手稲山麓チッターズ

北海道中彷徨奇譚

盤渓某所

2011年05月21日 | 山菜

今日の天気予報は雨のち曇りだった・・・(悲)

早朝から盤渓に出撃予定だったが、前日つっちーと深夜まで

飲んでいた為、8:00出撃になってしまいました。

ポイントに行くには進入禁止ゲート前に車を止め

30分ばかり歩くので、9:00現地到着です。

到着と同時にGOODサイズのタラの新芽をGET。

ウドは・・・・・・ちょっと厳しいです。

一週間ばかり遅かったようですね。

昨年に比べると少し細いかな???

う~~ん・・・(==;)

長さ的にはBESTなんですが、やっぱ細いですね。

なんか・・・こんなんばっかし・・(悲)

かなり上の方まで歩いてきたら良さげなウドを発見しましたが

40cm程度まで伸びて葉の開いているのがほとんどですわ。

あ~あ・・・・5日くらい早かったら最高だったのになぁ~・・・・残念!

うるさく選別しながら採取すると・・・やっぱ数は少なくなるっす・・・

家族の夕食1回分といったところでしょうか。

いいモノしか持ってこなかったんで味は最高でした(笑)

次回は6月のネマガリタケかなぁ~。

厚田某所なら最高級のモノをGETできるんですが

ハイリスク・ハイリターンだからなぁ~・・・

谷底へ車ごと転落⇒爆発炎上なんて事も考えられる場所やし

やっぱし行くの止めときます(笑)

 


やられた・・・・

2011年05月17日 | 山菜

平取奥地より連れ帰って来たのであろうマダニに咬傷を受けてから

早2週間以上が経過した。しかし・・・

ものの見事に遊走性紅斑が出現してますな(悲)

無症状だったんでまったく気がつきませんでした。

これってちょっとヤバくないです???

皮膚科の病気には疎いんですが、どうにもライム病発症だけは

避けたいんで、明日仕事休んで皮膚科を受診してこようと思います。

でも・・・抗生物質なら大抵のモノは職場で出してもらえるんですがね・・・

皮膚病をみれるDrはいないだろうし、やはり専門医にかかって

どの種類の抗生剤が効くのか見極めてもらったほうが無難ですよね。

刺されてから発見するまで2日間は超えていないと思われるし

たぶん大丈夫だと信じたいのだが・・・

なんか腹立ちますな・・・ダニ(;-"-メ)

※画像はイメージです(ー"ー)y=~~~

 


ウド開幕か?

2011年05月08日 | 山菜

5/6古平某所です。

当然の事ながらウドはまだまだ早いんでないの~?なんて思いつつ

様子見がてら類猿人Tと古平方面へやってきたのですが・・・

雪で道が塞がれており奥へ入って行けません・・・

左奥に見えるオレンジ色のマッチ棒みたいなのが類猿人Tです。

仕方がないので違う林道へ進入するも至る所に残雪があります。

やっぱしまだ時期が早いんですね・・・

カタクリは全盛ですね。アチコチで見れます。

ちょっと砂防ダムに寄り道です。類猿人Tは無類の釣りキチなんで、

ダムを無造作に通り過ぎるなんて事は100%有り得ないのです・・・

しかし・・・よ~やりますわ(ーー;)

ワシはあんな所まで行くのは絶対に無理でヤンス。

ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!Ψ(T◇T)Ψ

もしかしたら突風に煽られて転落・・・なんてこたぁ考えんのでしょうか??

落ちたら骨折だけじゃ済まんがな~。

ちゅ~か・・・ぜんぜん釣れる気配なさそうなんで先を急ぎましょう。

コゴミもいい感じになってますね。

もし今日ウドが採れなければコゴミを持って帰ります。

ちょっと話はそれますが、昨年の秋に記録的な大雨の影響で

ここら辺一帯が大洪水に見舞われ、林道や堤防といった人工建造物が

大被害を受けたようです。その爪あとはこんなところにも・・・

画像の木の遥か上のほうまで流木等が引っかかってますよね。

ワシら堤防の上から見てるんですけど、木の根元から上の流木までは

実際3mくらいの高さがあります。

当時現場にいたらさぞかし恐ろしい光景だったんでしょうね・・・。

ウドの楽園に到着。ここはどこよりも早いウド採取スポットなんですが・・・

案の定小さ過ぎます・・・(悲)

どこもかしこもこんなんばっかですわ・・・

もうちっと上の方へ行ってみることに。

当然の事ながら上に行けば行くほど残雪も多くなってきますね。

今日はもう無理なんちゃうの?

なんて諦めかけたその瞬間、真横の土手になんまら良さげなウド発見!!

しかし・・・ワシは本日これだけでしたわ(悲)

このままじゃ帰れないんでウドの新芽を幾らかとコゴミを少々刈り取ります。

もう少し上を目指そうかと思ったが、見てのとおり山道が川に化けてます。

春山では良く見る光景ですね。本日はこれにて終了です。

帰り道の途中にある池にはカエルやサンショウウオの卵がワヤです(笑)

この画像内には少なく見積もって7匹のエゾアカガエルが確認できます。

どこにいるかわかるかな???(^m^)

今季初物のウドとコゴミの天麩羅。

味は・・・・う~ん・・・・まぁまぁかな(笑)

散歩に連れて行ってもらえず、ワシの帰りをベランダのバルコニーの上で

一日中待っていたという犬キチ・・・。すっかりイジけモードに突入しています。

明日はいつもの倍の時間連れてくんで今日はマジ勘弁して下さい(笑)


魔境・平取奥地2011

2011年05月01日 | 山菜

今年も平取奥地へとやってきた。

平取といっても住所的に日高町であり、日高山脈の裾野に位置している。

ここは言わずと知れたヒグマの牙城であり細心の注意が必要だ。

入山口から遥か上流方面を望むと、思わず身震いしてしまいそうな

何か不気味な様相をかもし出していた・・・・・

今回のメンバーは「そば処・味彩」のゲマタニ社長、類猿人T、そして

ゲマタニ社長のオジキと私の計4名である。

ゲマタニ社長は早朝3:45のフィッシュランドで爆竹7箱を買い占めていた。

彼は過去に手稲山の裏側でヒグマに殺されかけた経緯があるため

山に入るときは誰よりも重装備なのである(ーー;)

AM6:00です。

まず手始めに爆竹100連発を鳴らし入山を開始。

雪解け水の影響で川の水位が思った以上に深く急流と化していた。

ここの地形は川の両サイドが険しいV字地形のため、

雨が降ろうものならあっという間に濁流が押し寄せるのであろう。

その証拠に河原には巨大な流木が至る所に転がっている。

天気予報では曇りのち雨となっていたが、撤収予定時刻の

14:00までならば多分大丈夫だろう・・・。

ヒグマとの遭遇も恐ろしいが雨天時には鉄砲水の警戒にも

細心の注意を払う必要はあるだろう。

画像ではわかり難いですが、かなりの急流で思わず足を掬われそうになります。

入山開始から5分後、ゲマタニ社長が発見した獣道である。

付近にはヒグマやエゾシカの糞が大量に散乱していた。

ここで爆竹着火100連発!4人で交互に熊笛を吹きながら

足早に採取ポイントを目指す。

至る所で土砂崩れの形跡がハンパぢゃないです(悲)

なだれ落ちた土石流や倒木に何度も行く手を阻まれ、

そのたびに山側へ大きく迂回を余儀なくされる。

迂回の最中、上方へ目をやると、今にも崩れ落ちそうな不安定な

巨大岩石群が幾つも確認でき、思わず背中に冷たいものが走る。

もうヒグマどころの騒ぎぢゃないがな!(恐)

どれくらいの時間を歩いたのだろうか・・・

河川には幾つもの支流があって、その支流の両サイドには

いい感じのギョウジャニンニクが群生していた。

よっしゃ!!ワシここで採ったろー!!!ヽ(◎w◎)/

早速支流の急斜面をサンショウウオのようによじ登る。

ここを登りきればギョウジャニンニクの楽園があるに違いない!

しかし・・・・画像からはわかりにくいですが、もの凄い急斜面である。 

こんな沢を上れるのは事実上サンショウウオかザリガニぐらいなモンだろう。

岩にしがみつきながら100m登った地点でいったん休憩・・。

恐る恐る来た道を振り返ると・・・・・あまりの急斜面に思わず足が竦む。

もはや引き返すのは不可能である・・前進あるのみ(涙)

 

散ったーーーーーー!!!!ヾ(;◎"◎;)ノ

なんと・・・垂直の崖にブチ当たりましたわ(悲)

何度粘ってもここを登るのはザリガニでも無理です。

無理して滑落でもしようものなら一気に谷底へ転げ落ちるでしょう。

その後・・・どうやって沢を下ってきたのか良く憶えてません・・・

登って降りた無駄な時間のトータル約1時間・・・

他のメンバーに完全に遅れをとってしまいました(悲)

それからほどなくして採取ポイントに到着。

他のメンバーは既に付近へ散ったらしく誰一人姿が見当たらない。

あちこちで熊笛の音は聞こえます(笑)

笛の音から察するに、皆は険しい斜面の遥か上方に居るようだ。

私は川から10mくらいの地点をトラバースしながらギョウジャニンニクの

群生地を探る。

というか・・・・もう既にあたり一帯が最高級品質のギョウジャニンニクで

ひしめいているではないですか!(笑)

もうワヤです(笑)

山の斜面全てギョウジャで埋め尽くされているといっても過言ではありません。

とても一人で採りきれる量ではないので、葉の開いていない極太のモノだけ

丁寧に選別し、片っ端からカッターで刈り取っていきます。

これくらいのサイズがナイスですよね。

でも、こんなにも下のほうにギョウジャニンニクの楽園があるにもかかわらず

なぜか他のメンバーは200m以上も上の傾斜70度超えの地点を

必死にトラバースしているようです・・・。ここの楽園を見落としたのだろうか(笑)

採取を開始してから、ものの1時間ほどでホームセンターの大型買い物袋

一つ分の採取を完了しました。手当たり次第に採ったのではなく

いいものだけを選別してこの量なんで、自分的にはもう充分な量ですが

他のメンバーが一体どこにいるのか皆目検討がつきません。

とにかくメンバー探しの旅に出ることに・・・(疲)

とりあえず100mほど登ってきましたが、やっぱし傾斜がハンパではなく

木の枝や根っこに摑まりながらでないと真っ逆様に転落してしまうでしょう。

この崩落ポイントで類猿人Tを発見!

しかしその直後に斜面を5mほど滑落しケツを強打していました(悲)

もう少し滑落距離が長ければ一気に下まで転落していたかもしれません。

てな訳で予定通り14:00に終了。

私は結局のところ大型の買い物袋1つ分で採取を完了しましたが

他のメンバーはその倍量といったところでしょうか。

あまり大量に採ると帰ってからの後処理が大変ですしね(笑)

札幌付近でこんなポイントがあれば言うことないんですけどね。

札幌からだと高速を利用してもアプローチに片道2時間以上を要する上に

現地到着し車を降りてから徒歩で1時間程度歩くので、本当に体力勝負

だと思います。しかも斜面の傾斜がハンパでなく色々な危険地点もある為

よほどの覚悟がない限りはここに来るのはやめたほうが無難でしょう。

トラバースの際に「この枝が折れたら100%死亡するだろう」的な

エピソードは沢山ありましたし命の保証なんて到底できません。

今年はもうここに来る機会は無いですが連休中にもう一度古平方面で

ギョウジャニンニクの採取を予定しています。

次のステージはウドの新芽採取ですね。楽しみです(^m^)b