まずは・・・身を守るためのVSヒグマ用必須アイテムのチェックである。
本当なら携帯用のナタがあれば尚ベストなのだが、場所が場所なだけに
極力荷物を減らしたいのである(ナタは本来必須アイテムに入ります)。
今回の参加メンバーの合計はなんと8人(男7・女1)である。
これ程の大人数で山菜採取に行くのはたぶんこれが初めてであろう。
昨年のヒグマ騒動のおかげでメンバー全員が少々ビビリモードである。
手始めに恒例の爆竹100連発と行きたいところだが、
近場のコンビニでは爆竹が全て売り切れであった・・・(T_T)
仕方ないのでアロキチのおもちゃ(火薬鉄砲)をパーン!パーン!と
鳴らし笛を吹きながらポイントへ向け出発・・・。
少なく見積もってもポイント到着まで30分は歩くのです。
ワシは持久力が無いので15分も歩くともうヘロヘロです・・・
しかもハイキングコースとは違い、鉄砲水で運ばれたであろう巨大な流木
などを乗り越えて行かなければならず、女性には少々きつい場所である。
昨年ワシがザリガニのようによじ登った沢まで来ました・・・。
途中絶壁にブチ当たり、泣く泣く引き返し無駄な1時間を費やした場所である。
やはり雪解け水の影響で水量は多く、油断していると大の大人でも
足をすくわれそうになるほどの急流です。
約30分後に現地到着。
それぞれが極上の行者ニンニクを求め各ポイントへ散っていきます。
ここは当然の如く携帯も一切使えない圏外地区で人里から何十キロも
離れた山中の為、最低限自分の身は自分自身で守らねばイカンのです。
今年も例年通り山の斜面は行者ニンニクで埋め尽くされています。
メンバーの皆さんはとにかく上へ上へと登って行くのですが、
沢から10~20mくらいの地点が一番極上のネギがあると思うのですが・・・
いい感じですね。
日あたりのいい場所なんで少し葉は開いてますけどね。
まだまだ全然許容範囲です。
これなんか申し分ないサイズですよね。
斜面の至る所にエゾシカの痕跡があります。
コイツら太くて状態のいいモノだけを根こそぎ食ってしまうのです。
まぁここは奴らのフィールドなんで仕方ないですけどね。
崖の上からたまぁにコブシ大の石が転がってきます。
頭に当たれば最悪即死ですから油断も隙もありません・・
ここのポイントもすごいですね。
とても一人で取りきれる量ではないんで極上品だけ選んで刈り取っていきます。
南側の斜面に「ゆかっち」発見!
音がしたのでヒグマかと思いちょっとビビリました(;ー"ー;)
少し上のほうまで登ってきて後ろを振り返ると・・・
とんでもない急斜面で思わず背筋がゾ~ッとします(高所恐怖症なんでw)。
至る所に綺麗な苔類がたくさん群生していました。
写真が趣味の人間には多分たまらない光景かと思います。
これは斜面の下のほうにあった倒木です。
写真では分かり難いですが、日差しと苔のコントラストが綺麗でしたよ。
何箇所もある崖崩れのポイントにはまだ雪渓が残されていました。
上に乗ると膝上までズボッと潜るのでちょっと危険です。
雪渓をトラバースすると、そこにはまだまだ極上のネギが群生していました。
これはまだ若い一枚葉のネギ。このまま放置で次の場所へ向かいます。
少し小さめですが太さは申し分ないサイズですね。
採取時間約4時間で、これだけの量を採取できました。
ちょっと少なめに見えるかもしれませんが、いいものだけ選んでこの量です。
本当は仕事を気にせずジンギスカンと一緒に食えるだけ食いたいんですが
そんな事したら職場で散るのは目に見えてます(爆)
吹田市の美食魔神「KABAGON」から毎年この時期になると
「ゴクジョウノギョウジャニンニクヲシキュウオクレ」との指示が出るため
当日のうちにクール便で発送完了です。残りは全て裏のオバチャン宅へ(笑)
この見返りは大阪遠征時に飛田新地で豪遊かな?( ̄ー ̄)ニヤリ