、少しでも異常が認められたり、
懸念される自覚症状がある方はまずは検査を受けてみてはいかがでしょうか。
大腸癌は早期に発見できれば100%完治する癌な訳ですから、こんな癌に
人生を台無しにされるくらいなら、きちんと検査を受けて
すっきりと安心した生活を送ってほしいのです。
最後になりますが、ワシの腸内は今回健康そのもので何の異常も
見つからなかった訳ですけれども、それは消化器系には常に気を配って
日常生活を送っているからにほかならず、継続しておいて良かったなと
つくづく思うのです。
朝は食物繊維が豊富なフルーツグラノーラに小量の牛乳をかけて
良く噛んで食べる。昼は必ず野菜ジュースを一本飲んで不足しがちな
野菜質を補う。なるべく間食はせず、夕食は大豆や魚中心で、遅くても
就寝の3時間前には済ませるよう心掛ける。
そして職場ではポリフェノールを多く含有する緑茶を最低でも
一日4~5杯は飲んでいます。健康の為にこれだけの事をしていても
大腸に癌やポリープが見つかったらどうしよう・・・なんて心配も
していましたが、日頃積み重ねた努力は結果を裏切らないということが
今回の検査で証明されてほっとしています。
年齢が40才以上でタバコを吸う人、毎日お酒を飲む人、肉食中心で野菜を
ほとんど摂らない人、ピザやハンバーガーなどの低栄養高カロリー食を
好んで食べる人はマジで注意が必要です。
てなわけで、長々と書きましたが今後の皆様の健康寿命を延ばすための
参考にして頂ければ幸いです(^^)v
受けて正解やろ~~♪
早期に判ってワシもほっとしています。
仲間内にもぜひすすめてくださいね。
とくにつっち~(笑)
そうですね~ピロリ検査は絶対に受けたほうがいいです。
状況は違うのでしょうが、雨上りの宮迫氏も自覚症状は
全くないのに巨大な胃癌が見つかったでしょ~?
あれはあのまま放置してたら間違いなく手遅れでした。
そんな事例が普通にあるから恐ろしいです(*_*)
職場の友人は胃カメラでは幸いなことに異常なしだった。でも、組織検査はしたかどうかもわからない。
俺の慢性胃炎はバリウムによるものです。
ピロリ菌か~。サンクス。来年ひっかかったらマジで検査してみるよ。
随分ご無沙汰しておりましたがお元気でしたか?
バリウム飲んで内皮性ガン疑ということは
造影で胃粘膜下腫瘍があったということなんですかね~・・・
まぁ胃カメラ飲んで組織精検して問題なければエエですね。
慢性胃炎ってバリウム飲んでその診断?胃の萎縮とかあるんかな?
ピロリ菌に感染してると自覚症状なくても粘膜異常が指摘される可能性あるんで
毎年ひっかるようなら一度検査してみてはどう?
ピロリ菌を放置すると将来間違いなく胃癌になるよ(笑)
医療系の記事はいつも面白く、説得力あるね~。
先日職場の健康診断で、バリウム飲んだ友人が引っ掛かったんだ。たしか「内皮性ガンの疑いあり、要精検」だと。
バリウムでそんなことわかるもんなの?俺も2年連続慢性胃炎と言われるし。胃なんか絶好調だっての。
wakaさんの御意見を是非!
ネキシウムはいいお薬ですよね(笑)
年齢と共にどうしても噴門は弱ってきますから
お腹いっぱい食べると胃液が逆流しますよね~・・・
大腸カメラは最低でも45才を超えたら一度は受けて下され。
何ともなければ5年は大丈夫って言われるので
1年間くらい安心して暴飲暴食できますな(^m^)
現在は胸焼け等の症状が無いので服用は中止してますが、症状が出たら直ぐに飲めるように30日分処方してもらってます。
食生活はもともと野菜中心なのですが、食べ過ぎと・・・やはり運動不足に依るものでしょうか?若い頃から20㎏近く肥えた事が原因ではと言われ、
現在は週3~4回、平均6~7㎞のジョギングを行っています。
年1回の便潜血検査も異常なく、快便ですが大腸カメラは1度受けておこうと思います。