異教の地「日本」 ~二つの愛する”J”のために!

言論宗教の自由が保障され、ひとりひとりの人権が尊ばれ、共に生きることを喜ぶ、愛すべき日本の地であることを願う。

9/18-19「悲壮感はない、怒りと憤りだ」~議事堂を揺るがす「採決撤回!」のコール

2015-09-20 02:58:41 | 案内 情報 デモ 集会 逮捕

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「悲壮感はない、怒りと憤りだ」~議事堂を揺るがす「採決撤回!」のコール

 「戦争法案」の参院本会議採決は野党の抵抗と4万人をこえる国会包囲の力で、9月18日中の採決を許さなかった。日にちをまたぎ終電がなくなっても、国会周辺には千人を超える人々がいた。そして「野党ガンバレ」の声を上げ続けた。午前2時18分、本会議可決をスマホの中継画面で確認したシールズの奥田愛基さんは、間髪入れずに「採決撤回!」と叫んだ。怒りの大コールが深夜の議事堂を揺るがした。「ここには悲壮感はない。怒りと憤りだ」と語る奥田さん。続けて「賛成議員を落選させよう」のコールが上がった。もう次の運動が始まっているのだ。野党議員も議場から次々に報告に来た。「一人牛歩」をやった山本太郎さんは「首相はわが国の一番大切なものをアメリカに差し上げてしまった。大切なものなので返してもらうしかない。それができる政権をつくっていこう。いまからですよ」と呼びかけた。違憲立法のごり押し、そして本会議でも発言時間を制限するなど、最後まで安倍暴走は際立っていた。(M)

動画(湯本雅典 3分)

動画(レイバーネットTV 8分)

動画(木下昌明/作家と学生のスピーチ 10分)

↓過剰警備に抗議する人がいた

↓結局この日は参加者が多く、警察も4車線を開放した

↓正門前はぎっしり埋まる。集会は「総がかり行動」と「シールズ」が交代しながら深夜まで続いた

↓金子勝さん「満州事変が9.18だが、きょうの9.18も歴史に残るクーデターの日だ」

↓作家の室井佑月さん

↓作家の島田雅彦さん「これは民主主義のもっとも原理的運動だ」

↓議員会館側にもたくさんの人々。零時を過ぎても抗議が続いた

↓正門前、19日午前2時18分「成立」が伝わる。奥田愛基さん

↓「採決撤回!採決撤回!」怒りのコールが続いた

↓午前3時「一人牛歩」の山本太郎議員が来ると「タローコール」が起きた。民主党の福山哲朗議員・蓮舫議員、社民党の福島みずほ議員も駆けつけ、怒りの報告をした。

 

 


「さあ、廃止に向けてまた民主主義始めなきゃ」声明 (明日の自由を守る若手弁護士の会)

2015-09-20 02:31:48 | 平和 戦争 自衛隊

明日の自由を守る若手弁護士の会

https://www.facebook.com/asunojiyuu

【「さあ、廃止に向けてまた民主主義始めなきゃ」声明
~安全保障関連法案の強行採決に強く抗議
                           っていうかむしろ拒否!~】

 本日、集団的自衛権の行使を具体化する安全保障関連法案が、参議院本会議にて可決成立しました。私たち「明日の自由を守る若手弁護士の会」は、この歴史的な権力の暴挙に心の底から怒り、抗議します。

...

 思えば安倍政権の最大の特徴は、いつだって「民意に対する敵意とおそれ」でした。国民と国会からあらゆる情報を隠すための特定秘密保護法は、国民が自分の頭で考えることができない社会とおよそ議論ができなくなる国会を作るために作られました。次に、突然、「戦争放棄を宣言する憲法9条は、日本と何らかの関わりがある他国間の戦争への参加を認めている」と、およそ解釈とはいえない解釈改憲を閣議決定しました。
そして、今日。

 なぜ戦争を放棄して平和国家として積み重ねた70年間の歩みを方向転換して、先制攻撃も辞さない好戦的な国家へと変わらなければならないのか、私たちは理解できません。「安全保障環境が厳しさを増している」と政府・与党は物知り顔で繰り返し、戦争放棄をただの理想論かのように冷笑します。けれども、ホルムズ海峡が封鎖されることが現実的にあり得ないことは首相自身が認め、最大の貿易相手国である中国が侵略してくるなんて話も、ちょっと考えればファンタジーでしかないことは誰の目にも明らかです。国家と国家がもはや後戻りできないほど複雑に依存し合い、絶えず人々が行き交うこの国際社会の現実は、紛争を軍事力で「解決」できるなどという発想こそ時代遅れで、むしろ「対話」での歩み寄りこそが唯一最善の方法であることを教えてくれているように思えます。
 理論の上でも、集団的自衛権の行使はまぎれもない武力行使であり憲法9条に違反し、圧倒的な数の研究者・法律家によるいまだかつてない猛烈な批判が、同法案の破綻を暴いています。

 「対話」に価値を見いださない政権は、民主主義そのものをも、否定しました。野党からの質疑にはまともに答えず、また不誠実な議事運営を繰り返し、議論を拒否する姿勢を見事に貫いたのです。理性、知性、あるいは誠意。そのすべてをかなぐり捨ててまで法案を成立させた政府が、「国民の命と暮らしを守るための法律」「国民の理解が進むよう努力を重ねていきたい」と胸を張る姿は、グロテスクなまでの光景です。
 憲法を自分たちに都合のいいように読み、真摯な議論もないまま多数決で法案を成立させる政権には、立憲主義への理解も、民主主義への理解もなく、私たちは法律家としてこの暴力的な政権を断じて許すことはできません。

 国会を包囲した皆さん。
 勇気を持って議員にFAXを送った皆さん。
 思い切って街でプラカードを手にしてみた皆さん。
 まさか政治のことなんかで自分が涙を流すなんて、という思いで目を真っ赤にしている皆さん。
 言葉では言い表せないほど、悔しい。私たちも同じです。
 「戦争法案」は成立してしまった。
 でもまだ、自衛隊は「派兵」されていない。
 まだ、自衛隊は一発も銃を撃っていない。
 私たちには、まだいくらでもこの国の民主主義と平和を取り戻すチャンスがあります。

 この国の行方を決める最終的な決定者すなわち主権者は、私たち国民です。国民から逃げ続け、民意を軽視する議員さんに、私たちの想いを託すことはできません。
 皆さんが、来年の参議院議員選挙で、国民の声を誠実に聞き、憲法によってしばられていることを深く自覚した議員さんをたくさん当選させれば、戦争法の運用を止めることができます。戦争法を実行に移すための細かい施行規則の作成も、派兵のための国会承認も、阻めるでしょう。戦争法の廃止は、そこからスタートです。

 立憲主義は破壊された?
 民主主義は破壊された?
 そうかもしれません。
 もし、12万人で国会を包囲した時の高揚を忘れてしまうなら、もう終わりかもしれない。
 もし、「ごめんね、がんばったんだけど」と子どもに言い訳をしてまた慌ただしい日常に戻り、この数ヶ月のことを忘れてしまうなら、もう終わりかもしれない。

 こんなことでは終われない!
 終わらせるわけにはいかない!でしょう?

 憲法12条はいいます。「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。」
 69年前から、まるで今日のこの光景を見越していたかのようなメッセージは、悔し泣きしてる場合じゃないよ、と私たちの背中をパシっとたたきます。
 私と、大切な家族、そしてかけがえのない子どもの自由と、平和な明日を守るために。誇りある人間として、この国で生き続けるために。
 さあ、今からまた、民主主義、始めましょう。

 「あすわか」450名は、このままでは終わらせない主権者の皆さんと共に、これまでにない豊かで深い戦後デモクラシーをこの手で作り上げるために、不断の努力を続けます。

                2015年9月19日
                 「明日の自由を守る若手弁護士の会」
                     共同代表 神保 大地
                      〃   黒澤 いつき

 

 


弁護士有志の声明:参議院特別委員会の議決は不存在とみるしかないので、審議を再開してください

2015-09-20 02:25:37 | 政治 選挙 

明日の自由を守る若手弁護士の会

https://www.facebook.com/asunojiyuu

【参議院特別委員会の議決は不存在とみるしかないので、審議を再開してください】【弁護士有志の声明】

昨日の参議院特別委員会で、安保法制を可決したと報道されています。
でも、法律家の視点からあの状況を見ると、議決不存在、つまり、議決がなされていないとみるしかないように思います。
そんな考えに至った弁護士有志が、声明を出しました。
今日のたった4時間で、225名の弁護士から賛同が寄せられています。そのうち約半数があすわか会員ですので、ご紹介します。
ここにご紹介できなかったのですが、その後も弁護士からの賛同は増え続けています!
拡散お願いします!

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☆参議院「我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会」での安保関連法案の議決の不存在確認および審議の再開を求める弁護士有志声明☆

参議院「我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会」(以下「委員会」)は、平成27年9月17日午後4時30分頃、野党が出した鴻池祥肇(よしただ)委員長の不信任動議を賛成少数で否決し,その後、鴻池氏が委員長席に戻ったあとで、これまでの審議を締めくくる総括質疑を行わないまま、採決を強行したと報道されている。
しかし、傍聴していた者及びインターネット等で国会中継を見ていた者からはおよそ外形的に見て採決が存在したとは到底言い難い状況であった。また、速記録(未定稿)では、鴻池委員長が席に戻った後は「発言する者多く、議場騒然、聴取不能」と書かれている。

我々は、法的な見地から、次の2点を指摘したい。
1.まず,参議院規則及び会議体の議決の一般原則への違反である。
参議院規則136条1項は「議長は、表決を採ろうとするときは、表決に付する問題を宣告する。」と定めてい
る。

参議院規則137条1項は、「議長は、表決を採ろうとするときは、問題を可とする者を起立させ、その起立者の多少を認定して、その可否の結果を宣告する。」

そして,議決(表決)が,議員による議題に対する賛否の意思表明である以上、同136条1項の「議長」による表決に付する問題の「宣告」は,議決権を有する議員が明瞭に聞き取れるものでなければならない。これを欠いた「議決」は,なんらかの議員の意思表示がなされていたとしても,そもそも意思表明の対象を特定することができないのであるから,議決は外形的に不存在というほかない。

上記は参議院規則のみならず、会議体の議決の一般原則である。例えば、株主総会において、議長が議題を宣告しないのに、株主が挙手や起立をしても、それは議決とは認められない。

昨日(9月17日)の委員会についてみれば、委員会の映像記録を見ても、議長による議題の宣告がなされたことは確認できない。また、速記録でも、「聴取不能」とされており、議題の宣告がなされたことは一切確認できない。さらに、議決は、参議院規則137条1項にあるように、議題に賛成する者の起立で行われるが、映像記録を見ても速記録を見ても、「議場騒然」の状況であり、議題に対する賛成者が多数であるか否かを確認することが不可能な状況であった。これでは法的に見て議決が存在したとは到底評価することができない。

2.次に、委員会の参議院議員の多数派は、憲法99条に違反している点である。憲法99条は「天皇又は摂政及び国務大臣,国会議員,裁判官その他の公務員は,この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。」と定めている。したがって,憲法に適合する法律を制定するのが国会議員の職責である。また,仮に提出された法案が憲法に適合しないのであれば,憲法に適合する内容に修正するのが国会議員の職責である。現在国会にて審議中の安保法案の内容については、憲法違反であることが元・最高裁判所長官の山口繁氏,最高裁判所元判事,70名を超える元裁判官,歴代の内閣法制局長官を初めとする多くの法律家や学者によって指摘されており、憲法違反であることは明白である。また9月15日に中央公聴会、9月16日に地方公聴会を開催したばかりであるところ、それらの公聴会でも多くの公述人が安保法案を違憲と述べた。その中には、元最高裁裁判官の濱田邦夫氏も含まれている。憲法尊重擁護義務を国会議員に課す憲法99条に基づき、委員会の参議院議員は、公聴会での公述人の意見も踏まえて、安保法案を憲法に適合するものに修正するための審議を充分な時間をかけて行なうか、あるいは、改めて立法事実の存在から問い直し、安保法案を廃案にすべきではないかを検討すべき義務があった。採決を強行しようとした多数派は、かかる義務に違反している。

上記2点の指摘事項を総括すれば、委員会での安保法案の採決は、そもそも不存在であり、かつ憲法に違反する強行的な手段であったと言わざるを得ない。

念の為にいえば、議決の不存在とは、①議決の実施の事実がない場合のみならず、②一応議決と目すべきものは事実上存在するが、その成立過程の瑕疵が著しく、法的に議決があったと評価できない場合を含むものである。したがって、議決が存在するというためには、一応議決と目すべきものが事実上存在するだけでは足りないのである。

我々は、主権者として、かつ日本国の弁護士資格を有する者として、憲法尊重擁護義務を負う参議院議員に対して、「我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会」での安保関連法案の議決は存在しなかったことを主張するものである。同時に、参議院自身が、委員会での議決の不存在を認めるとともに、早急に審議を再開し、公述人等の意見を踏まえ、憲法に適合する法案を作成するための充実した審議を慎重に進めるべきことを求める。

弁護士有志一同(225名)
平成27年9月18日

順不同 以下全て弁護士
山中 眞人、宮腰 直子、福山 洋子、新倉 修、西田 美樹、白鳥 努、齋藤 祐介、伊藤 真、田中 淳哉、田中 篤子、西岡 芳樹、工藤 伸太郎、川上 順、二瓶 貴之、諸富 健、木村 庸五、後藤 好成、小林 孝志、太田 健義、永尾 廣久、寺田 昌弘、伊井 和彦、尾池 誠司、井堀 哲、金ヶ崎 絵美、笠松 健一、吉田 維一、岡田 理樹、内田 雅敏、大久保 賢一、青木 護、井之脇 寿一、小堀 清直、後藤 愛、末永 睦男、高橋 貴子、中山 和貴、新納 幸辰、野平 康博、増田 博、村山 耕次郎、森 雅美、森 一恵、瀬川 宏貴、中本 源太郎、金丸 祥子、滝澤 修一、杉浦 宇子、間宮 静香、菅 芳郎、川口 創、村井 敏邦、有馬 ゆきみ、梶原 利之、市川 清文、山下 富佐子、植竹 和弘、鈴木 隆文、辻 慎也、清田 乃り子、錦織 明、中溝 明子、竪 十萌子、坂本 知可、内山 宙、中澤 泰二郎、橋本 智子、福光 真紀、片山 直弥、見田村 勇磨、佐藤 智宏、野口 景子、青木 有加、青木 信也、葦名 ゆき、高木 野衣、結城 祐、舩澤 弘行、中平  史、新村 響子、佐々木 亮、山本 完自、松田 昌明、緒方 蘭、清水 奈緒子、佐野 就平、畑地 雅之、村田 良介、石田 弘太郎、舩尾 遼、守谷 自由、中島 万里、渡邉 一生、福永 紗織、寳耒 隆、山村 好男、古田 理史、徳田 隆裕、杉野 直子、井上 卓也、黒沼 有紗、塚本 和也、林 千賀子、田村 文佳、原田 真実子、小谷 成美、秋山 健司、服部 有、山田 暁子、橋本 敦、細見 茂、鎌田 幸夫、中西 基、中村 里香、安原 邦博、川上 麻里江、太田 啓子、室 穂高、木村 真実、馬越 俊佑、川元 志穂、清田 美喜、毛利 倫、三浦 杏奈、郷原 由合、大住 広太、堀江 哲史、上田 貴子、長谷川 悠美、端野 真、谷 次郎、柿沼 真利、伊藤 克之、白神 優理子、河野 善一郎、三井 嘉雄、古田 奈々、佐々木 淳夫、久堀 文、村角 明彦、中瀬 奈都子、藤原 家康、矢 暁子、湯山花苗、小出 真実、今泉 義竜、木村 夏美、堀金 博、小林 哲也、大多和 優子、青龍 美和子、星野 圭、神原 元、穂積 匡史、鈴木 麻子、宋 惠燕、永田 亮、蟹江 鬼太郎、楠 晋一、今村 幸次郎、早田 由布子、依田 有樹恵、馬場 啓丞、増田 悠作、大塩 慧、畠山 幸恵、徳住 堅治、島田 修一、大熊 政一、鴨田 哲郎、野澤 裕昭、宮坂 浩、山内 一浩、棗 一郎、圷 由美子、雪竹 奈緒、三枝 充、細永 貴子、園田 洋輔、橋本 俊和、西 晃、奥村 昌裕、小林 保夫、杉島 幸生、田村 陽平、馬渡 英樹、細田 初男、島田 浩孝、山元 勇気、西里 壮史、上田 月子、樋川 雅一、小峰 将太郎、依田 有樹恵、牧戸 美佳、徳井 義幸、森平 尚美、名波 大樹、谷 真介、林 治、寺西 環江、平尾 真吾、上山 信一、馬奈木 幹、西川 研一、山崎 徹、山添 拓、山本 雄一朗、平田 かおり、遠地 靖志、宇部 雄介、足立 悠、石島 淳、國嶋 洋伸、大久保 修一、小林 徹也、鈴木 康隆、村山 耕郎、三橋 閑花、高橋 由美、吉江 仁子、中村 晃基、武井 由起子(計225名)

 

 


どうか運動を続けて(吉永小百合)/あしたのための声明書(自由と平和のための京大有志の会)

2015-09-20 01:01:18 | 平和 戦争 自衛隊

 


                                                                          (赤旗 日曜版より)

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http://www.kyotounivfreedom.com/

自由と平和のための京大有志の会

あしたのための声明書

わたしたちは、忘れない。
人びとの声に耳をふさぎ、まともに答弁もせず法案を通した首相の厚顔を。
戦争に行きたくないと叫ぶ若者を「利己的」と罵った議員の無恥を。
強行採決も連休を過ぎれば忘れると言い放った官房長官の傲慢を。

わたしたちは、忘れない。
マスコミを懲らしめる、と恫喝した議員の思い上がりを。
権力に媚び、おもねるだけの報道人と言論人の醜さを。
居眠りに耽る議員たちの弛緩を。

わたしたちは、忘れない。
声を上げた若者たちの美しさを。
街頭に立ったお年寄りたちの威厳を。
内部からの告発に踏み切った人びとの勇気を。

わたしたちは、忘れない。
戦争の体験者が学生のデモに加わっていた姿を。
路上で、職場で、田んぼで、プラカードを掲げた人びとの決意を。
聞き届けられない声を、それでも上げつづけてきた人びとの苦しく切ない歴史を。

きょうは、はじまりの日。
憲法を貶めた法律を葬り去る作業のはじまり。
賛成票を投じたツケを議員たちが苦々しく噛みしめる日々のはじまり。
人の生命を軽んじ、人の尊厳を踏みにじる独裁政治の終わりのはじまり。
自由と平和への願いをさらに深く、さらに広く共有するための、あらゆる試みのはじまり。

 

わたしたちは、忘れない、あきらめない、屈しない。

自由と平和のための京大有志の会

 

あしたが まっている

わたしは わすれないぞ
ひとのはなしを ちゃんと きかないで
むりやり おかしなきまりを つくったおとなを
「けんかはいやだ」のきもちを わがままと きめつけて
ばかにしていた つめたいおとなを

ぼくは わすれないぞ
こわがらせて いばっていた おとなのかおや
こわがって ぺこぺこしていた おとなのかおを
たいせつな おはなしをしているのに
ぐうぐう ねていた おとなのかおを

わたしは わすれないよ
おかしいことは おかしいと つたえようとした
おねえさん おにいさんたちの しんけんなかおを
おばあさん おじいさんたちの おおきなこえを
だれにも あやつられない おとなたちの ゆうきを

ぼくは わすれないよ
つらいおもいでを むねにして たちあがった おとなを
きっぱり むねをはって こぶしをつきあげた おとなを
きいてもらえないかも しれないのに
ずっと こえをあげつづけた たくさんの おとなたちを

きょうからは わたしが ぼくが はじめるんだ
おとなが まちがったら わたしたちが なおす
ひとのはなしを きけるひとを ぼくたちが えらぶ
じぶんかってな おとなは わたしたちが やめさせる
「じゆう」や「へいわ」は ぼくたちの て で つかむんだ

わたしは わすれない
ぼくは わすれない
まだ なにも おわっていないから
あしたが まっているから

じゆうと へいわの ための きょうだい ゆうしの かい