手稲山麓チッターズ

北海道中彷徨奇譚

さらばシーレイの巻

2013年11月30日 | 雑記

暇人のウニヘットが知りたがっているので記事にしてUPしておきます。

これは銭形警部と木村社長、他2名の共同所有船。

外国製の船内外機ウエイク仕様である。

もともとマーキュリー製の4.3L・4ストロークエンジンを搭載していたが

購入後すぐにエンジンブローし5.7Lに乗せ替え莫大な負債を抱える(悲)

しかも・・・その後一度もエンジンをかけることなく艇庫で7年もの歳月が流れ

エンジン内部は完全に固着しタイヤもパンク。もはや生ける屍状態である・・・。

そんな亡霊船も木村社長の努力によりついに買い手が見つかり

本日旅立つことになったのだが、ここは銭函奥地のさらに奥地の急勾配の

路地の上り坂の頂上付近のため、搬送用の10tトラックがここまで辿り着けず

インターチェンジ付近までこの船を下ろしてくれないと引き取りは出来ないと

今更ながら言い出す始末・・・(--;)

本来であれば今日はゲマタニ社長のプラドで牽引する予定であったのだが

彼の仕事の都合で急遽ワシが2t近いこの船を坂の下まで牽引する事に・・・

ちなみにワシの車は今年で4年目を迎えた5分山のチープなスタッドレスだ。

画像ではわかりにくいがスキー場のメルヘンコース並みの急勾配である。

しかも轍は路面が出ているのではなく、しっかりブラックアイスバーンと

化していた。この坂道の突き当たりは高速道路のフェンスがあり

タイヤがロックして暴走でもしたら非常に危険なのである・・・。

本来であればこのようなデンジャラスな依頼など到底受け入れないのだが

本日引き渡しが達成できなければこの話は流れてしまうらしい・・・

散々悩んだ末、スリップして暴走しそうになった場合の打ち合わせを綿密に

行い、時速2km走行を条件に牽引をスタート。坂の途中で4輪がロックし

加速しながら滑り出したときはマジで三途の川が見えました(悲)

これ以上の走行は危険と判断し、やむなく坂の途中でしばらく停止。

途方に暮れていると近所の住民から200m先にスリップ防止用の

砂利があるとの朗報をGET!しかもスコップまで貸してくれた(愛)

木村社長は徒歩で坂道を3往復し、ひたすら砂を運んでいた(爆)

銭型警部のプリウスと船を牽引ロープで連結し、万が一の時は

バックで逆牽引が出来る体制を整えて再度チャレンジする。

木村社長が働きバチの如くひたすら運んできた砂が功を奏し、なんとか無事に

船を坂の下におろすことが出来た。実に1時間30分もの時間を費やしましたよ。

ここからインターチェンジまではロードヒーティングでアスファルトが出てるので

牽引自体は楽勝です。さて、インターチェンジに待機している10tトラックには

クレーンで船をトレーラーごと持ち上げて運ぶのだという。

携帯カメラを構えワクワクしながらその光景を待っていたら・・・

なんと木村社長は本日買取業者に渡すはずの船検証を自分の車の中に

置き忘れてきたのだという・・・

木村氏の車は手稲のワシの家に・・・この馬鹿チン!!!(((;◎"◎メ)))メラメラ

結局楽しみにしていた荷揚げ作業を見ることなく半強制的に

手稲に帰還せざるを得ない状況となったのであ~る・・・(完)


戦慄怪奇!AOGガレージ騒動

2013年11月09日 | 雑記

時は21時。

オールワンガレージの木村社長は悩んでいた・・・

何がって???(-_-)

話はウニヘットが神奈川に帰還した11/6(水)に遡る。

木村社長が何気に深夜のガレージを訪れると、棚に置いてあった

廃油ケースが床に落ちていた。

その時は特に気にも留めず廃油ケースを元の位置に戻したのだが

翌朝ガレージを訪れると、今度は大きなバケツがガレージの中央付近

に無造作に転がっていたのである。

ガタイの割りに人一倍臆病な彼の脳裏に不安がよぎる。

「まさか・・・泥棒?」

しかし、金目のものを物色したような痕跡は微塵もなかったのである・・・

そして次の日の夜。

彼が恐る恐るガレージを訪れると・・・・

なんと脚立の上に並べておいたチロルチョコきなこ味のプラバケツが

二個とも床に転がっているではないかっ!!臆病者の彼は

「ポッ!!ポルターガイストぢゃぁぁああ!!!」

雄叫びをあげながら、まるで弾丸のように両親の居る

3階フロアーへと駆け登るのであった(悲)

ワシがこの騒動を聞いたのは本日の昼下がりである。

誰かがこのガレージに夜な夜な忍び込んでいる事は間違いないのだが

家族や泥棒ではないとするとやはり心霊現象なのだろうか・・・(怖)

現場検証時に問題の「チロルチョコきなこ味」のバケツに目をやると・・・

蓋が無残に削り取られている痕跡を発見!しかも両方ともである。

勘のいい方ならもうお気づきであろう・・・。

そう・・・犯人はネズミである。

状況から察するにほぼ間違いなくクマネズミの仕業だろう。

しかしここは3階建ての一階基礎部分で全てコンクリに覆われているため

ネズミの侵入経路は皆無のハズであるのだが・・・。

となると怪しいのは排水溝である。だが木村社長は排水溝の穴を網で

塞いでいるため、排水溝からの侵入は100パーセント有り得ないと。

それでも実際に夜な夜なネズミが侵入しているのは間違いないのであるし

皆に攻めたてられ渋々電光掲示板装置をずらして調べて見ると・・・

ネズミにかじりとられ見事に網が破損し大部分が紛失!(核爆)

これでネズミの侵入経路は特定できました( ̄ー ̄)ニヤリ

一度家に戻りワシの愛用ネズミ捕り器を持参。

ネズミの通路になりそうな場所に早速仕掛けを設置完了。

エサはシャウエッセンだ(笑)

人がいると姿を現さないのは明白なので、メシでも食いながら1~2時間程度

時間をつぶして様子を見ることになったのだが、小心者の木村社長は

排水溝に綿や空き缶、雑巾などで仮蓋を必死に作成していた(悲)

近所の大衆食堂でゲマタニ社長も含め3人で遅めの夕食をとり

約2時間後に再びガレージへ戻ってきたのだが・・・

あり???仕掛けの蓋が閉まってるぞ!(--;)

罠にかかってるがな!(爆)

それも見事な大きさのクマネズミである。

それにしても頭がいいんだか悪いんだか良くわからん生物ですな(笑)

オリの中で必死に「ギー!ギー!」と猛烈に威嚇してます。

連日常に険しい表情であった木村社長にもやっと安堵の笑みが見られ

携帯で写真を撮る余裕も見せていた。これでやっと仕事に専念できると。

だが彼は肝心なことをわかっていない・・・。

この手の生物はゴキブリと一緒で1匹見つかれば

最低でもあと5匹は確実にいるという事を・・・(悲)

ちなみに彼はこのブログを見ていないため、この事を知る由も無く

明日の朝オールワンガレージ内に木村社長の黄色い叫び声が

こだまするのはほぼ間違いないだろう・・・。  --- 完( ̄ー ̄) ---

PS・・・

(ネズ公は写真撮影後、三樽別川付近の草原にリリースしています)