かなやま湖で悲しい事故が起きてしまいましたね。
お亡くなりになった方には心よりご冥福をお祈り申し上げます。
密封されたテント内で火を焚くと一酸化炭素中毒になり最悪の場合は死にます。
最悪の場合を免れても、ベッド上で四肢麻痺、体交換、気管切開、鼻腔栄養の
状態で一生介護を受けながらの生活となります。
軽症なんて超ラッキーを拾ったも一緒です。
大抵の場合は高次脳機能障害が残存し、自分が今どこで何をしているのかも
一生判断がつかなくなります。脳が酸欠になると脳細胞が死滅し、現代医学でも
再生させる事は出来ません。ワカサギテント内でバーベキューコンロや七輪で
炭を使用し暖を取ることは自殺と一緒です。
ワカサギ釣り専用のテントは大抵換気窓が装備されていますが、炭から発生する
膨大な一酸化炭素には到底太刀打ち出来ません。私はテント内でノーススターと
スポーツスターをガンガン焚いてワカサギ釣りをしていますが、どんなに寒くても
両方の換気窓と天井の換気口は強風だろうが大雪だろうがいつ何時も閉じることは
ありませんし、常にポンピングして加圧し、出来るだけ完全燃焼(青い炎)させる事を
心がけています。
そして大事なのはそんな状態でも一時間に一回はテントの入り口を満開にし、一度
外に出て深呼吸をすることでしょうか。何度も言いますが、テント内で炭を焚けば
確実に死ぬか植物状態になると思ってください。
楽しいはずのワカサギ釣りで死んでしまうなんて本当にいたたまれません。
他人は一切守ってくれません。
自分を、そして最愛の家族を守れるのは自分しかいないのですよ。
その辺を充分過ぎるほど肝に銘じ、今季残された時間は僅かですが
安全で楽しいワカサギ釣行をして頂ければ幸です。
以上、札幌広域公魚連合会からのお願いでした。